無料ブログはココログ

« NIR光線発射 | Main | B&NとMS »

November 11, 2011

血液1滴「フィッシング」技術

血液検査の感度100倍 ノーベル賞・田中耕一さんらが新技術開発
2011.11.8

 健康診断などで行う血液検査の感度を従来の100倍に高める新技術を、ノーベル化学賞受賞者で島津製作所フェローの田中耕一さん(52)らが開発し8日、発表した。血液1滴でがんや生活習慣病などを早期診断したり、画期的な治療薬の開発につながる成果という。

 記者会見した田中さんは「今まであきらめていたものが、これで見えてくる。大きな自信を持って紹介できる」と笑顔で語った。

 田中さんらは、病気にかかると体内で新たな種類のタンパク質が作られ、その発見が診断や治療につながることに着目。人の免疫反応で重要な役割を果たす抗体を使って、10万種類以上のタンパク質から病気に関係するものだけを素早く見つけ出す方法を開発した。

 2本の腕を広げたようなYの字形をしている抗体の中心部に、バネのような構造を人工的に作製して取り付け、腕が自在に動いて目的のタンパク質を探し出せるようにした。この抗体を使って検査したところ、アルツハイマーの原因物質とみられるタンパク質を従来の100倍の感度で見つけ出すことに成功した。


田中さん、今度はちゃんと特許出してもらえましたか(^_^;)
海外出願もお願いしといてね。
『田中耕一、独創の方法』
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2005/04/post_c31d.html

ニュースリリース 島津製作所
http://www.shimadzu.co.jp/news/press/miq5fd0000000xy0.html

Miq5fd0000000y2z

上図は、抗体と抗原の関係を「フィッシング」に例えている。すなわち、多くの雑多な魚(タンパク質等の化合物)の中から、特定の注目する魚(抗原)のみを釣り上げるため、特別な釣り針とエサ(抗体)を用いる。 図1 「フィッシング」の概念図

Miq5fd0000000y3a_3

従来の抗体(左側)は ヒンジ部に自由度がほとんど無く、抗原を いわば「点」で捕まえていた。それに対し「可変抗体」(右側)は、ヒンジ部にバネ状の人工物を挿入することにより、ヒンジ部を頂点とした回転運動(と伸縮)が可能になり、抗原を面(立体)で捕捉できるため、捕捉効率が飛躍的に向上できる。

図2 従来の抗体と今回開発した「可変抗体」との違い


技術者でも医学に貢献できる場はたくさんあるんですねえ。

まだまだ田中さん、若いね。管理人が喜びます。一日一回、人気ブログランキングぷちっとな。【押す】≪コメントはここ

« NIR光線発射 | Main | B&NとMS »

「自然科学・工学」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61116/53216767

Listed below are links to weblogs that reference 血液1滴「フィッシング」技術:

« NIR光線発射 | Main | B&NとMS »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

更新情報

May 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31