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November 16, 2012

細野秀雄:鉄系超伝導

先の仁科記念賞ですが、アマサイ的には細野先生の超伝導が一番興味がありますね。

ノーベル賞候補という見解もあります。@naosuzukake さん情報。

受 賞 者: 細野 秀雄 氏 Hideo Hosono 東京工業大学フロンティア研究機構教授 受賞業績: 鉄系超伝導体の発見 業績要旨: 細野秀雄氏は、2008 年1 月にLaFeAsO1-xFx(Tc=26K)という層状オキシニクタイドで鉄系の超伝導体を発見した。過去には、大きな磁気モーメントをもつ3d 遷移金属である鉄を含む化合物は、超伝導の発現には極めて不向きと信じられてきた。発見されたLaFeAsO1-xFx は転移温度Tc が比較的高かったことから、大きなインパクトを与え、世界中で鉄系超伝導の研究が急速に立ち上がり、最高のTc は銅酸化物超伝導体に次ぐ56K まで上昇している。多彩な母物質、多バンド由来のペアリング機構や高い磁場下でも大きい電流密度を持つなどが見出されるなど急速に展開しており、新大陸の発見と形容される大きな拡がりをみせている。さらに細野氏は、フッ素イオンの代りに水素マイナスイオンH-で酸素イオンサイトを置換するという斬新な発想で従来の2~4 倍量の電子ドープに成功し、LaFeAsO1-xHx ではこれまでに見出されていた領域に加え、0.23

その応用の広さから鉄系超伝導が注目の的となっています。
特許出願的にはこれが一番近いですかね。海外にも出願してますしね。

【公開番号】特開2009-234847(P2009-234847A)
【発明の名称】層状化合物からなる超伝導体及びその製造方法
【出願番号】特願2008-82386(P2008-82386)
【出願日】平成20年3月27日(2008.3.27)
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第1項適用申請有り (1)掲載日;2008年2月23日 掲載アドレス;http://project2005.msl.titech.ac.jp/symp2008/index.html (2)研究集会名;2008年春季第55回応用物理学関係連合講演会 共催者名;応用物理学会、計測自動制御学会、日本結晶学会、日本真空協会、日本顕微鏡学会、日本物理教育学会、日本分光学会 開催日;2008年3月27日~30日 開催場所;日本大学理工学部船橋キャンパス
【出願人】独立行政法人科学技術振興機構
【要約】
【課題】ペロブスカイト型銅酸化物に代わる新しい化合物組成からなる超伝導体を見出す
こと。
【解決手段】化学式A(TM)2Pn2[ただし、Aは、1族元素、2族元素又は3族元
素(Sc,Y及び希土類金属元素)から選ばれる少なくとも1種、TMは、Fe,Ru,
Os,Ni,Pd,Ptの遷移金属元素から選ばれる少なくとも1種、Pnは、15族元
素(プニコゲン元素)から選ばれる少なくとも1種である。]で表され、(TM)Pn層
とA元素からなる金属層とが交互に重なる無限層結晶構造を有する化合物からなることを
特徴とする超伝導体。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
化学式A(TM)2Pn2[ただし、Aは、長周期型周期表の1族、2族又は3族(Sc
,Y、及び希土類金属)元素の少なくとも1種、TMは、Fe,Ru,Os,Ni,Pd
,Ptの遷移金属元素から選ばれる少なくとも1種、Pnは、15族元素(プニコゲン元
素)から選ばれる少なくとも1種である。]で表され、(TM)Pn層とA元素からなる
金属層とが交互に重なる無限層結晶構造を有する化合物からなることを特徴とする超伝導
体。
【請求項2】
化学式A(TM)2Pn2において、Aは、長周期型周期表の1族、2族又は3族のいず
れか一族の元素の少なくとも1種と、該一族と異なる族の元素の少なくとも1種の組み合
わせであり、該組み合わせによって電子又はホールを無限層結晶構造の伝導層である(T
M)Pnにドープしたことを特徴とする請求項1に記載の超伝導体。
【請求項3】
化学式A(TM)2Pn2において、Aは、長周期型周期表の1族、2族又は3族のいず
れか一族の元素の少なくとも2種の組み合わせであり、該組み合わせによって電子又はホ
ールを無限層結晶構造の伝導層である(TM)Pnに、ドープしたことを特徴とする請求
項1に記載の超伝導体。
【請求項4】
化学式A(TM)2Pn2において、Aは、Ba、TMは、Fe又はNi、Pnは、P又
はAsであることを特徴とする請求項1に記載の超伝導体。
【請求項5】
化学式A(TM)2Pn2で表される化合物相を重量分率で85%以上含有する焼結体か
らなることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の超伝導体。
【請求項6】
原料混合粉末を真空中又は不活性ガス雰囲気中で、700~1200℃で焼結することを
特徴とする請求項5に記載の超伝導体の製造方法。

2009234847

このときは超伝導が国家的プロジェクトでしたからね。細野先生他、10名が名前を連ねていますね。

またJSTは我々の成果って言うんだろうな(^_^;)。

権利範囲も広くとってますね。まだ審査中です。
(公的機関が出願すると権利化急ぎませんから)

ところで、弁理士側は「ノーベル賞級の出願しったった!」とか自慢になるんでしょうかね。どんな出願も大抵、基本料金と明細書のページ数ですから、10枚ってのは大したことないな。

これが、受賞理由となった研究に【関わる】特許という宣伝をしたら特許の注目度も向上すると思うんですが。
(ノーベル賞なんかは学術発表だけじゃなくて近年は特許も考慮するみたいですね)

某会はそんなこと考えないんだろうな。


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