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April 29, 2013

猿橋賞2013肥山詠美子さん

今年の猿橋賞の発表があったようです。

第33回(2013年)猿橋賞
第33回 猿橋賞受賞者 肥山詠美子氏の研究業績要旨

受賞研究題目「量子少数多体系の精密計算法の確立とその展開」

"Establishing an Accurate Calculation Method
for Quantum Few-Body Systems and its Applications"


 集団における構成員と全体との関係は、自然界や人間社会の様々な階層の研究の基本的課題であろう。構成員の離合集散、全体運動の形成、外部からの圧力、または闖入者に対する集団の応答などの興味ある現象を理解するためには、個々の構成員間の関係(相互作用)に基づいて集団的現象を解明して行く適切な研究手法が必要である。

 古典力学において、例えば、太陽と2つの惑星の間に万有引力が働く3体系のニュートン方程式は大変難解であることが知られている。同様に、ミクロな量子力学の世界の基礎方程式であるシュレーディンガー方程式を三体以上の少数多体系で厳密に解くことは困難な課題である。しかし、「厳密さ」ゆえに新しい知見に至ることが多々あるので、革新的な計算理論の提唱・開発は量子物理学の発展の大きな鍵である。肥山詠美子博士の業績は、シュレーディンガー方程式を少数多体系(三体以上)で高精度に解く適用範囲の広い計算理論を提唱・開発し、原子核物理学を始め、多くの分野の課題に適用して成果を上げたことである。

 少数多体系のシュレーディンガー方程式は、多くの場合、変分法(未知の解を既知の基底関数で展開してその係数と固有値を求める方法)を用いて解くことになるが、その際要求されることは、1)全系の物理的状況に適した基底関数を用いる、2)エネルギー行列要素多重積分が容易に計算される、3)エネルギー固有値解の収束が速い、4)適用範囲が広く様々な課題に応用できる、5)計算法を習得し易い、などである。肥山氏は、これらを満たす新しい理論を発案し、(五体系まで)実用化して、原子核物理学、エキゾティック原子分子物理学、冷却原子物理学、ハドロン物理学、宇宙核物理学、ミュオン触媒核融合など多彩な分野に適用し、従来困難であった数値計算を実現し、多大な貢献をして来た。

ううーむ、そういうことですか。
化学の話よりはわかる程度です。
凡人アマサイに最先端の物理学など深い理解があるはずもなく(^_^;)

肥山詠美子理研准主任研究員(42)「猿橋賞」受賞 「母の教え方すばらしかった」
2013.4.27 22:02

 「小学校3年まで、引っ込み思案で勉強もできなくて、人嫌いでした」

 40人学級で成績は下から2番目。「たぶん信じてもらえないから」と記者会見で公開した当時の成績表は、19項目のうち「よい」が2つ、「ふつう」が5つ、残り12項目は「もう少し」だった。

 現在の肩書は理化学研究所の准主任研究員。原子を構成する陽子や中性子の振る舞いを探究する原子核物理の理論計算の分野で、世界を牽引(けんいん)する研究者の一人だ。

 小3の夏休みから小6まで毎日、勉強をみてくれた母親のキヌ子さん(69)が、内向的で勉強嫌いだった少女を変えた。 

母は偉大ですね。
開口一番、母の話をなさる肥山さんも偉大です。
大人になれば本人の努力です。
お母様も別に研究者にするために勉強をみてくれたわけではないでしょう。


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April 28, 2013

職務発明はこれで決着!と思う

以前取り上げたもののの最高裁判決ですな。

「なかなかのビッグ発明ではございますが。」
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2010/06/post-8fce.html


発明対価290万円が確定=日立元社員の半導体特許-最高裁

 半導体集積回路の複製技術を発明したのに正当な対価を受け取っていないとして、日立製作所の元社員岡本好彦さんが同社に3億5000万円の支払いを求めた訴訟で、最高裁第1小法廷(白木勇裁判長)は25日付で、岡本さんの上告を受理しない決定をした。支払額を290万円に大幅減額した二審知財高裁判決が確定した。  一審東京地裁は、日立がライセンス契約を結ぶ際、岡本さんの発明が交渉材料として用いられたと判断。岡本さんの貢献度を4%とし、支払い済みの約2200万円を差し引いた約6300万円を支払うよう日立に命じた。  二審は、日立が実際に交渉材料に用いたことが、証拠上明らかな契約に限り対価の対象としたため、大幅に減額されていた。(2013/04/26-17:45)

最高裁判決ですから今後の職務発明裁判の「判例」となるでしょう、とアマサイは思います。
ライセンスを得た際に発明者の貢献を多くとるのは間違いと思います、
ってアマサイは散々書いてますが。
契約って個人でできるものではありませんから、企業の威力が大きいです。

