無料ブログはココログ

« April 2013 | Main | June 2013 »

May 30, 2013

中国特許、不思議じゃないよ。

環境メーカーは見た、中国特許の不可思議
アメとムチの制度改革で、“知財大国”を奪い取る(その1)

知財で技術覇権を狙う 国を挙げて“知財大国”を目指す中国。2009年10月には,改正専利法が施行された。1984年の専利法制定以来,1992年,2000年に続いて3回目の大きな法改正だ。

 特許庁出身で,日本貿易振興機構(JETRO)の北京センターに駐在経験を持つ弁理士の日高賢次氏(日高東亜国際特許事務所 所長)は,「過去2回の改正は,WTO(世界貿易機関)加盟への対応など外圧による側面が大きかった。今回は,中国が自主的に改正した初めての例」と解説する。

 法改正の内容などから見えてくるのは,知的財産戦略で世界の技術覇権を握ろうとする中国の姿だ。特許だけではない。巨大な国内市場を背景に,国際標準とは異なる独自の標準規格を打ち出す動きも相次いでいる。

 2008年に中国政府が公表した情報セキュリティー製品の安全認証制度は,象徴的な例だろう。中国独自の技術認証制度の導入で,ソフトウエアのソース・コード開示を求められると物議を醸した。このほかにも,家電や通信分野などで独自の標準規格を次々とぶち上げている。

 中国の知財制度に詳しい,協和特許法律事務所の副所長で弁理士の黒瀬雅志氏は「将来は,中国の標準に対応していない製品を中国国内で売ることができなくなるだろう。勝手に標準に対応すると,中国企業が特許を持っていて高額のロイヤルティーを要求されるといった可能性もある」と懸念する。


元記事は3年前ですからね、そのときは確かに中国特許が標準になり得る気がしないでもないという感じではあったですね。

しかし、中国でモノを売るなら中国特許を踏まないようにするのは当たり前だね。

今はPCT経由で出願して各国に特許権を得てしまうのが、懸念されているね。

権利を得たならそれを行使するのは当たり前なんだから別に騒ぐほどのことでもないですな。

問題にするなら特許より商標だね。

中国に進出しようとするほとんどの企業は、いつの間にか商標取られているし。
(でも、これ日エレだしね)

日経の無知の煽り記事、いいかげん止めてくんないかな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪応接室、ちょっと不具合が出ています。少々お待ちください≫

May 29, 2013

量子ドットカラーディスプレイ

未来のディスプレイを実現する材料:液晶パネルの色域を大幅に広げる量子ドット

ディスプレイの国際会議「SID 2013」(2013年5月19~24日、カナダ・バンクーバー)では、液晶ディスプレイの色域を大幅に広げて有機ELと同等にするための技術が発表され、多くの聴衆の注目を集めた。展示会場では米3M社が量子ドットを使ったフィルム「QDEF」のデモを披露し、シンポジウムでは米QD Vision社が液晶ディスプレイ用途に向けた量子ドットの製造に関して招待講演を行った。


3MのQDEF、青色LEDとの組み合わせでNTSC比100%
 これまで「DBEF」を代表とする様々なバックライト用フィルムで、液晶ディスプレイの表示性能向上に寄与してきた3M社が、新たな製品を市場に投入する。量子ドットを使い、液晶ディスプレイの色域を大幅に広げられるQDEFと呼ぶフィルムである。青色LEDとQDEFを組み合わせることによって、NTSC比100%の広色域を容易に実現することができる。

 展示会場では、モバイル用の液晶パネルに適用したデモを実施。従来品の標準的な色域であるNTSC比70%から、有機ELと同等のNTSC比100%に高めた比較展示を行った。さらに、大型テレビ用では、従来品とQEDF搭載品の差をデモンストレーションした。このQDEFを搭載した大型テレビの試作品には、「BEST IN SHOW DISPLAY WEEK 2013」が授与された。

