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March 31, 2013

Open Patent Non-Assertion(OPN) Pledge

Google、オープンなインターネットを目指す特許非係争「OPN」を宣言


Googleが、防衛目的以外ではオープンソースソフトウェアの関係者を特許侵害で提訴しないという宣言「Open Patent Non-Assertion(OPN) Pledge」を発表した。まずはMapReduceの特許10件を対象とする。

Googleは「われわれはオープンなシステムが勝利すると信じている。オープンソースソフトウェアはクラウドコンピューティング、モバイルWeb他、インターネット全般のイノベーションの根源だ。だが、オープンなプラットフォームは特許攻撃にさらされており、企業は防衛のために特許の取得を強いられている」とし、OPNは真のイノベーションと素晴らしい製品やサービスを生み出すオープンなインターネットを守るための取り組みの一環だと説明する。

 まずは、Googleが自社の検索データ処理のために開発し、オープンソース化しているアルゴリズムMapReduceの10件の特許をOPNの対象とする。今後、漸次対象とする特許を拡大していく計画という。

http://www.google.com/patents/opnpledge/patents/
・US 8,126,909
System and method for analyzing data records

・US 7,756,919
Large-scale data processing in a distributed and parallel processing environment

・US 7,650,331
System and method for efficient large-scale data processing

・US 7,590,620
System and method for analyzing data records

・US 2012/0278323
Joining tables in a MapReduce procedure

・US 2012/0254193
Processing data in a MapReduce framework

・US 2012/0215787
System and method for analyzing data records

・US 2010/0122065
System and method for large-scale data processing using an application-independent framework

・PCT/US2012/030941
Joining tables in a MapReduce procedure

・PCT/US2012/030897
Processing data in a MapReduce environment

インターネットで、特許係争するって難しいでしょうね。Gooleの決断は正しいと思いますよ。そうすると欧州でのソフトウエア特許取得がどうなるかでしょうね。オープンソースが進む中で特許というのはどういう役割になっていくのでしょうか。

医薬・化学―電気・機械―ソフトウエア

この3つで同じ特許権でも溝がますます深まります。

知財人としてどう動いていくべきなんでしょうか。
自分の担当分野だけ考えていていいんでしょうか。

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March 28, 2013

市ヶ谷の桜

いつも文字ばっかりなので。

1364480655039.jpg

桜の中を滑走する中央線電車。


1364480661302.jpg

夜桜おーしーちー

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March 27, 2013

日本製暗号

NTTと三菱電機の暗号アルゴリズム「Camellia」、“電子政府推奨暗号”に採択

日本電信電話(NTT)と三菱電機は26日、両社が2000年に共同開発した暗号アルゴリズム「Camellia(カメリア)」が、128ビットブロック暗号のカテゴリにおいて、「電子政府推奨暗号リスト」に採択されたことを発表した。同カテゴリでは、国産暗号唯一の採択となる。  「電子政府推奨暗号リスト」は、総務省および経済産業省からなる暗号技術検討会および関連委員会(CRYPTREC)により2003年2月に制定された。制定から10年目を迎え、今回内容の見直しによって「電子政府における調達のために参照すべき暗号のリスト(CRYPTREC暗号リスト)」に改定された。  「Camellia」は、継続して評価されてきた安全性に加えて、過去10年以上にわたって行ってきた、各種標準化活動、「Camellia」基本特許無償化、およびオープンソース化により加速した利用・普及のための活動が評価されたとのこと。NTTと三菱電機は、2001年に「Camellia」基本特許の無償化を、2006年にはオープンソース化を行っている。その結果、OpenSSL、Firefox、Linux kernel、FreeBSDなど国際的に有名なオープンソースプロジェクトにも数多く採用されているという。

暗号と言えばいろんな方式があると思いますが、政府でこれ!というのは特になかったんでしょうか。

http://www.ntt.co.jp/news2013/1303/130326a.html
なるほど。米国標準の方が信頼性が高かったわけですね。

暗号については外部の講習会を受けたことがあります。暗号作るだけなら少し数学を知っていれば誰でもできそうです。問題はセキュリティですよね。簡単に鍵がわかってしまうと意味がありませんからね。

この分野は日本も強そうに思えるのでがんばってほしいですね。


三谷政昭先生の授業また受けてみたいです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 26, 2013

Linuxとかいいよね。

永澤亜季子のパリ発・フランス知財戦略
第9回:フランスと欧州におけるソフトウェア特許

永澤亜季子
クラレ・リーガルソリューションズ 、ミゲレス・ムラン総合法律事務所 フランス共和国弁護士
[2013/3/25]

 フランスをはじめEU諸国では、ソフトウェアそれ自体に関する発明は特許を受けることができないというのが原則であり、知的財産権法にも欧州特許条約にもその旨が明記されている。ヨーロッパにおいて明確にソフトウェアが特許対象から除外された理由として、ソースコードやオブジェクトコードにより表現されるコンピュータのプログラムは理論的なものであり産業性の条件を満たさない、コンピュータ・プログラムの新規性や発明行為*1の審査は非常に困難であるといった法的問題がまずある。そして、何よりもソフトウェアの開発が世界で遅れを取っているヨーロッパで、外国(特にアメリカ)企業によるソフトウェア特許の登録を認めてしまうと、ヨーロッパ企業がソフトウェア産業で発展するのを阻害してしまうという現実的な懸念があったためである。 (中略) フランスとヨーロッパにおけるソフトウェア特許の除外の原則  フランスの特許法を見ると、「特許は産業的な応用が可能な発明にのみ与えられ、知的、観念的な発明は特許の対象とはならない」という原則は、すでに18世紀、フランス革命後の1791年5月25日の法律以降規定されていた*5。また、1968年1月2日に制定された新特許法は、はじめに述べたような理由、特にアメリカのソフトウェア産業による市場独占のおそれに対する懸念から、明確にコンピュータ・プログラムは特許を受けることができる発明から除外する規定を設けた(第7条2項。  欧州特許庁もこれと同じ方針を採り、欧州特許の付与に関する1972年のミュンヘン条約(EPC)ではその52条で、コンピュータ・プログラム「それ自体に関係している」発明を、特許を受けることができる発明から明確に除外している。