先の記事のときも岡本さんは十分な対価をもらったと書きました。
その見解は今も変わりません。

まあ、このような判例を作ったのですから、岡本さんの訴訟は意義があったとも思います。

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April 25, 2013

CCDのお父さんウィラード・ボイル

ノーベル賞を2009年に受賞したウィラード・ボイルについて書かれています。

【キーマン列伝】デジタル撮影の代表格“CCD”の発明者 ~ウィラード・ボイル氏


デジタルカメラやデジタルビデオカメラは言うまでもなく、いまや携帯電話やスマートフォンにまで搭載されているデジタル撮影機能。それを実現する代表格が「CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ」だ。レンズから取り込んだ映像(光)を電気信号に変換して記録可能とする固体映像素子だ。

 CCDの詳細は置いておくこととするが、その発明は意外なほど古く、1969年(昭和44年)までさかのぼる。今回紹介するキーマンは、CCDの発明者の1人であるウィラード・ボイル氏(以下敬称略)だ。

 ボイルはカナダ・ケベック州のマギル大学に入学して物理学を学んだものの、折しも第二次世界大戦の戦禍が激しくなる頃。1943年に休学を余儀なくされた。戦中はカナダ海軍にて従軍し、戦闘機乗りとして活躍していたそうだ。

 その後、イギリス海軍などにも派遣されていたボイルだったが、ようやく戦争が終わるとマギル大学に戻り、1950年に物理学の博士号を取得した。大学卒業後、ボイルはカナダ王立軍事大学で物理学の教鞭を執った後、1953年にあのベル研究所へ入所することとなった。ベル研では世界初の常時照射型ルビーレーザーの開発などに携わったが、1962年にベル研子会社へ出向することになった。彼にとってこれが1つのターニングポイントとなる。

 1950年代後半より、アメリカは宇宙開発に力を注いできた。ボイルが出向したBellcommも、そんな宇宙開発を支援する部門をもった研究所だった。ボイルはそんな宇宙探索研究を行う部門のリーダーとなり、アポロ計画を支援する研究を行うこととなった。戦時中に戦闘機乗りだった頃、ボイルはスピットファイアで空母に着艦する技術をみっちり学んだというが、その経験と科学者としての知識を買われたのか、アポロ計画で月面への着陸位置を決定する助言などもしたという。そんなボイルだったが、CCDへつながる研究を開始するのはその後のこととなる。アポロ計画への参画が一段落した1964年、再びベル研に戻ったボイルは、集積回路の研究開発を担当することとなる。

 特に重要案件として研究を進めたのが、CCDイメージセンサについてである。というのも、宇宙開発とともにソ連との冷戦に突入しつつあったアメリカ軍は、宇宙船や人工衛星に搭載する、地磁気や放射線に影響を受けずに宇宙空間で映像の撮影を可能とする技術を必要としていたのだ。
(中略)
ボイルはCCDの発明によっていくつもの技術者賞を受賞した。その極めつけが2009年に受賞したノーベル物理学賞である。それにしても、発明からなんと40年も経っての受賞だ。CCDの発明者が世界的に評価されるのも、非常に長い時間がかかったのだ。

ボイル氏が発明しなくても誰かが発明していたと思いますが、評価が案外遅いですね。他の物理学の賞はとっていたのかな。

「電子の目」がなければデジタル技術は10年も20年も遅れていたでしょうね。
米国の宇宙開発は軍事開発の一端ですからやはり兵器は技術を躍進させるんじゃないですかね。日本の純粋なビジネスのための技術開発はもう限界なんじゃないかなと思います。

CCDでひっかかる一番古いのはこれでした。発明者はノーベル賞受賞ではないようですが。
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United States Patent 3,931,463
Levine January 6, 1976
Scene brightness compensation system with charge transfer imager
Abstract
The contents of the photosensing array of a charge coupled device (CCD) imager is transferred to a drain region during a portion of each integration time proportional to the scene's brightness. Such transfer is accomplished by shifting the accumulated charge in the backward direction along the columns to the drain region.
Inventors: Levine; Peter Alan (Kendall Park, NJ)
Assignee: RCA Corporation (NY)
Appl. No.: 05/491,114
Filed: July 23, 1974

Ccd_us

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図を見ると何かそんな感じだな、とは思います。

カメラ女子ではないですが、テレビ乙女としては重要な発明と思っています。

デジカメ技術はこれからも大事ですね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 24, 2013

タブレットなら4Kもいいかな

【麻倉怜士IFA・GPC報告4】Samsungが4K×2Kの問題点を指摘、マーケティングにつなげる巧みさも

Zoeller氏は「放送用チューナーの仕様もまだ決まっていません。またチューナーとつなぐインタフェースのHDMI2.0は必要ですが、新しいDRMの仕様は決まっていません。ストリーミングでのコーデックのHEVCも60Pや3Dへの対応は、まだです」と、またもや鋭く問題を指摘。ところが、ここからの話の展開がうまく、自社製品のメリットに誘導した。「というわけですから、今、4K×2Kテレビを買っても、それらの問題に対応できない製品では宝の持ち腐れです。Samsungの4K×2Kテレビなら、4K×2K用の強力なCPU、GPUとインタフェースを備えたKITボックスを後に販売します。4K×2Kに心配はご無用」と。