 このQDEFは、3nm径と7nm径の量子ドットをフィルム中に分散させ、それを保護フィルムで挟み込んだ構造を持つ。バックライトの導光板と液晶パネルの間に貼る。バックライト光源には、従来の白色LEDに代えて青色LEDを使う。3nmの量子ドットで青色光を緑色光に変換し、7nmの量子ドットで青色光を赤色光に変換する。この結果、従来のブロードな波長特性を持つ白色LEDに対して、赤・緑・青の鋭いピークを持った光源になり、鮮やかな色彩を得ることができるという。

ディスプレイの量子ドット応用ってあまり聞かないな、と思ったら結構進んでいる技術なんですね。化学屋さんの領域のようです。


ディスプレイ技術への量子ドットの応用

Dr. Seth Coe-Sullivan3 Co-Founder and CTO, QD Vision, Inc.

コロイド状量子ドット(QD:Quantum Dot)は、量子力学に従う独特な光学特性を持つナノスケールの材料で、QD Vision社において開発された、新たなディスプレイ技術に用いられています。量子ドットはナノスケールのコロイド状半導体で、コロイドのサイズによってバンドギャップを調節することが可能です。QD Vision社では、これらの材料に、有機分子や、プラスチックエレクトロニクス(有機エレクトロニクス)のプロセス技術を組み合わせ、新たな固体ディスプレイの開発を行っています。有機材料は、安価に製造が可能で、フレキシブル基板上に堆積でき、明るく発光するため、ディスプレイなどの発光デバイスに有望な材料です。しかし、有機材料の利点と量子ドットの特性を組み合わせれば、さらに優れたデバイスを開発できるかもしれません。量子ドットLEDの概念は以前から実証されていましたが、初期に作製されたデバイスの効率と明るさは、商業化可能な素子技術に求められる数値よりも桁違いに低いものでした。QD Vision社の創立者は、相分離技術1などの新たな製造技術を開発しました。この技術を用いることで、量子ドットや低分子有機輸送材料(従来使用されていたポリマーではなく、Alq3やTPDなど)2から非常に高効率な量子ドットLEDを作製することができます。

Qd01

ヘキサンに分散させた蛍光CdSe量子ドットのバイアル。量子閉じ込め効果を示しており、量子ドットサイズは、左から右の方向に、2 nm(青色)~8 nm(赤色)となっています。CdSeは、断面図で示したQD Vision社の素子構造に使用できる量子ドット材料の一例です。素子にはわずか1層の量子ドットが使用されており、素子の動作電圧を低く維持したまま、量子ドット発光量を飽和させることが可能です。


発色に量子を使うなんて素敵なことじゃないですか。

これからも注目技術ですね。


量子力学の応用ならばけんきゅーしてみたいな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪応接室、ちょっと不具合が出ています。少々お待ちください≫

May 27, 2013

問題は電源なのね

【SID】“曲げられる”有機ELディスプレイは高精細/大型に、パナソニックや東芝など


今回の「SID 2013」では、フレキシブル有機ELディスプレイの発表が多い。一部はフルHD(1920画素×1080画素)相当など高精細化、大型化へ進み始めた。また、InGaZnO(IGZO) TFTは今回発表のすべてのパネルで採用された。

 パナソニックは、フルカラーの4型フレキシブル有機ELディスプレイを開発した(講演番号18.4L)。素子構造はトップ・エミッション型で、駆動にはアモルファスのIGZO(a-IGZO) TFTを用いた。画素数は224画素×224画素×RGB(赤色/緑色/青色)で、精細度は80ppi(pixels per inch)である。基材はPEN(ポリエチレンナフタレート)で、曲率半径10mmまで曲げられる。

 作製時はまずガラス基板の上にPENシートを張り、その上に有機EL層などを形成する。その後、メカニカルにガラスからPENを剥離する。「プロセス温度は最高150℃と低い」(パナソニックの発表者)。ただし、オーサーズ・インタビューでは試作品を見せなかった。

Pict1

別に大型じゃなくていいんで実物をみたいんですが。

ディスプレイ展で試作品を見て5年以上経っているんでもうそろそろA4の実物大が市場に出てもいいと思うんですが。

同社は試作品をオーサーズ・インタビューで披露した。パネルは非常に薄くて軽いため、人の動きなどで生じる空気の流れだけでふわふわと動く。ただし、「持ち運べる小型の電源がまだなくて」(同社)、動態展示はなかった。

うーむ(^_^;)

iPadがギリなんですかね。

ファイルケースにディスプレイを入れたいですね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪応接室、ちょっと不具合が出ています。少々お待ちください≫

May 24, 2013

マッシュアップ特許?