ソフトウエアで機構を制御する、などの発明は認められています。
「欧州はソフトウエア技術が遅れている」とか言っていますが、そんなことはないと思いますねえ。

つーか、欧州の審査は異様に遅いんですよね。それで「維持年金」なるものを払わされて各国に移行するまで(欧州特許権なるものがあるわけじゃありません、欧州特許庁の処理が終わったら各国移行して審査します)7、8年かかるんじゃないですかね。

この上、ソフトウエアの特許なんか範疇になったらまたまた審査部はパニックになるんじゃないでしょうか。

あと、欧州のプログラマには対米国意識があるんで、フリーウエアが多いですよね。特許権になるようなことがあったら、そのフリー市場にも打撃ですね。

特許権になるのは欧州にとって百害あって一利なし、というとこでしょうか。

アマサイもコードをぺちぺち打つようになってプログラム特許にも強い興味を思っています。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 25, 2013

ぐーぐるお車

徹底予測 次世代自動車2013
第1回 自動運転車は諸刃の剣 トヨタの苦悩、グーグルの野望

■トヨタが認める高い技術水準  グーグルが自動運転車を最初に発表したのは2010年のことだ(図2)。以来、急速に開発を進めており、現在までに10台以上の実験車を開発した。既に公道で実験中で、これまでに全車両の合計で30万マイル(約48万km)以上を走らせた。しかも、自動での運転時に事故を一度も起こしていない。グーグルの開発リーダーと話したトヨタの幹部が「極めて優れた技術」と認める水準に達している。 なぜグーグルは自動運転技術の開発に熱心なのか。一つには、自動運転技術の中核と同社の事業の親和性が高いことがある。「Google Maps」などの地図サービスに必須の地図情報を格段に充実できる。

Ggph02_2

 グーグルを含む多くのメーカーが開発している自動運転技術では、車両に搭載したセンサであらかじめ作った3次元地図情報と、走行中に収集する周囲の情報を照合することで自車の位置を推定し、最適な走行経路を計算する。地図情報を基に計算する技術が自動運転には極めて重要で、これはグーグルの得意とするところだ。

■スマートフォン事業と同じ構図
 同社の狙いは既存事業の強化にとどまらない。自動車メーカーがあせりを覚えるのは、その先にあるもう一つの狙いである。自動運転車のOS(operating system)の開発を手掛けようともくろんでいることだ。

 グーグルは最近、スマートフォンだけではなく通信機能を有するあらゆる端末のOSを開発することを狙っており、その矛先の一つにロボット分野がある。そのロボットOS(Robot OS:ROS)に、自動運転技術の開発で培ったソフトウエアを取り込もうとしている。

クルマが大きく描かれている。 2011年5月、グーグルはROSの開発を手掛ける新興企業の米Willow Garage社と提携した。グーグルのスマートフォン向けOS「Android」で、ロボットを制御する技術を開発するのが狙いだ。その提携に際して見せたROSの適用先を示したイラストに、グーグルはクルマを大きく描く(図3)。

Ggph03

 完全に自動化された自動車は、見方を変えれば“車輪のついたロボット”と言える。その上、テレマティクスサービスが普及しつつある自動車は“通信端末”でもある。自動車ビジネスの市場規模の大きさを考慮すると、「ROSを適用したい分野の筆頭」(ROSを研究する産業技術大学院大学教授の成田雅彦氏)と言えるだろう。

 ROSの実現は、これまでの自動車ビジネスを覆し得る。グーグルのスマートフォン事業と同じ構図が見えるからだ。同社はスマートフォン事業で、優れたOSをいち早く無償で提供することで、同市場の主導権を握った。そして自社の地図や検索のサービスと組み合わせることで大きな利益を生み出す。一方でスマートフォンを造る電機メーカーは、グーグルのOSに合わせて開発を進めざるを得ない従属的な立場に甘んじている。

なんでGoogleが自動車なのか、アマサイにはわかりません。このように説明されればそうかなと思いますが。

エレクトロニクスが自動車の大きな位置を占めるのは当然かと思いますが。

GoogleはGoogleMapとかスマートフォンと同じ原理とか言っていますが、結局、Googleの幹部が車好きってことじゃないですかね。

以前、自動化メーカーとカメラメーカーには他の製造業とは異なる点がある;カーマニア、カメラマニアが相当数入社してくることである、と聞きました。

そういうことじゃない?会社(一応メーカー)起こしたら車づくりに関わりたい、ってとこじゃないかな。

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March 24, 2013

'13 中高生春季ディベート大会

久しぶりに中高生ディベート大会のジャッジに行ってきました。

関東甲信越の春季大会です。夏のディベート甲子園と呼ばれる全国大会へのキックオフとなります。

論題は1ケ月ほど前に発表されました。

■中学:
「日本は飲食店にドギーバッグの常備を義務づけるべきである。是か非か」
・ドギーバッグとは自分の食べ残した料理を持ち帰るための容器をいう。
・客が店または自分のドギーバッグの利用を希望した場合、店は応じなければならない。
・客は自己の責任において持ち帰るものとし、持ち帰りによって生じた問題について店は責任を問われない。

■高校:
「日本は首相公選制を導入すべきである。是か非か」 ここでいう首相公選制とは、「首相公選制を考える懇談会」報告書(平成14年8月7日)の「Ⅰ 国民が首相指名選挙を直接行う案」とする。


中学は初めての論題です。ドギーバック自体なじみがないので、付帯事項でいろいろ限定しています。

高校の首相公選制は定番のディベート論題ですが、ディベート甲子園として10年ぶりくらいと聞いています。付帯事項が公的報告書となっているのは、高校生の知識では、この論題を網羅する範囲が広すぎるのでそれを狭めるためですね。中高ではカウンタープランを使えないので、使える議論が社会人のものより若干すくなくなります。