 4K×2Kテレビの購入者は、4K×2K放送が始まったら、KITボックスをテレビの専用スロットに差し込むだけで、4K×2K世界が楽しめることを強調し、「S9」という型番の85型 4K×2Kテレビの発売を発表。さらに「ここだけの話ですが、秋のIFAには85型より大きな、また小さな4K×2Kをデモする予定です」と、記者が飛びつきそうな内緒話で講演を終えた。

4K2K【4K】(4Kテレビ)

横4000×縦2000ピクセル前後の高解像度の映像・表示技術。「K」は1000を意味する単位の接頭辞「キロ」(Kilo)の頭文字。フルHD(1920×1080)の約4倍の画素数にあたる。具体的に、3840×2160や4096×2160といった解像度を意味する場合もある。

標準規格がきまっちゃう前に売っちまえってことですかね。

4Kテレビ、マーケットを日本に限る必要はないですね。世界市場で展開すればいいわけですから。

でも、テレビ事業(部分的に)から撤退する企業も出ているようですが。
この超高解像度を安価に提供するのは難しいそうです。
しかし、今テレビ開発展開を止めると完全に技術トレンドから外れていくわけですね。
まあ、アマサイは今家にあるやつでいいですけど。

やっぱりテレビもタブレットですかね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 23, 2013

書談:『改訂新版 科学論の展開』

■『改訂新版 科学論の展開』
著者:A.F.チャルマーズ 著,
訳者:高田 紀代志、佐野 正博
出版:恒星社厚生閣
発行:2013/4/4

Charmal_new

序 章
第一章 経験事実から導き出された知識としての科学
第二章 実践的な介入としての観察
第三章 実験
第四章 事実から理論を導き出す―帰納
第五章 反証主義の導入
第六章 洗練された反証主義、新しい事実の予言と科学の成長
第七章 反証主義の限界
第八章 構造としての理論 Ⅰ:クーンのパラダイム
第九章 構造としての理論 Ⅱ:研究プログラム
第十章 ファイヤアーベントのアナーキズム的科学論
第十一章 方法における方法的変化
第十二章 ベイズ主義的アプローチ
第十三章 新しい実験主義
第十四章 世界はなぜ法則に従うべきなのか?
第十五章 実在論と反実在論
第十六章 エピローグ
さらに進んで読む本
索引(事項・人名)、参考文献

アマサイが科学哲学を勉強し始めたとき読んだのもこれでした。この度二十年ぶりに改訂新訳が出ました。これが一番わかりやすかったですしね。原著も評判いいんですね。原著は教科書になっているらしく何度か改訂しています。

買おうかとは思っているんですが、今は読む時間もないしな。

科学論のことは大体この本に書いてありますね。

原著は旧版でももっておこうかな。

What is this thing called science?

Charmarl_ori


原著も表紙が猫ですね。シュレディンガーの猫ですかね。

科哲、科学論は地味だけど面白いですよ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 22, 2013

発明者だけでは技術立国にならないよ

知的財産政策ビジョン(案)
平成25年4月19日(金)14:00~16:00 知的財産戦略推進事務局会議室

【取り組むべき施策】 ・我が国の職務発明制度について、企業のグローバル活動を阻害しないような在り方について、国内外の運用状況に関する分析結果や、産業構造や労働環境が大きく変化している状況も踏まえつつ、以下のような観点から整理・検討し、例えば、法人帰属や使用者と従業者との契約に委ねるなど、産業競争力に資する措置を講じる。(経済産業省) - 発明者に対する支払いの予見性を高める観点 - 発明者への支払いが発明の譲渡に対する対価と考えるべきか、追加的な報酬と考えるべきかという観点 - 従業者の報酬については一般的には労働法で規定されているところ、発明の対価に関しては職務発明規定として特許法で規定されていることから、労働法の視点からも職務発明制度について整理する観点 - グローバルな制度調和の観点 - 発明者にとって魅力ある制度・環境の提供という観点 ・職務発明以外の自由発明(雇用関係にない学生の発明など)に関し、大学などにおける発明に対する取組の実態を調査し、その情報を周知する ことで、適切な取り扱いを促進させる。(経済産業省)
これが改革案の目玉の一つだそうですが。 現状と何か変わるんですかね。

発明者にもなんらかの実施権を残すのは大事と思います。

アマサイは二層構造にするべきと思いますね。

中堅・中小では出願時5千円、権利化1万円程度です。それでもなんだかんだ出さないとこがあるのが現状です。それ出さないからって一々裁判起こさないですからね。ここの基本は守らせる。

中途採用のエクセレント技術者は発明=プロジェクトごとに契約にする、
大きな組織では、定額制から契約制に切り替える、
というふうです。

これなら法律も改変する必要性もあまりないし。

ここでいうグローバルの意味がよくわからない。
外国での比較より、国内で文系社員と技術系社員の隔たりを作らないことの方が大事だと思うんですがね。

グローバルっていうとなんでも許されるってのがばかばかしい。


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April 18, 2013

ビジネスモデル特許かな?

