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March 12, 2012

書談:中丸満著『源平興亡三百年』

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■『源平興亡三百年』
著者:中丸 満
出版:ソフトバンク
発行:2011.11
価格:798円

序章 武家の棟梁をめぐるバトル・ロワイアル
第1章 源平の登場--将門の乱からすべては始まった
第2章 飛躍する平家--時代を拓いた二つの戦い
第3章 平清盛の夢--平家政権の樹立と幻の国家構想
第4章 逆襲の源氏--義仲、義経、頼朝それぞれの戦い
第5章 武家の世の完成--鎌倉幕府の内部抗争
おわりに--源平動乱がもたらしたもの

源氏、平家は結構読んでいるのでこれと言って新しい知見はなかった。しかし、このように源平もまとめた本は類を見ないので価値ある一冊である。

平安時代から鎌倉時代初頭まで書いてあるのは源氏ファンにとってうれしい限りだ。

冒頭に出てくる「武士とは結局やくざと同じ。やくざ映画を読み解けば武士の思考がわかる」的な(飽くまでそのような記載)発想は斬新であると思う。

源平の抗争は将門の乱から始まるというのもその通りであると思う。学術者はその通りストレートに言えない(論証が何段も要る)ので、ライターである中丸氏の特権であろう。

前に読んだ平家もので清盛の偉大さはわかった。通説のように驕っているのは一部であり、知性も教養もあり、武芸にも達者なのであろう。それに比べ源氏はちょっとおっちょこちょいが多いw。

しかし、アマサイの源氏好きは本書で益々高まった。やはり、関東武士団と源頼朝の影響が大きい。源平交代説をもったとしても実質的に武士の世を作ったのは源氏である。鎌倉幕府、室町幕府にしてもそうである。

また、その源氏の輝きも平家あってこそである。

現代において学校の運動会でさえ、源平を模した白組、紅組で対戦することからしても、両者の出目と変遷は非常に興味深いものである。

参考:【中丸満氏インタビュー】経済人としても偉大な平清盛――源平の相克から見えてくるもの
http://www.sbbit.jp/article/cont1/24395


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