特許の独占権を奪う「Web経済圏」

ただ,出願件数やノウハウで進んでいても,インターネット関連企業との連携で家電メーカーの特許が有効に機能するかを疑問視する声は多い。「従来の考え方ならば,家電メーカーの方が有利。ただ,『Android』のようにインターネット関連企業が提供する技術を導入する例が増える中,本当に権利を主張できるのだろうか」。大手家電メーカーの研究者の経験があり,ソフトウエア関連特許に詳しい弁理士の谷川英和氏(IRD国際特許事務所 所長)は疑問を呈する。

 さらに,インターネット業界では,従来の特許システムとは異なる技術評価の新たな枠組みが生まれている。その基盤は,複数の企業が互いのWebサービスを連携し合う,いわゆる「マッシュアップ」だ。

マッシュアップ経済圏で技術の価値が可視化
(a)は個別技術のライセンス供与や特許のクロスライセンスといった,従来型の機器メーカーの技術流通の枠組み。インターネット分野では,Webサービスを部品として他社に提供する「マッシュアップ」を軸に,特許システムとは異なる技術の価値の見える化が進む(b)。

Webmushup

http://e-words.jp/w/E3839EE38383E382B7E383A5E382A2E38383E38397.html
マッシュアップ【mash up】mashup
Web上に提供されている情報やサービスなどを組み合わせて、新しいソフトウェアやサービス、データベースなどを作ること。Web 2.0の構成要素として注目されている。GoogleやYahoo、Microsoftなどが提供する地図サービス、Amazonが提供する商品情報など、自社の技術をWebサービスとしてAPIを公開するケースが増えてきており、これらの機能に独自のユーザーインターフェイスを組み合わせて、新しいサービスが提供されている。

このマッシュアップという図式が本当なら、別段権利行使できるか、など問わなくていいわけですよね。そのwebでパテントプール的な契約をすれば。ここまで複雑ではないですが、部品を買ってそれぞれに特許権があって、それらを組み合わせて製品を作る、その製品自体にも特許権が存在する、と大きく変わる点はないように思います。

まっ、web上だとハード製品より複雑なんでしょうが。

これは特許権の問題というよりどのように共生していくかの契約の問題なんでしょうな。

他に論点があれば教えてください。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪応接室、ちょっと不具合が出ています。少々お待ちください≫

May 21, 2013

物理離れは心配ない、と思う

理系離れなんて起きていないと信じているアマサイです。

売文屋の自称科学作家が言い散らしてるなら別に気になりません。
そうやって煽って自分の本を売るための手段にしているだけだから。
ほんとに汚い奴らです。

「算数のできない大学生」とかいう本を出した大学教授を思い出してください。
わずかでも印税をもらい、どっかに呼ばれて講演料をせしめるだけだったじゃないですか。
ほんとに大学生の学力不足を憂いているなら、
「で、我が校ではこのように解決した」
という報告があってしかるべきでしょう。

しかし、彼らはそういう立場にあって何もしない。
売国奴ですよ。

しかし大栗先生は違います。

大栗博司のブログ
http://planck.exblog.jp/19851405/

しかし、日本の高校の理科教育一般については、心配なこともあります。

米国物理学協会の調査によると、米国の高校で物理を選択する生徒の数は、この20年間で倍増しているそうです。

これに対し、日本学術会議の調査によると、日本の高校における物理履修者の比率は、1970年代には8割から9割だったのが、現在は2割以下になっているそうです。

日本の高校では「理科基礎」や「理科総合」という必須科目もあるので一概に比較できないのかもしれませんが、物理履修率の劇的な減少は心配です。


物理学者であれば後継になり得る高校生が少ないことは心配でありましょう。

しかし、先生がおっしゃっているようにここ30年でカリキュラムが大幅に変わりました。
理科4教科を履修する秀才を出すよりも、全員が理科の基礎を習得した方が有益ではありますまいか(私よりちょっと上の世代は物理、化学、生物、地学のⅠⅡを履修した方がたくさんおられたようです)。