で、中学2試合、高校1試合審判しました。
前者は3人制、後者はリーグ決勝だったので5人制でした。

初めての大会だったから仕方ないかもしれませんが、まだメリット、デメリットの確定ができてないし、当然反駁も不十分でした。

中学はその中でもがんばって調べているな、という気はしました。
ドギーバック自体知られていないので(私も知りませんでした)そこからですね。メリット:食物の無駄をなくす、デメリット:食中毒が起こる、という感じです。無駄はどれくらい減るのか、どういう場合食中毒が起こるのか、まだ調べる余地があるようです。

高校は定番論題だから大丈夫かな、と思いましたが、昔の資料と最近の資料がごっちゃになっていて議論の一貫性がないことが見受けられます。熟練校も資料のストックがないようです。国、地方の政治が現行どうなっているか、どのような変遷をたどってきたか、を勉強することから始めないといけません。

夏の大会にどれだけ成長するか楽しみです。

会場の成蹊大学の桜がきれいでした。

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中高生に負けずにディベートの勉強がんばるぞ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 22, 2013

iPhoneを守ろう。

公開の時点でニュースになるって、すごいですね。

アップル、落下時の衝撃から「iPhone」を守る技術の特許を出願


米特許商標庁(USPTO)が米国時間3月21日に公開したAppleの出願書類は、「電子デバイスの保護メカニズム」と題され、iPhoneなどの電子デバイスが落下しても壊れにくくする2つの方法を説明している。
http://appft.uspto.gov/netacgi/nph-Parser?Sect1=PTO1&Sect2=HITOFF&d=PG01&p=1&u=%2Fnetahtml%2FPTO%2Fsrchnum.html&r=1&f=G&l=50&s1=%2220130073095%22.PGNR.&OS=DN/20130073095&RS=DN/20130073095

 1つの方法は、内蔵センサがデバイスの落下する距離と速度を検知してデバイスの向きを変えるというものだ。デバイスは落下中に文字通り回転し、ディスプレイ画面などの壊れやすい部分ではなく、周縁や背面など耐久性が高い部分から着地する。

 そのために、端末には圧縮ガス入りの小型容器を利用して向きを変える「保護メカニズム」が装備される。

 出願書類では次のように説明している。

「1つの例では、落下中にデバイスの向きを変えるよう保護メカニズムが設計されている。これにより、自由落下が終わった時点で、損傷しにくい部分を地面に衝突させることができる。たとえば、保護メカニズムが作動してデバイスを回転させ、ディスプレイ部分ではなく周縁から地面に衝突する」

 もう1つの方法は、パラシュートがスカイダイバーの落下速度を遅くするのとほぼ同じ要領で、iPhoneの落下速度を遅くするというものだ。そのために、保護メカニズムは翼状の装置を広げ、デバイスの速度を落として地面に達した時の衝撃を弱める。

翼の役目ってよくわからんが(^_^;)
損傷しにくい部分に落下する、、、まあ、画面が割れたら元も子もないですから、それはなんだかできそうです。

アップルというよりニュースにするアップルフリークがすごいですね。

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March 21, 2013

ブログ、Twitter、FB

2003年、ブログを始めてから10年。伊藤氏が語るネットと歩んだ軌跡

伊藤直也が10年間、ブログを書き続けた理由

プログラマ 伊藤直也氏 「ニフティ」時代には、ブログサービス「ココログ」を開発し、「はてな」ではCTOとして「はてなブックマーク」を開発。さらに「GREE」では、ソーシャルメディア統括部長としてソーシャルゲームの急成長を技術面から支えた。そして昨年、フリーのエンジニアとなる。

この10年間、IT・Webの世界は目まぐるしい変化を続けてきた中で、日本のネット技術を引っ張ってきたエンジニアを代表する一人として、伊藤氏もまたさまざまな環境に身を置きつつ、理想のネットサービスや技術を追求してきた。
実はちょうど10年前、伊藤氏は初めてブログをアップしている。その後、mixi、TwitterやFacebookといったソーシャルメディアの台頭でブログブームが去ってもなお、今も定期的にブログをアップし続けている。

そこには、“ブログに見合った役割がある”という。
そして10年を経た現在、フリーとして活動する伊藤氏には、これまでネットやWeb技術に対して思い続けてきた2つのテーマに対して、チャレンジしていこうとしている。
この10年間で伊藤氏が挑み続けてきたネットサービス開発やブログによって、何が変わり、何が変わらなかったのか。


アマサイはブログを初めて8年半くらいですかね。
この方のような立派なものではないですが、楽しく書いてます。
一人でも読んで下さる方がいると嬉しいです。
Twitter、Facebookもやっていますが、その人脈はブログが発端です。
伊藤氏が言うようにTwitterが一つの臨界点になっていると思います。
ブログの意義が明瞭になりました。
「交流」ということだけではTwitterの方が優れています。
ブログは「語る」という感じですかね。

まだしばらくはアマサイブログ続けます。

引っ越しも考えたんですが、ちょっとめんどいんで保留。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 20, 2013

MEMSハブ

「少し前までは首をかしげられたMEMSがInternet of Thingsの鍵に」、STMicroが基調講演2013/03/20


初日の18日はチュートリアルで、19日から国際会議本体と展示会が始まった。19日の朝には基調講演が2件あった。伊仏合弁STMicroelectronics社と米University of Southern Californiaから講師が登壇した。前者の講師はBenedetto Vigna氏(Executive VP、STMicroelectronics)が務め、講演タイトルは「Smart systems for internet of things」だった。Vigna氏は「Internet of Thingsはワイヤレス・センサー+インターネット接続機能」だと述べ、その鍵を握る技術としてMEMSを中心に講演した。

 同氏によれば、少し前までは「MEMS」というと首をかしげる人も少なくなかったが、今やMEMSはSTMicroの有力な事業の1つになった。実際、2012年に同社のMEMS事業の売上高は10億米ドルを超えた。MEMSメーカーで売上高が10億米ドルを超えたのは同社が世界で初めてだという。