日本でも特許ウォッチャーがいるんですかね。

バリューコマースがNFCなど非接触ICカード端末によるアフィリエイトの特許を取得 2013/04/16 ITpro


バリューコマースは2013年4月16日、NFCなど非接触ICカード携帯端末を利用したアフィリエイトの特許を取得したと発表した。この技術を活用してO2O(Online to Offline)リアルアフィリエイトサービスを展開していきたいとしている。

 取得した特許は特許第5210707号(公開番号2009-276932)「携帯アフィリエイト・トラッキングシステム」(図)。2008年5月13日に出願されている。アフィリエイトサイトをICカード付きの携帯端末で閲覧し、来店時に店舗設置の非接触ICカードリーダライタにタッチすると、ICカードのID番号がURLのパラメータとして送信され来店確認が行われ、誘導したアフィリエイトサイトに来店成功報酬が支払われるというもの。

 バリューコマースでは「ICカードのID番号を送信すること自体に独自性はないが、アフィリエイトと組み合わせたことに新規性があると考えている」という。


【公開番号】特開2009-276932
【発明の名称】携帯アフィリエイト・トラッキングシステム
【出願日】平成20年5月13日(2008.5.13)
【出願人】バリューコマース株式会社
【要約】
【課題】携帯端末ユーザがインターネット上のアフィリエイト広告に基づいて店舗等の指定場所に来場したか否かを、比較的簡単なシステム構成でもって、ユーザ側の操作手順を煩雑にすることなく、高い識別精度で確認することを可能にする。
【解決手段】携帯端末10に搭載の非接触ICカード15を店舗等の指定場所に設置したR/W60に読み取らせ、そのICカード15のカードID(IDc)とR/W60のID(IDr)を、上記携帯端末10から端末ID(IDm)を送信させるためのURLにパラメータとして付加した特定URLを作成し、上記R/W60を介して上記携帯端末10に通知させる。
【選択図】図1

P5210707


バリューコマースが言っているようにICのIDコードを送るだけじゃ特許にならないでしょうね。結構すんなりと特許になっていますね。IT分野を拡充しなきゃいけないからあまり厳しくはしないのでしょう。

(無効審判しようと思えばできるけど)

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April 16, 2013

日本に有利なTPPへ

TPP、知財・投資で攻め
2013/4/13 日本経済新聞

環太平洋経済連携協定(TPP)を巡る日米の事前協議が決着したことで、交渉参加11カ国との本交渉に焦点が移る。自動車分野でアジア各国が輸入車にかける高関税にどこまで切り込めるか。日本企業の要望が強い知的財産や投資ルールを見直す好機にもなる。農業分野では関税維持を主張しており、攻守の交渉戦略が欠かせない。

 日本が本交渉に参加するには日本の参加をまだ認めていないカナダ、オーストラリア、ニュージーランド(NZ)の同意が必要だ。日本は米国の同意を得たことで3カ国の了承を取れる環境が整ったとみて協議を急ぐ。

 日本がTPP交渉参加11カ国に支払う関税は年間5000億円弱。TPPは参加国の間で関税をできるだけ無くして貿易を促すのが狙いだ。関税が無くなれば日本の製品をもっと輸出しやすくなる。

 ◆自動車 例えば日本の主力輸出品の自動車。ベトナムは78%、マレーシアは15%の自動車関税をかける。日米の事前協議では日本車の関税を当分残すことで折り合ったが、本交渉ではほかの加盟国に関税の撤廃を求める。特に経済成長が期待できるアジアへの輸出が増えれば高い貿易効果も得られる。

 ◆投資ルール 関税以外のルールも重要だ。日本は本交渉で、各国でまちまちな法制度や手続きの統一化を主張する。日本は外資の投資規制で米国とタッグを組み、自国企業が域内で平等に競争できるように撤廃を要求。粗悪な海賊品を締め出す共通のルール作りも求める。貿易や入国の手続きを簡単にすれば大企業だけでなく、中小企業にもTPPの恩恵が広がりやすくなる。

 米国は食品の安全基準の緩和や特許権の延長なども求めている。「分野ごとに敵と味方が入れ替わる」(外務省幹部)のが多国間交渉だ。日本は重要ととらえる分野でいかに味方をつくれるかも本交渉の課題になる。

TPP交渉報道で不思議なのは、安倍首相が「日本の利益を守る」というとこばかり写されていることです。攻める、とは言えないでしょうが、日本に有利なルール作りをしなきゃいけないんじゃないかな。何か米国の要求の閾値を下げることばかり言っているような気がします。

特許法に関しても、日本・欧米に合わせろよ、くらい言ってもいいんじゃないかな。

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April 15, 2013

レオンハルト・オイラー

今日はオイラーの誕生日だそうです。

Photo

http://ja.wikipedia.org/wiki/ より

レオンハルト・オイラー(Leonhard Euler, 1707年4月15日 - 1783年9月18日)は数学者・物理学者であり、天文学者(天体物理学者)である。微積分成立以後の18世紀の数学の中心となって、続く19世紀の厳密化・抽象化時代の礎を築いたとされる。スイスのバーゼルに生まれ、現在のロシアのサンクトペテルブルクにて死去した。