私から言わせれば、今の高校生の7割とかが物理Ⅰ、Ⅱを履修する方が驚異です。
(70年代の8割というのは本当か?と疑ってしまいます)
とはいえ、やはり2割はちょっと少ないですね。
やはり4割くらいは履修してほしいものです。

最も私は高校で物理Ⅱを履修せずに工学部に進みました。
物理Ⅰもおなさけ程度でとても今でいうセンター試験を突破できたとは思われません。
しかし、今は応用物理と言っていい分野の仕事をしています。

高校の履修だけで物理が人気がないというのは違うと思います。

だって、先生の本『重力とはなにか』『強い力と弱い力』はずいぶん売れているそうではないですか。
(^_^)

村上春樹の新刊には及びませんが。

もう理科、物理というものは、中学、高校だけで学ぶものではないんだと思います。
問題を解くという束縛から離れて自由に発想する分野になっているのではないでしょうか。
(トンデモは困りますが)

よく、学校で理科をきちんと学ばないからあやしい健康製品を買ったり、原発に過剰に反応したりする、といいます。

では、そういうものにひっかからないのは、理系秀才だけなのか、というとそうでもないです。

そこに活きるのは生活知であって、座学の知識ではないように思います。

というか全く別の問題ですね。

あとやはり理系では生命科学の飛躍的進歩を忘れてはならないです。
医療とはまた別スペクトルで進歩しています。
日本でもこの分野に多くの若手がいることは、大きな希望です。

科目履修というミクロではなく、日本人全体として理科がどのように扱われているか見ていただきたいと思います。

また物理の履修率も上がることがあると思います。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 20, 2013

スーパーハイビジョン伝送

もうすぐNHK技研展ですね。今年こそ行きたいな。

技術情報

◆単一周波数ネットワークによるスーパーハイビジョン(8K)の地上伝送実験に成功 ~時空間符号化技術でより安定した大容量伝送が可能に~ (平成25年5月16日)

□ NHKは、スーパーハイビジョン(8K/以下、SHV)地上放送の実現に向けて、超多値OFDMと偏波MIMOを組み合わせた大容量地上伝送技術の研究開発を進めています。平成24年5月には、世界で初となる地上波でのSHV野外伝送実験に成功しましたが*3)、これに引き続き、今回、新たに時空間符号化*4)の手法を用いた単一周波数ネットワーク(SFN)によるSHVの地上伝送実験に成功しました。

□ 現行の地上デジタル放送では、周波数を有効に利用するために、複数の送信局で同じチャンネルを使用するSFN技術が使われています。このSFN技術では、2つの送信局から同一チャンネルで同じ波形の信号を 送信するため、それらの電波を同時に受信すると、互いに弱め合う周波数が生じ、受信品質が劣化するという課題がありました。

□ 今回、新たに開発したSFN技術では、時空間符号化を用いて送信所ごとに異なる波形の信号を生成し、各送信局から別々に送信します。受信側では、異なる信号を受信するため、電波が互いに弱め合うことなく、より安定して受信することが可能となりました。

Sfn_nhk

無線乙女としてはまたもや見逃せない技術です。大量の情報を安全に送るために日々進歩してるのですね。

こういう特許出願したいな。(定期つぶやき)

特許はたくさん出してる。ライセンス契約するのかな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 18, 2013

無線もソフトウエアで

ソフトウエア無線
一つのハードで多様な通信方式に対応

ソフトウエア無線が提案されたのは1991年のこと(『日経エレクトロニクス』2008年6月16日号、pp.67-72に関連記事)。アンテナで受けた電波をデジタル信号に変換して、マイクロプロセサ(あるいはデジタル信号処理プロセサ)に取り込んで処理する(下図の(a))。特定の周波数や変復調方式に特化した受動部品や半導体をなくし、原理的にはあらゆる受信信号をソフトウエアで音声信号や動画データなどに復調できる。