 MEMSを本格的に採用した最初のアプリケーションは自動車だった。それは2003年ころから始まったという。次の波は2005年に来た。任天堂がゲーム機にMEMSセンサーを採用したことを指す。その後、携帯電話機やスマートフォンをはじめ、さまざまな機器にMEMSは入っていった。

 また、最初は単体のMEMSセンサーが実用化されたが、最近では、複数のセンサーがまとまった「ハブ」として機器に搭載される機会が増えているという。例えば、加速度センサー、ジャイロスコープ、コンパスが一体化した「モーション・ハブ」や、気圧センサー、温度センサー、湿度センサーが一体化した「環境ハブ」である。そしてセンサーの範囲を超えた「アクースティック・ハブ」は、マイクロフォン・アレイや音声処理機能、超音波ジェスチャー認識機能などを備えている。


Mems_stm2

「MEMSというと首をかしげる」というのが意味深ですね。
自動車に使用されるのは自然ですね、内装する空間が広いですかね。

苦手なのは光学関係だけで(ある程度合焦距離が必要だから)、あとはMEMS化できるんじゃないですかね。てなことは以前書いた気がする。

複数のセンサーをまとめたハブっておもしろいですね。
普通のことなのかな。

アマサイもMEMSに関わっていたので、この分野が伸びてほしいと思います。
日本の得意な技術ですしね。


理論だけでは動かないとこが面白いとこです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 19, 2013

■松本清張『告訴せず』

■『告訴せず』
著者:松本清張
出版:光文社
発行:2012/12/28
(1974年2月カッパノベルス)

1363703515218.jpg

あらすじ wikipediaより

総選挙の行われている最中、木谷省吾は、義弟の代議士・大井芳太が非公式に得ていた、違法な出所の選挙資金を抱え、逃走した。木谷を告訴しても、それは大井芳太の選挙違反の暴露を意味するため、警察も立件することができない。勝利を感じた木谷だったが、逃避行を続ける間に、温泉旅館の女中・お篠から、高崎市近くに在する比礼神社の、穀物の出来高に関する神託が、よく的中するという話を耳にする。神主から「今年の小豆は凶作」という託宣を受けた木谷は、資金拡張のため、「福山誠造」の偽名を使い、小豆相場への投資を始めた。

追跡者の影に怯え、また相場動向への一喜一憂が続いたが、託宣通り、勝ち逃げに成功し、新しい商売も無事始められるように思われた。だが…。
-----------------------------------

かなりのページが小豆相場についての記述となっているが、それはそれでおもしろい。木谷が信じる鹿の肩骨のひびで吉凶を占うという手法は、図入りで説明されるほどの気の入れよう。政治、先物取引、古事記の引用、てんこ盛りとなって物語に深みを出している。

「告訴せず」というのは冒頭の使途不明金と終わりに出てくる、相場で増やした金のことである。木谷が戸籍を偽っているからそこからほころびが出るのは予想できる。しかし、あいつもこいつも繋がっているとは・・・。ご都合主義な気もするけれど、こんな悪の連帯はいずれ崩壊しているのではないか。

都内、群馬、浦和、甲子高原と移動するので、映像化すると情緒深くなるんだろうけど、読んでいるとノンストップコースターミステリーに近いですね。

ここでも清張は現代ミステリーの先駆を行ってます。

平成に置き換えて映像化するというのだけはやめてほしい。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 17, 2013

大型タッチパネル

感度8倍のタッチ・パネル、実現技術をシャープが解説

従来に比べて感度(S/N比)を約8倍に高めた静電容量式タッチ・パネルの実現技術を、シャープが明らかにした。このタッチ・パネルは2012年12月10日に同社が発表したもので、2013年3月15日に量産を開始する予定。画面サイズが大きくなっても感度を維持できる駆動方式の採用によって、20型でのペン入力時のS/N比を従来方式の約8倍に高めた。さらに、タッチ・パネルをディスプレイに付けたときの全体の厚みを薄型化できる技術も導入している。

 一般に画面サイズが大きくなるとディスプレイからの雑音(ノイズ)も大きくなるため、タッチ・パネルの感度が劣化してしまう。この課題を解決するために同社は、画面サイズの拡大に対応してタッチ検出のための信号も大きくなる技術を導入した。具体的には、従来の逐次駆動方式に替えて並列駆動方式を採用した。

 逐次駆動方式では、配線1ラインずつ順番に駆動して信号を読み取る。これに対して、並列駆動方式では複数ラインを同時に駆動して出力を読み取り、そこから演算処理によってタッチ検出のための信号を求める。複数ラインを同時に駆動することで出力が増すため、演算処理によって得られるタッチ検出のための信号も大きくなる。タッチ・センサの線間隔が同じであれば、画面サイズを大型化してもS/N比が劣化することなく、一定に維持できる。同社は60型のタッチ・パネルまで開発している。

Sharp_system


ヨドバシカメラにもでっかいタッチパネルがあったですよ。

数年前に全国小中学校に電子黒板を普及させる計画があったらしいですが、まだ時期尚早ですわな。
その前にやるべきことはいろいろあるでしょう。

シャープはなんとしてもディスプレイで復活したいわけですな。

まあ、これしかないですからな。

亀山モデルで、吉永小百合のCMやってたのってそんな昔じゃないと思うんですが。

小型と大型じゃ、技術的には違うからむずいと思うな。でもシャープさんがんばってください。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 14, 2013

3DSの特許

米陪審が「ニンテンドー3DS」の特許侵害認める、賠償29億円

[ニューヨーク 13日 ロイター] 米連邦地裁陪審団は、任天堂が携帯ゲーム機3DSで特許を侵害したとする元ソニー従業員の訴えについて、侵害があったとして3020万ドルの損害賠償を認めた。問題となった特許は、3Dメガネを必要とせず立体的な映像を裸眼でみる技術で、元ソニー従業員の富田誠次郎氏(58)が取得している。先月の口頭弁論で富田氏側の弁護士は、任天堂は3DSで富田氏の特許技術を利用したと主張、一方で任天堂側は特許の主要部分は利用しておらず、2003年の富田氏と任天堂の会合は、3D技術の売り込み業者との面会にすぎないとしていた。