解析学(無限小解析)においては膨大な業績があり、微分積分の創始以来もっともこの分野の技法的な完成に寄与した。級数や連分数、母関数の方法、補間法や近似計算、特殊関数や微分方程式、多重積分や偏微分法などなど、古典的な解析学のあらゆる部分に、基本的なものから応用にいたるまでの業績があり、自身の発見を教科書を通して広く一般に普及させた。あまりにも膨大な量のため、彼の解析学における仕事、例えば公式ひとつひとつまでも完全に伝わっているということはなく、あらたな公式の発見などしばしばオイラーの再発見に過ぎないことも多い。その名前は、指数関数と三角関数の間の関係を与えるオイラーの公式、オイラー=マクローリンの和公式、オイラーの微分方程式、オイラーの定数などに残っている。更に複素数の変数を積極的に用いて、解析学に限らず数学全分野に大きな業績を残した。

オイラーさんがいなかったら物理の学徒はずいぶん不自由をしたでしょう。オイラーの人となりって知らないんですけど、研究ばっかりしていたんですかね。ベルヌーイに才能を見出されたそうですから、ファラデーとデービー卿みたいな関係ですかね。

この記念日にオイラーの公式を導き出す、とかしないですけど。

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April 12, 2013

4Kテレビ買いますか?

ソニーが65型と55型の4Kテレビを投入、色空間拡大技術などを採用

ソニーは2013年4月11日、4K(3840×2160画素)対応の液晶テレビ2機種を同年6月1日から発売すると発表した。発表したのは65型の「KD-65X9200A」と55型の「KD-55X9200」。ソニーは2012年9月に84型の4K対応液晶テレビを発売済み。今回の製品は、ソニーの4Kテレビの第2弾となる。

 今回の液晶テレビでは(1)色空間を広げる「トリルミナス ディスプレイ」、(2)磁性流体スピーカーなどを採用した。(1)は米QD Vision社が開発した量子ドットを用いた発光半導体技術「Color IQ」を利用したもの。Color IQ技術を採用した光学部品に白色LEDバックライト光を当てると、純度の高い青、緑、赤が混合した白い光に変えられるため、色空間が広がる。
(中略)
 この他、テレビとスマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器との連携機能を強化した。具体的にはモバイル機器のNFC機能を使い、テレビ付属のリモコンにタッチすると、モバイル機器の画面がテレビに表示される「ワンタッチミラーリング」、スマートフォンやタブレット端末でテレビ番組の情報や録画の設定などが行えるアプリケーション・ソフトウエア「TV SideView」、MHLを使ったモバイル機器映像入力機能、などである。

50万のテレビなんか買いませんよねえ。でも金持ちはいるからな。
スマフォやタブレットで使うしかないですよねえ。

画像はどれくらいいんですかね。
プレスリリースには書いてあります。

http://www.sony.jp/CorporateCruise/Press/201304/13-0411/

フルHDの4倍、約829万画素の解像度を持つ4K(水平 3,840画素×垂直 2,160画素)液晶パネルと4K対応超解像エンジン「4K X-Reality PRO」により、高精細かつ高品位な画質を実現。フルHD映像では表現しきれなかった細部まで再現でき、被写体の持つ質感やディテールまでリアルに描き出します。フルHD映像を視聴する場合、画面の高さの約3倍離れる必要があるとされていますが、4K映像ではフルHD映像の場合の半分の距離まで近づいても画素が気になりません。その際の画面に対する視聴角度は約60度になり、目の前に大きく広がる迫力に満ちた映像と音の臨場感を楽しむことができます。また、「プレイステーション 3」専用のソフトウェアである「PlayMemories Studio(プレイメモリーズ スタジオ)」を使用すれば、快適な操作性で風景写真やご家族の写真などのデジタルカメラで撮影した高解像度写真を大画面の4K解像度で楽しめます。

Sony4k


PDFで見ててもわからないですね(^_^;)。
アベノミクスで景気がよくなっているそうですからうれるのかもしれませんね。

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April 10, 2013

産学官連携物語

「知財の危機、国は直視を」 IGZO開発の東工大・細野教授
インタビュー 日本の頭脳 20130/4/07 日本経済新聞

 細野教授は日本の研究開発体制について「(新産業を生む)基礎研究は大学が担うの が適当だ」と指摘した。企業がいつまでも自前で基礎研究に取り組むほど体力に余裕は ないとし、産学官の連携を深める必要性を強調した。  ただ、教育が本来の目的である大学では荷が重い面もあるとし、特定の研究分野を担 う大学の付属研究所を積極的に活用するよう提言した。「付属研究所を拠点に10年単位 の期間で取り組むのが効果的」と述べた。  ただ、特許など知的財産権もしっかり確保しないと危ういと警鐘を鳴らした。「国は 状況を直視し、特許を取るまでに時間がかかる現状を早急に解消してもらいたい」と訴 えた。日本で技術が死蔵されるなら、海外に可能性を求めることも辞さないとも語った。