 もっとも、周波数が数百MHz~数十GHzのRF(無線周波)信号をデジタル信号に変換すると消費電力が大きくなってしまうため、現在の製品は、いったん低い周波数に変換してからデジタル化する手法を採用している(下図の(c))。RF信号を低周波数信号に変換する部分には受動部品や半導体が必要となるが、ここをソフトウエア制御の可変RF回路とする。あるいは、ソフトウエア制御で変更する無線方式を特定周波数帯域(バンド)向けに限定することで、可変RF回路を使わずにすませる手法もある。

(中略)

両社の製品は、RF信号を低い周波数に変換してからA-D変換する手法を採用している。Maximの製品では、VHF-III (168M~240MHz)、Lバンド(1452M~1492MHz)、FM (76M~108MHz)の3帯域のRF信号を一つの周波数変換回路(ミキサ、局所発振器、フィルタ)で2MHzのIF(中間周波)信号に落とす。大きく異なるRF信号を一つの回路で同じ周波数のIF信号に変換するためには、少なくとも局所発振器の周波数とフィルタの遮断周波数をプログラマブルにしている可能性がある。同社自身は詳細を明かしていない。2MHzのIF信号をA-D変換して汎用的なデータ形式であるI2Sのシリアル・データとして出力する。以降は、汎用のマイクロプロセサまたはDSPによるソフトウエア処理で復調し、復号化する。

Softwarerf


ソフトウエア化すればハード部品が減数できるのですからいいとこだけですね。しかし、扱うのはRF信号ですから限界があるでしょう。元記事は2008年だそうですから今はかなり進んでいるでしょうね。ソフトはノウハウの部分が多分にあるからなかなか外からはわからないでしょうな。DSPとしてパッケージ化すれば汎用になります。もうなってるのかなあ。

無線乙女としても興味深いです。

前職では、まだここまで導入していなかったのですが。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 16, 2013

裏面照射型CMOSイメージセンサー

平成25年度全国発明表彰「内閣総理大臣発明賞」を受賞
~裏面照射型CMOSイメージセンサーの発明により次世代のCMOSイメージセンサー技術の確立と発展に貢献~

ソニーは、公益社団法人発明協会主催の平成25年度全国発明表彰において、裏面照射型CMOSイメージセンサーの発明により「内閣総理大臣発明賞」を受賞しました。「内閣総理大臣発明賞」は、科学技術の振興、産業経済の発展に大きく貢献している発明で、恩賜発明賞に次いで優秀と認められる賞です。  裏面照射型CMOSイメージセンサーの発明は、その構造と製造方法の基本特許であり、今回の受賞は、次世代CMOSイメージセンサー技術の確立および発展に貢献したことが高く評価されたものです。  本発明は、従来の表面照射型では入射光の一部を遮っていた配線層をシリコン基板の下部に配置し、シリコン基板の裏面側から光を照射する構造にするとともに、シリコン基板内のフォトダイオードの上部の面積を下部よりも広く形成することで、大幅な光学特性の向上を実現したCMOSイメージセンサーです。  現在、裏面照射型CMOSイメージセンサーは、デジタルビデオカメラをはじめ、デジタルスチルカメラやスマートフォンなど様々な種類のカメラに搭載されています。今後もさらなる性能の向上により、デジタルイメージングの一層の高画質化への貢献が期待されています

-------------------------
内閣総理大臣発明賞

裏面照射型CMOSイメージセンサの発明(特許第3759435号)
・馬渕 圭司
ソニー株式会社 アドバンストデバイステクノロジープラットフォーム
セミコンダクタテクノロジー開発部門 第1開発部 開発4課 統括課長
・鈴木 亮司
ソニー株式会社 アドバンストデバイステクノロジープラットフォーム
セミコンダクタテクノロジー開発部門 第3開発部 開発4課
・森  智則
ソニーLSIデザイン株式会社 第3LSI設計部門 イメージセンサ設計2部 1課