アメリカで出願するとこういうことできるんですね。
日本だと、出願人=企業のものになってますから、発明者が訴訟って普通できないと思います。
実際の特許はこんなのらしいです。

US7417664
Stereoscopic image picking up and display system based upon optical axes cross-point information

A stereoscopic video image pick-up and display system having a stereoscopic video image pick-up device including two video image pick-ups for outputting video information from the pick-ups; a stereoscopic video image display device for displaying different video images; and a medium for transmitting the video image information from the stereoscopic video image pick-up device to the stereoscopic video image display device. The stereoscopic video image pick-up device includes a cross-point measuring device for measuring CP information on the cross-point (CP) of optical axes of pick-ups and outputs information including the CP information and video image information to the medium. The stereoscopic video image display device includes an offset presetting device for offsetting and displaying different video images based upon the video image information, the cross-point information and information on the size of the image which is displayed by the stereoscopic video image display device.

Us7417664


アメリカでは発明者偉いからなあ。

でも実際訴訟までいくのはいろいろ難しいでしょうな。富田さんがここまで至った経緯を知りたいですね。

29億円実際もらうと税金いくら払うんですかね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 11, 2013

書談:松本清張『内海の輪』

東野圭吾の最新作が文庫かされたので、いそいそと書店にいきました。しかし、圭吾りんのヘビーファンと自称しているワタクシめが文庫にならないと買いにいけんとは、あな、なさけなや。

と文庫売場にいきましたら、今まで見たことない松本清張本がありました。

■『内海の和』
著者:松本清張
出版:光文社
発行:2013年2月20日
価格:552円(税別)

1362980736856.jpg

昨年、2012年は清張没後20年なんで、テレビドラマ結構やってたざんしょ?復刊も期待してたんですが、ここではあんまり芳しい光景ではなかったです。清張作品にはまだまだ品切れ絶版があるはずなんですが(清張の文庫は全部読んでいるはずですが、時代ものは入手しておりません。アマサイ的には歴史ノンフィクションあるいはそれに近いものを好むので)。

と思っていたら光文社さん、やってくれました。今年2月から「松本清張プレミアム・ミステリー」として半年1冊ずつ出すそうです。そうそう光文社にはカッパノベルスというすばらしき財産があーる。

というわけで、平成のミステリ文豪東野圭吾より昭和の巨星松本清張を選んだのであります。

本書には2編入っています。
どちらもアマサイがこれぞ、清張先生、と思う作品です。

・内海の輪(ないかいのわ)
 江村宗三は松山の洋品店の妻西田美奈子と逢瀬を重ねていた。美奈子は十数年前、兄嫁だった女である。兄が他の女に走ったため、その夫婦生活は非常に短いものだった。そのころ学生であった宗三も今では新進気鋭の考古学者である。美奈子とは遊びでしかない。そんな美奈子から家を出て宗三と生活したいと言い出す。家庭も将来もある宗三は、そんな道にはずれたことをするわけにはいかない。宗三は美奈子との密会を終了する最終手段にでる。

主人公が考古学者である以上、犯罪の実証は、その方面にかくされているかと思われた。淵源は犯罪現場周辺にと「あるもの」を見つけたからである。しかし、アリバイくずしは以外なところから確証を得る。

男女の不倫から殺人事件に至るまでの経緯、考古学的複線、全部清張的な要素がてんこもり。中長編にこれだけのアイテムをつかっちゃうって清張作品はいつも大サービスである。

・死んだ馬
 アマサイはしらなかったんですけど「beat a dead horse」って言葉が英語にはあるんだそうですね。死んだ馬にむち打っても仕方ない→無駄骨を折るという意味です。誰が死んだ馬かというと建築事務所に勤める若手社員、秋岡辰夫のことです。秋岡は最初の方ではそんな重要な役割をしません。事務所の所長池野典也とバーのホステス石上三砂子が結婚してから、その関係性が浮き上がってきます。

短編と言っていい長さですが、長編を呼んでいるような奥行きがあります。ちなみに清張先生は製図に詳しいでしょうかね。新聞社に勤めていたときにいろんな職種の人とあったんでしょうな。この話のトリックは製図用具にあったことが最後にわかります(まあ、現場検証で読者にはなんとなく察しがつくんですが)。

久しぶり清張の新作(アマサイにとっては新刊なんで)を読んで満足なアマサイです。


当然、今は2月に出た『告訴せず』を読んでいます。人気blogランキングにぷちっとな。【押す】
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March 09, 2013

積層型CMOSイメージセンサ

【ISSCC】ソニー、TSVを用いた積層型CMOSイメージ・センサの実現技術を紹介


Exmor RSは、これまで同一チップ上に形成していた裏面照射型CMOSイメージ・センサの画素部と画像処理用の論理回路を分離し、それぞれを別チップとして製造した後、TSV(Si貫通ビア)によって積層接続した構造を採る。もともと裏面照射型CMOSイメージ・センサはチップを薄化する必要があるため、Siの支持体に貼り付けて利用していた。今回はSiの支持体を論理チップに置き換えた構造といえる。

 TSV技術の詳細については公表しなかったが、チップ同士を張り合わせた後、CMOSイメージ・センサの画素チップを貫通するTSVを形成し、論理チップと接続しているようだ。TSVはピクセル・アレイ領域には形成しておらず、画素チップ上のロウ・ドライバと論理チップ上のロウ・デコーダを接続する部分、および画素チップ上のコンパレータと論理チップ上のカウンタをつなぐ部分にそれぞれ用いている。

Sonycmos1_4

Sonycmos2


自社製品に使うんでしょうね。ソニーのCMOSなんて高くてどこも...どこもということはないか。前職ではアジアの聞いたことない会社からCMOSイメージ・センサ買ってましたからね。

特許出願の際は、よくソニーの特許公報を参考にしました。

技術も特許も一流であることは確かです。


関連特許を多く出していましたからこの分野に詳しくなりました。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 08, 2013