 ――1人当たり約30億円を充てる最先端研究開発支援プログラム(FIRST)の下
で研究中だ。成果を日本は生かせるのか。

 「プログラム期間中の4年で成果が出せるなら民間企業がとっくにやっている。金さ
え積めばいいという考えはおかしい。資金は必要だが、研究期間の長さが重要だ。私の
研究でも短くて8年、長くて10年近くかかったときもある」

 「研究成果も日本企業が率先して使ってくれるならそれに越したことはない。ただ、
世界の方が圧倒的に可能性がある。日本企業だけにこだわっていたら、研究成果が実用
化されない。日本企業が手を挙げなかったらお蔵入りというのは、研究者を腐らせる」

細野先生は知財に理解がある方だが、まだ権利化が遅いと思っておられるのだな。しかし、まわりの知財人がそれを教えないのがいかんな。大学がもっとフレキシブルになって、ライセンス活動をすればいいんじゃないか、って今の大学でそれができるとこはないだろう。交渉上手な海外企業に持っていかれても仕方ない。

大学じゃないとできないことってなんだろう。ほんとの基礎研究だろうな。それにはやっぱお金がいる。どれだけ大学研究に金をつぎ込めばいいだろうか。

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April 09, 2013

東千秋先生

放送大学の東千秋先生が昨年度で退官されることになった。

東先生はアマサイが放送大学学部のころからいらっしゃる方である。2度くらいお話したこともある。通信制の大学なのに理学や工学があり、材料工学の専門家が専任教員というのに結構驚いた。工学を組み入れるのは、やはり放送大学の目玉商品の一つであったらしい。

学部のときに材料工学を勉強して後年役に立った。材料工学って物理じゃなくて(ということもないが)化学なんだ、と知っただけでも勉強の方法がわかる。

近年は経営工学、技術経営の講座を持たれるようになった。今期アマサイが受講する『日本の技術・政策・経営』は東先生の放送大学最後のお仕事となる。放送大学の学部に入ったあのころを気持ちを思い出しながら勉強したいと思う。

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東 千秋(あずま ちあき、1942年 - )は、日本の工学者。放送大学教養学部教授。専門は、材料工学、高分子化学。
北海道生まれ。東京都立三鷹高等学校卒業。上智大学大学院理学研究科修士課程修了。昭和50年、上智大学より工学博士号を取得。博士論文は「α,β-不飽和カルボニル化合物の構造とその重合反応性に関する研究」。上智大学助手、ブラジルリオデジャネイロ連邦大学高分子化学研究所准教授(1980年 - 1985年)、放送大学助教授を経て現職。
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April 08, 2013

書談:林真理子『下流の宴』

■『下流の宴』
著者:林真理子
出版:文春文庫
発行:2013.01.10

1365429017201.jpg
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黒木瞳の主演でNHKドラマでやってました。おもしろかった、痛快でした。だから原作読まなくてもと思ったんですが、手にとったとたん、真理子ワールドに引き込まれました。
由美子の言動は、女性ならずともうなづくのではないのでしょうか。自分の息子が20で高校中退のフリーターで2歳年上のこれまたアルバイトの女性と結婚したいと言ったなら歓迎はできないのでしょう。自分も夫も相応の大学を出ていて、中流のサラリーマン家庭、一人息子に大卒の資格を望むは、分相応でありましょう。

どこも、どの登場人物もうなづくばかりで、それでいて、みごとに一つの世界を作り上げていて、これは先進国のグローバルスタンダードになる小説じゃないですかね。

中でも由美子と満津枝の関係に共感できるかな。ちょうど私と私の母の年代に相応するので。父が、夫が、医者だったことをここまで誇るのは理解を越えますが。まあ、クラスメートに医者の娘がいればお金持ちなんだなあ、と思いますが、それ以上には尊敬しないのですよね。ああ、主人公の実家は地方なんですね。東京近郊以外では、教員と県庁勤めはすごい尊敬されると聞いたことがあります。医者なんて言ったら議員並の地位でしょうね。これでテレビではわからなかった謎が一つ溶けました(いや、関東でも医者は三代続かないと本物ではない、とかあえて勤務医とは区切ったりするみたいですね、そういう階層があるほど「上」の人たちという・・)。

その医師の家であることを誇り、満津枝は、いつか「桧舞台」に子供たちを乗せたいと補正下着売りに精を出します。満津枝は娘・由美子と佳美に言い聞かせます「あなたたちは、あの子たちと違うの。あの子たちはこのアパートで生まれて育ったの。あなたたちはたまたま一時だけここにいるだけなの。根本が違うの」

そうなんだ(^_^;)。ということは、幼少のころは民間アパートで都営住宅に移ったアマサイのうちはあっちの人なんだ。知らなかったw。まあ、これも地域差があると思いますが。

そして、満津枝は一大決心をして孫の翔に寅の子の一千万円を渡し、これで海外留学でもしてらっしゃい、と言い渡します。翔は、お金なんかいらない、もらっても使い道がないと答えます。ドラマで野際陽子の演じたときの悲鳴がよみがえってきます。