 本発明はCMOSイメージセンサ(CIS)の集光構造と製造方法に関するものである。
 CISは、低消費電力の特徴により、携帯電話等の画像取得用途に使われて来た。しかし、画質重視の用途は光学特性に優れるCCDが主流だった。
 CISの画素は光電変換部とトランジスタの素子により構成される。製造上、光電変換部よりも後に電源やパルスを与える為の配線を形成するので、従来は光を配線側(表面)から照射していた。裏面照射型CISでは、製造途中で基板を反転し、照射面を配線の反対側(裏面)としている。光学特性が配線層の影響を受けないので、撮像特性が大幅に改善された。
 本発明では、基板を反転し配線層の反対側を入射面とし、且つ信号を効率良く取り出す為の光電変換部構造、基板薄膜化の製法等を示した。これにより、低消費電力で、高画質・高速・高機能な裏面照射型CISが実現された。今後は、人間の目を超える機能のセンサーとして期待される。
--------------------------------
特許第3759435号(P3759435)
【登録日】平成18年1月13日(2006.1.13)
【発明の名称】X-Yアドレス型固体撮像素子
【出願日】平成13年7月11日(2001.7.11)
【公開番号】特開2003-31785(P2003-31785A)
【特許権者】ソニー株式会社
【要約】
【課題】 配線層を通してフォトダイオードに入射光を取り込む画素構造では、マイクロレンズによって集光される光の一部が配線によって跳ねられてしまう。
【解決手段】 CMOSイメージセンサに代表されるX-Yアドレス型固体撮像素子において、フォトダイオード37が形成されるシリコン層31の一方の面側に配線層38を形成し、シリコン層31の他方の面側、即ち配線層38と反対の面(裏面)側から可視光を取り込む裏面受光型の画素構造とし、受光面を考慮した配線を不要とし、画素の配線の自由度を高める。

Sonycmos


懐かしいなあ。アマサイが撮像素子、画像処理を勉強し始めたころの読んだ公報の1つです。教科書には限られたことしか書いていないんで特許文献を読んで技術を理解しました。

そうですね、この方式が今ではCMOSイメージセンサのトレンドですね。

なんだかんだ言ってもソニーの技術はすごいんだよね。

まあ、実際メーカーが購入する素子は東南アジアで作った製品ですけどね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 15, 2013

スマホパラダイム

半導体メーカー、スマホ時代の生き残り戦略第2回 Windowsでも対決、Intel vs. Qualcomm 2013/05/14

自社技術でSoCを固めるQualcomm  ARMアーキテクチャのアプリケーションプロセッサのメーカーとしてQualcommは独自の位置にある(写真1)。同社は、モバイルデバイス向けのSoCとしてSnapdragonシリーズを出荷している。このSnapdragonシリーズには、独自実装の「ARMv7コア」や専用のGPUなどが組み込まれているほか、無線LAN(Qualcommは無線LANデバイスベンダーの米Atheros Communications=当時=を2011年に買収している)やBluetoothなどのデバイスも内蔵する。

 同社は以前からベースバンドチップのメーカーであったため、SoCにはベースバンド機能を統合したものも用意されている。外付けの部品として必要なのはメインメモリーやフラッシュメモリー、無線関連のアナログデバイスなどだ。

 SanpdragonシリーズのCPUコアには、「Cortex-Aシリーズ」を採用したものもあるが、Qualcommが独自実装したコアを搭載するものもある。現在のCPUコアは、「Krait」と呼ばれ2世代目となる。1世代目は「Scorpion」と呼ばれ2007年に発表、翌2008年に出荷された。クロック周波数は最高1GHzとされており、最終的には1.4GHzにまで到達した。

写真1●2013年2月にスペイン・バルセロナで開催された「Mobile World Congress 2013」における米Qualcommの展示の一部

Photoqucom_7

クアルコムという名を見るの不吉に感じるのはアマサイだけでしょうか。
特許収集してるだけじゃなくてちゃんと使っているんですな。。。

スマホ競争もいずれは収束するでしょう。
そのときにどういう勢力図になっているかが見ものです。

で、次の半導体戦争はどこへ。

アマサイは常に技術戦略の中の人でありたいな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 14, 2013