トム・デマルコと構造化手法

ソフトウエア開発について勉強しています。

トム・デマルコさんに興味を持ちました。DFD手法なんて誰が考えたか、なんて考えたこともなかった。

それくらい普通のことなので。

ちえの和webページ コンピュータ偉人伝
トム・デマルコ Tom DeMarco 1940 -

構造化分析の手法:データフローダイアグラムの発案 1998/09/28 掲載 データフローダイアグラム

彼の主著である「構造化分析とシステム仕様」(Structured Analysis and System Specification)は この分野ではバイブル的な存在で、コンピュータソフトウエアに何らかの関係がある人たちは、 ほとんどがこの本の洗礼を受けているはずである。

ソフトウエアの2大「はっきりしない」問題

誰もがその事態の打破に注意をむけたが、一番の原因はソフトウエアというものが目に見えないことだった。そのため、開発を行っている当のメンバーでさえ、今どのくらいできあがっているかの認識がまちまちだったり、はっきりと言うことができないのだった。これがビルディングを建てるプロジェクトなら今どこまで工期が進んでいるかは、通りがかりのおじいちゃんでも一目でわかるのだが…… ということを考えるとソフトウエア開発が抱える問題点の深刻さがわかるのである。そしてもう一つの大きな問題はどんなものを作ればいいのかさえ、実ははっきりとわからないという衝撃的事実だった。このソフトウエア開発における2大「はっきりしない」問題は現在でさえも大きな障害として残っている。デマルコは自分自身の経験を踏まえて、この分野に挑戦した。つまり、プロジェクト運営の技術とシステム設計における構造化手法である。むろんこれは本質的な治療法ではなく対症療法であるが、それでも効果が絶大に発揮されるケースも少なくなかった

ああ、『熊とワルツ』の人ね、って読んでないけど。


トム・デマルコ氏インタビュー(完全版)
残りの人生をかけて、人間が持つ“きわめて深い謎”を解明したい
日経コンピュータ 2004/03/22


 トム・デマルコ氏は構造化分析手法を生み出し、著書『ピープルウエア』(日経BP社)でプロジェクトマネジメントの“人間系”にいち早く注目したソフトウエア分野の有名人である。近著『熊とワルツを』(同)では、IT分野のリスク・マネジメントを独特の語り口で解説している。

――リスク・マネジメントは古くからあるトピックだと思います。この時期に『熊とワルツを』というリスク・マネジメントに関する本を出した意図は何だったのでしょうか。

 ソフトウエア分野におけるリスク・マネジメントは、決して古いトピックではありません。
 確かに保険の世界では、リスク・マネジメントは以前から行われています。しかしその場合は、複数のプロジェクトをまとめて管理するポートフォリオ・レベルでのリスクを扱います。リスク・ポートフォリオに基づき、「ある物件が海の近くにあるなら、山に近い物件も探してみよう。そうすれば、同じ災害に同時に遭うことは防げる」などと考えるわけです。
 これに対し、ソフトウエアにおけるリスク・マネジメントは、1つのプロジェクト内でのリスク・マネジメントを指します。プロジェクトごとに、リスクの性質が異なるからです。このような形でのリスク・マネジメントは、新しい話なのです。
 ソフトウエア分野のリスク・マネジメントを実践するための手法が必要だというのは、ずいぶん前から分かっていました。しかし、私たちはその手法を持っていませんでした。この分野でのリスク・マネジメント手法は、明らかに最近の成果といえると考えています。

いやー、ソフトウエアのリスクマネジメントなんて、いつも「そこにある危機」だと思いますよ。だから言語も開発手法も常にアップデイトされている。


――現時点で、特に追求したいと考えている人間的な側面はありますか。

 私の人生の中で起こった最も興味深かったことの一つに、女性が技術系の仕事に進出したというのが挙げられます。それは私の職業人生のごく初期の段階で始まりました。

 それからかなり経ってから、女性が上級マネジメントのレベルまで進出してきました。私は、女性としてのものの考え方が、女性のものの考え方がマネジメントにどう関係するかを学ぶのは、とても興味深い作業になると信じています。それが私の関心です。
 私自身、それについて決して詳しいわけではありませんが、例えばAT&Tのベッツィー・バーナードのような人たちについて、興味深くウォッチしています。
 AT&Tは過去10年、非常に経営に苦労しており、優れたマネジメントを渇望していました。そこで、これまでと全く違うやり方をする経営者をトップに持ってきたのです。私は彼女に関しては、楽観的に見ています。とても優れたマネジャですよ。(編集部注:バーナード氏は2003年12月、AT&Tのトップの座を退いた)。

――『デッドライン』にも非常に優秀な女性マネジャが出てきたことを思い出します。そういう優秀な女性プロジェクト・マネジャがいっぱい出てくると、IT業界もよい方向に向かうのでしょうか。

 ええ、そうですね。同時に、男性のマネジャが、女性が主導するこれまでとは違ったマネジメント方法を習得することが重要だと思います。過去を振り返ると、マネジメントにおける「よくない要素」は、男性支配的なものがもたらしていました。だからこそ、異なる考え方によって、物事を変えていくことが大切なのです。

偉い人は皆、女性の力に期待しています。女性の特性は1つ上げるならば、柔軟性だと思います。ソフト開発も経営も柔軟性が大事ですよね。○ニーとか、○ャープとか、○本電気なんかは、トップと主要管理職をみんな女性にしちゃえばいいと思いますね。

ええ、結構マジでそう思います。

アマサイは柔軟性に欠けるので、もっとそういう技能を身に着けたいですね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 07, 2013

東大・西垣通先生最終講義

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witterで発見してちょうど時間の都合がついたので東大に行ってきました。
アマサイの西垣先生像はなんだかすかした奴、でした。
今日初めてお会いしただけですが、それとは正反対で、暖かなやさしい方だと思いました。