「いらない?あんたお金がいらないっていうの。何の意欲もない、将来も考えていない、これじゃ死んでるのと同じだよ」

滑稽ですけど、確かにお金はいらないという青年がいたらびっくりしてしまいますよね。それが一応は正当なものとしても。

しかし、そういう青年がいても不思議でないのが平成時代というものですよね。

アマサイも息子がいて、その子が明確な理由もないまま中卒になってしまったらどうすればいいんでしょうね。全く見当がつきません
可奈や珠緒の生き方考え方も実の興味深いです。

解説の桐野夏生の文章はちょっと手抜きじゃないかな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 05, 2013

サイエンスマインド

科学を全く学ばない科学記者はどうでもいいんですが、見聞してきたことは事実であるはずですので。


鏡の国のサイエンス 佐倉統(東京大学大学院情報学環)

佐倉 さて、イギリスの話を聞かせてください。昨年休職して、ロンドンに留学されていたんですよね。

元村 はい。2007年9月から08年8月までの1年間、ロンドンの大学院で科学コミュニケーションを学びました。というよりも、イギリスを中心にヨーロッパで科学と社会がどのように関わっているのか、いろんな現場を見てきたんです。そういう現場のひとつに、イギリスのあちこちで開かれる科学フェスティバルがあります。

佐倉 街ぐるみで開催するんですよね。エディンバラなんかは科学フェスティバルを街おこしに使っているくらい。

元村 ええ。実験ショーや講演会などいろんなプログラムがあって、子供を対象にしているものが多いんですが、面白いのはチェルトナムという街の科学フェスティバル。ここは大人向きなんですよ。とくに科学に興味がなくても、音楽祭や文学祭と同じように大人が楽しめるように工夫されていて。科学が大人にとって、教養と娯楽の対象なんですよね。このへんの感覚は日本とかなり違う。

佐倉 この連載対談の第1回のゲストが脳科学者の茂木健一郎さんだったんですが(注5)、彼がこんな話をしてたんです。法律の世界でいう「リーガル・マインド」と同様、科学にも「サイエンス・マインド」があると。それは、科学する心とか科学的なセンスといった意味なんですが、茂木さんもイギリス留学経験があって、向こうはこのサイエンス・マインドが日本よりずっと広まっているようだというんです。それはお感じになりましたか?

元村 すごく感じました。うらやましいと思いましたよ。

(中略)

元村 そう。卑近な例ですが、こういう身近なところで科学と一般の人との距離の違いを感じます。それからもうひとつ、要因として私がにらんでいるのは、イギリス人の国民性。とにかく疑い深くて議論好きなんです。だから、お上やマスコミが言ったことをまず斜めから見る。BBCはこう言っているけど、私はこう思う、なんて。で、この「疑うこと」と「議論すること」って、科学の基本姿勢の二つですよね。彼ら自身は意識していないけれど、私から見ると、そもそも国民性のなかに科学になじむ行動パターンが含まれているんじゃないかと。これは仮説です。

日本人の方が科学知識はあるんじゃないかと思いますね。でも知識がある故に軽々しくは語れないと感じなのかな。イギリスの国民性のことを別の言葉で表した人がいますね。英国人は「プリンシパル」を求めるが、日本人はあまりそういうこだわりはないと。プリンシパルが際立つのはサイエンスでありますからね。

一部でニセ科学が好かれるのは、そういうプリンシパルにこだわらず科学みたいなことを語っているからかな。

でも、日本では、天文観測、園芸、昆虫採集など、サイエンスはところどころ根付いているんですがね。学校教育が悪いのかな、小中高で学ぶ理科=サイエンスという枠がどうしても取れないんですかね。

こりゃイギリス行ってみないとわかんないな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 04, 2013

理系女子(リケジョ)的な何か。。。

リケジョって別に好きな言葉ではないのですが、まあ、便宜的に。

ときどきテレビに出られる美馬のゆり先生ですが、私はてっきり、心理学とか脳科学の研究者かと思っていたのですが、バリバリの工学部、今でいうソフトウエア工学の方なんですな。

公立はこだて未来大学 - 美馬のゆり


お父様が趣味で電子工作、アマチュア無線をやられていた関係でそちらの方面に興味を持たれた。秋葉原で電子部品店でバイトしたこともあるとか。進路を決めるときまだ情報処理工学とかあまりないときで、コンピュータの勉強をしたいがどの学科がいいか、電子工学か、それはハードウエアの方で自分はその中身をやりたい、探していたら電通大で計算機科学科というのを見つけ、ここであろう、と受験されたそうです。

計算機科学、コンピュータサイエンスの直訳ですね。

アマサイのころはもう普通に情報工学科とかありまして、女子も増えてくるころでした。

アマサイはソフトウエアなんて目に見えない?!ものには全然興味がなくて、これからはエレクトロニクスがもっと席巻する、それには電子工学でしょう、回路でしょう、という考えでした。何度も書いていますが、テレビを作るような会社に入れたらなあ、と漠然と思ってました。ずれてはいないけど、あんまり業界の将来は見据えていなかったですね。電気と電子が丁度分けられたころでアマサイがやるのは電気でなくて電子だな、くらい。

パソコンもまだ高嶺の花でしたから。

で、美馬さんは卒業後DECに入られ、ハーバードに行かれ、コンピュータサイエンスの道を歩まれる。当然延長線上に、認知システムとか情報システムとかがあるわけです。

前時代リケジョ(美馬さん、アマサイなど)の特徴は、迷いがないってことですかね。男性社会じゃないか、とか、就職はどうするのか、あまり考えない、私のやりたい道はこれと決まったらまっしぐら。アマサイはあまりまっしぐらでもなかったんですが。

美馬さんには同じ時代のお姉さん的感覚を持っています。

ちょっと離れたとこにいる方かなと思っていったけど、電子工作、ハム、旧秋葉原という同じキーワードを持っていたとうれしくなりました。

美馬さんの『理系女子的生き方のススメ』読んでみようかな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 03, 2013

何事も現場が大事

JTNインタビュー 村田 恒夫氏(村田製作所 代表取締役 社長)<上>
モノづくりの現場を知らずに研究開発はできない

私自身,最近の新入社員の学力が低下しているとは思わない。

 この問題とは別に,当社では2009年度から新入社員教育として大きく変えたことがある。入社して約1カ月間の本社研修が終了した後に,約半年間の工場実習を経験させるようにした。これは,大学卒や大学院卒といった学歴に関係なく,すべての新入社員に対して実施しているものだ。もちろん,交代制勤務もある。

 半年間の工場実習を実施したのには訳がある。我々が手掛ける電子部品では製造ラインが大規模になっているため,短期間の工場実習では「ボタンを押す」「物を運ぶ」といった作業だけになることが多く,しっかりとした実習にならない。やはり村田製作所は「モノづくり」の会社。現場を知らないで研究開発部門に配属しても意味がないという危機感を持って実施することにした。

 工場での勤務は,体力的に厳しい。「音を上げる新入社員もいるのでは」と内心思っていた。しかし,新入社員全員がちゃんと実習を終えて,その後もイキイキと働いているようだ。

アマサイも学卒であれ、院卒であれ、メーカーに入ったからには、はんだ付けからすべきという考えですね(まあ、はんだ付けの過程があればですが)。P社は、新入社員に系列の電気店で販売員をさせていたそうですが、今はどうなんでしょう。系列店なんて今は激減しているでしょう。

これはメーカーに限らず、組織が大きければ大きいほど下っ端仕事をするべきですね。

大型メーカーは、何で利益を得ているからわからなくなったので、衰退したんじゃないでしょうかね。

工場がいやならメーカーに行っちゃいかんですな。

隗より始めよ、は何にでも云えることですね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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April 01, 2013

数式は特許じゃないのん。


「数学的アルゴリズムに特許認めず」、Linuxに関するRackspaceの訴えを米裁判所が却下 2013/04/01

米Red Hatは2013年2月28日(現地時間)、米Rackspaceが米Uniloc USAにより特許侵害で訴えられていた訴訟で、テキサス州東部地区の連邦裁判所が訴えを却下したと発表した。Uniloc USAは、Linux OSでの浮動小数点数の処理が同社の特許を侵害していると主張して、クラウドサービスベンダーであるRackspaceを訴えていた。米Red Hatは、RackspaceがRed Hat Enterprise Linuxを使用していることから、ユーザー企業への特許訴訟について法的支援を提供する制度に基づき弁護費用を負担していた。

 Uniloc USAの特許は、浮動小数点数の処理においてオーバーフローやアンダーフローを処理する方法に関するもの。テキサス州東部地区の連邦裁判所は、最高裁の判例に基づき、数学的アルゴリズムに特許性を認めないとしてUniloc USAの申し立てを却下した。


United States Patent 5,892,697
Brakefield April 6, 1999
Method and apparatus for handling overflow and underflow in processing floating-point numbers

Abstract
A method for processing floating-point numbers, each floating-point number having at least sign portion, an exponent portion and a mantissa portion, comprising the steps of converting a floating-point number memory register representation to a floating-point register representation; rounding the converted floating-point number; performing an arithmetic computation upon said rounded number resulting in a new floating-point value; and converting the resulting new floating-point register value to a floating-point memory register representation. An apparatus for processing floating-point numbers comprising means for converting a floating-point value from a random access memory register to a floating-point unit register; means for selecting the type of accuracy required of the converted value; means for selecting the type of rounding required of the converted floating-point value; means for performing an arithmetic operation upon at least one converted floating-point value based upon said selected accuracy and rounding; means for chopping the result of the arithmetic operation to fit a mantissa portion of a floating-point value; and means for converting the resulting floating-point value from the floating-point register representation to the random access memory representation.

5892697


浮動小数点なんちゃらはまずいでしょうね。
図面もなんだかハードウエア的説明みたいだし。
USPもなんでこんなの特許しちゃうわけ。

審査はもうちょっとまじめにやってほしいですな。

米国って審査基準公開されていないのかな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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