お話は多岐にわたるので、まとめようがないですが。

・自分は物理と文学が好きな少年だった。

・学部は計数工学だったが、文系へのあこがれもあった。

・修士は文系、経済学や社会学にも興味があったが、理系の知識しかなかったので壁が高かった。

・日立で都市工学のような仕事をやらせてもらえると聞いて入った実際はコンピュータOSの仕事だった。

・第五世代コンピュータは技術的には素晴らしいものだった。失敗したのは日本人の思想にあった。

・日本人とは対局にあるのはユダヤ人である。

・ユダヤ人は追われた民である。どこでも生計を立ててるように「普遍主義」「論理主義」となる。優秀な学者、技術者にユダヤ人が多いのはそのためである。

・第五世代コンピュータは並列推論マシンである。当時台頭してきたパソコンとインターネットの潮流と正反対であった。

・情報は大別すると2つある。
1)シャノンの情報⇒理系的
(ネゲントロピー:客観世界、確率概念)
2)ベイトソンの情報⇒文系的
(差異を作る差異:主観世界、認知主体)

・東大情報学環はこの学際的な情報学を生み出すためにできた。

・初めは社会人入学生が多かったので、うまく稼働していた。しかし近年が新卒の入学割合が増えた。そうすると専門性が低くなる。

・学際というのは、各々の分野専門家が共同で研究するので意味がある。だから今ではまずは専門性を極めてもらうことを重視している。

・これから情報学環のOB・OGのネットワークが重要である。

言葉はアマサイ的に翻訳しているので、この通りお話になったわけではありません。
アマサイの仕事も「情報」を扱っています(もっとも大体の仕事は情報ですけどね)。そういう意味でたいへん参考になるお話でした。
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ご著書は無料でいただきました。
気前がいいね(^_-)-☆


アマサイ自身も学際的なお仕事と思っています。天は二分を与えるんだなあ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 06, 2013

教育はむずいね。

■ 特別対談
 「未知に挑み、新しい価値を生み出す」

 村山斉 東京大学 国際高等研究所 カブリ数物連携宇宙研究機構 機構長
野依良治 理化学研究所 理事長

未知へ挑むための教育

野依:私たちの知っていることはとても限られており、自然界には予期せぬこと、未知の部分が非常に大きく残されています。ところが若い人たちの多くが、未知の部分が大きいことに気付いていない、あるいは未知に挑むことを恐れているように見えます。
村山:その点で、学校教育に不安を覚えています。学校ではすでに分かっていることを覚え、使いこなすことが基本になっています。疑問を持ち、自分で考えてみることを励ます教育になっていないように思えます。
野依:知識の総量は決まっていて、それを0から100になるように覚えさせていく、といった誤った考え方の教育にあるのではないでしょうか。本当は発見により大きな未知の部分が新たに見えてきます。発見すればするほど未知の部分は増えるので、いつまでたっても森羅万象を理解することはできません。そのような科学観を子どもたちに教える必要があります。そして、未知に挑戦する若者を育てていかなければいけません。
(中略)
司会:どうすればよいでしょうか。
野依:学校の授業や講演などで伝えることができるのは、整理された情報、いわば形式知です。しかし自然界には、きちんと記述することのできない原理原則があります。そのような暗黙知を体得させるために、子どもたちを田舎に連れていき、自由に自然に触れさせることも必要ではないでしょうか。
村山:私は米国で子育てをしました。米国の学校では、親が遠足に連れていきます。山に遠足に行ったとき、グループで臨機応変に問題を解かないと、次の場所へ進んでいけないゲームをしました。そのとき、学校の成績があまり良くない子がリーダーシップを発揮するのに対し、成績の良い子は何もアイデアを出せませんでした。その様子を見てショックを受けました。机の上の勉強で身に付ける能力と、訳の分からないところから何かをつくり出していく能力が結び付いていないと感じたからです。
野依:成績の良い子は、数式や図形など明確に記述された形式知の問題には強い。しかし自然にはうまく記述できない問題の方が多い。そのような、正解はないかもしれない問題について、自分なりに考え納得することがとても大切です。

このお二人の意見が合うとは思えないのですが(^_^;)。
まあ、対談で喧嘩するわけにもいきませんしね。

研究者同士で教育を語っても有益な案って出ないと思うんですよね。
「お勉強」で生計を立てている特殊な職業ですからね。
中には、学生時代は劣等生で、という方もいらっしゃるとは思いますが。研究上の困難しか経験してこなかったですからね。

知識偏重じゃなくて創造的な教育を、って言ってもね。

別にアメリカが成功しているわけでもないしね。


村山先生はお話が上手ですし、書くものもわかりやすい。天は二分を与えるんだなあ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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March 05, 2013

奥村モデル

先月のニュースですが。


奥村善久名誉教授が工学分野のノーベル賞と言われる「2013 Charles Stark Draper Prize」を日本人研究者として初めて受賞

金沢工業大学の奥村善久名誉教授がこのたび工学分野のノーベル賞と言われる「2013 Charles Stark Draper Prize」(2013年チャールズ・スターク・ドレイパー賞)に日本人研究者として初めて選定されました。

「受賞理由:世界初の携帯電話ネットワーク、システム、標準規格に対する先駆的貢献」

Charles Stark Draper Prizeは、National Academy of Engineering(全米技術アカデミー。所在地 米国ワシントン.D.C.)が、生活の質を大きく向上させ、社会に多大なインパクトを与えた業績を持つエンジニアを表彰するもので、工学分野のノーベル賞と呼ばれています。

携帯通信技術により、私たちは、どの場所からもコミュニケーションができ、ボタンひとつで無数の情報にアクセスすることが可能となりました。このたびの「2013 Charles Stark Draper Prize」では、この携帯電話の創出に多大な貢献のあった5名のエンジニアが選出されました。

奥村名誉教授の研究成果は、1979年のNTTによる世界初の商用携帯電話網構築に道を拓くとともに、携帯電話の基地局を効率よく設置する上で欠かせないデータとして世界各国で役立てられています。


なんちゃらのノーベル賞が日本人は好きですね。
でないとどんだけすごいかわかんないからね。

アマサイは初めて聞きましたが、奥村モデルって普通に使われてるんですね。

奥村-秦カーブ

いわゆる奥村-秦カーブは、基地局と移動局との間の電波伝搬特性を、開放地、郊外、中小都市、大都市の各エリアで実際に試験を行い、その集計データを元に伝搬特性近似式としたものです。各エリアの電界強度は、準平滑地形の市街地での電界強度を基準電界強度とし、それに対する補正値によって算出されています。  試験はかなり以前に行なわれたものですが、現在でも電波伝搬特性の貴重な基礎データとして活用されています。ただし、都市部や郊外などのエリア分類の方法が必ずしも明確ではないため、自システムをどのエリアにとするかによって計算値に差が出てしまうし、基地局アンテナの高さが周辺の建造物より高い場合の伝搬特性データであり、特定小電力無線機の使用環境とは若干違う部分があるので、計算結果の妥当性について慎重に判断する必要があります。

1979年に実用化されたということですから、定着して一般化してからの受賞ということですね。ノーベル賞も成果が出てからすぐ受賞とはいきませんから(iPS細胞の山中教授のように例外もありますけど)。

しかし、奥村氏が初めてというのは意外ですね。工学は日本人が得意とする分野ですのに。


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March 04, 2013

アップル・サムスン地裁判決

アップル・サムスン特許訴訟:スマホ特許、アップル勝訴 携帯データ送信技術 東京地裁
毎日新聞 2013年03月01日 東京朝刊

 米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」などに使われている技術を巡り、アップル側が韓国サムスン電子の特許権を侵害していないことの確認を求めた訴訟で、東京地裁(大鷹一郎裁判長)は28日、アップル側勝訴の判決を出した。また、サムスン側が、アップル側機種の販売差し止めなどを求めた仮処分申請も却下した。

 問題となったのは、携帯電話のインターネット通信(パケット通信)で効率的にデータを送信する技術。同様の技術を巡っては米国と韓国でも訴訟が起きたが、昨年8月に米国の裁判所でアップル側が、韓国の裁判所でサムスン側がそれぞれ勝訴し、日本の司法判断が注目されていた。

 判決はまず、アップル側の2機種について「特許権侵害はない」としたが、「iPhone4」と「iPad2 Wi-Fi+3Gモデル」の2機種は侵害を認定した。

 しかし、サムスンが国際的な通信業界団体に対し「(この特許は)一部の携帯電話に必須な技術で公正に差別せず利用を許可する用意がある」と宣言していることを重視。「アップルが特許利用を申し出ているのに誠実に交渉を行うべき義務を尽くしていない」として、特許権侵害を理由に損害賠償請求はできないと結論づけた。


アップル勝訴は理解しましたが、最終段落はよくわかりません。知財関係者が皆、判決文をみないとわからないと言っているのはこのせいか。

地裁判決にしては複雑だなあ。

こういう結果も出ています。

「iPadの模倣なし」謝罪文掲載をアップルに命じた元英国判事、サムスンの法律顧問に


通信は技術標準があるから、なかなか特許侵害を認めさせるのは難しいよ。

パテントトロール屋さんは、よくそこを狙って警告状を出しまくっています。
もうああいう阿漕なことは止めた方がいいね。


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March 01, 2013

透明マント-光学迷彩-

ディスプレイで実現できること

しかし、ディスプレイの使い方はこれらだけにとどまらない、もっと広いと、最近考えるようになりました。こうした考えを持つようになったキッカケが、慶応義塾大学教授の稲見昌彦氏が研究している「透明マント」と、その技術を応用した「透明プリウス」です。

 透明マントは、人間を「透明人間」にしてしまおうというものです。人間の後方にある風景を衣服に映し出すことで、透明人間であるかのように見せます。人間の後方の風景を撮影し、その映像をプロジェクターで「衣服のスクリーン」に表示させるという仕組みで実現しています。映像表示を巧みに活用しているのですが、そこには窓のような形をした今までのディスプレイの姿はありません。

 これを応用したのが、透明プリウスです。「透明なクルマ」を目指したものです。今度は衣服ではなく、自動車のドアやルーフなどを「透明」にするわけです。透明ですから、車内からの視界を遮るものは何もありません。空飛ぶじゅうたんで移動しているような感覚が得られることになります。

光学迷彩をディスプレイと呼ぶのは無理があると思うのですが。
こげなものですから。

光学迷彩Ⅲ(Optical Camouflage)
上間裕二,小泉直也,曽憲威,南澤孝太,杉本麻樹,稲見昌彦

物体をバーチャルに透明化させる1つの手法として,再帰性投影技術( RPT:Retro-reflectiveProjection Technology)を用いた研究が数多く報告されている[1,2].RPT はハーフミラーを介して,ユーザの視点とプロジェクタの投影点が光学的に共役になる位置から再帰性反射材で構成されたスクリーンに映像を投影する手法である.スクリーンの背景画像を投影することでスクリーンが透けて観察されるようになる. 従来のRPT を用いた光学迷彩は図1のようなシステムで構成されている.プロジェクタが1つのため1視点でのみ観察可能であり,観察者は直径5cm 程度の観察穴から単眼での観察を行うというものであった.投影プロジェクタの数を増やすことで,両眼またはそれ以上の視点での観察が可能であるが,プロジェクタの物理的スペースの大きさの限界があり,実装上の課題があった.しかし高解像度・高輝度そして広画角を持つプロジェクタの登場により,この課題に対して新たな試みの可能性が指摘できる.つまり,観察可能点の数の向上を単純にプロジェクタの数の増加により実現するのではなく,1つのプロジェクタを複数のプロジェクション光源として利用することを考える.以上より本稿では1つのプロジェクタを用いて多視点で観察可能な再帰性投影技術の光学系の提案を行う.そして,図2 のように多視点で観察可能で観察者の上下左右方向への移動に対応可能な光学迷彩の実現を目指す.

Kogakumeisai3

透明プリウスに至っては何が利点かよくわからないです。
アマサイの頭が固いのでしょうか。
ああ、車庫入れとかね。アマサイは運転しないので。


外面に何か映すのが目的なのかなと。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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