Wiiの勝利

任天堂勝訴、Wiiめぐる特許係争-米高裁がITC判断支持


  5月13日(ブルームバーグ):任天堂の家庭用ゲーム機「Wii(ウィー)」に特許を侵害されたとして米モティバが訴えていた裁判で、ワシントンの米連邦特別行政高裁は13日、モティバがWiiの輸入禁止を申し立てることはできないとの判断を下した。この結果、特許権所有企業が特許使用料を要求する目的で輸入禁止を求めることは難しくなった。

連邦特別行政高裁は13日、ユーザーの動作を検知するシステムの特許侵害を主張していたモティバは輸入禁止を申し立てる要件を満たしていないと指摘し、米国際貿易委員会(ITC)の昨年の判断を支持した。ウェブサイトに掲載した文書で明らかにした。

任天堂のオリジナリティが認められてほっとしています。
裁判は勝てばいいですからね。
こっちから仕掛けていく必要はないわけで、どんどん起こしてもらえばいいですな。

リンクのUnited States Court of Appeals for the Federal Circuitは短いから読んでみよう。

裁判報告は初ですが、Wiiは結構追いかけています。


ニンテンドウ
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2011/06/post-9ab0.html

訴訟はたいへんですが、企業法務としてはエキサイティングです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 13, 2013

強相関電子系

強相関電子系で物質の機能を広げる@理研ニュース


 強相関電子系ではなぜ、交差相関応答が実現するのか。電子は、電荷とともにスピンという地球の自転に似た運動量を持ち、スピンにはアップとダウンの2種類の向きがある。そのスピンの向きがそろうことで物質は磁化を持つ。
 「ある種の強相関電子系に磁場をかけると、電子のスピンがドミノ倒しのように次々と向きがそろいます。すると電子が動きやすくなって電流が流れます。磁場で電流が流れるという普通では見られない応答をするのです。このように強く相互作用する電子の電荷やスピン、さらには軌道を結び付けることで、交差相関応答が実現するのです」

■ 電力をほとんど使わないメモリー

 現在の電子機器は、主に電子の電荷を利用して機能を実現している。例えば、電流が流れるか流れないかを0と1に対応させて情報処理を行う。現在、電荷に加えて、スピンも情報処理に利用しようという“スピントロニクス”の研究が盛んに行われている。

 パソコンなどのハードディスクは、小さな磁石をたくさん並べた構造になっており、それぞれのS極・N極の向き(磁化の向き)が0と1のデジタル情報に対応し、情報を記録している。情報を書き込む際には、コイルに電流を流して磁場を発生させ、磁化の向き(スピンの向き)を反転させている。それにはある程度の電力が必要であり、コイルの電気抵抗により熱が発生してエネルギーが無駄になっている。「磁場ではなく、絶縁体に電圧をかけて電場を発生させ、電流を流すことなく磁化を反転できれば、電力をほとんど使わずに情報を記録することができます」

 電場で磁化を反転させる巨大な交差相関応答をどうすれば実現できるのか。「それには、物質の一方にプラスの電荷、もう一方にマイナスの電荷が偏って分布する分極の性質と、磁石の性質を併せ持つ、“マルチフェロイックス”と呼ばれる物質を利用します」(タイトル図) 例えば、S極にマイナスの電荷、N極にプラスの電荷の偏りを持つマルチフェロイックスを、電極で挟んで電圧をかけて電場を発生させる。その電極のプラスマイナスを入れ替えて電場の向きを変えると、分極のプラスとマイナスの電荷が入れ替わる。そのとき、分極と磁化の結び付きが強く、同時にS極とN極も反転すれば、電場で磁化を反転させること
ができる。

Spinelec


スピントロニクス早く実現するといいなあ。高温超伝導より大きな産業になるかもしれない。そうしたら物理学自体ももっと脚光を浴びるかもしれん。

ノーベル賞効果で生命科学はかなり人々の注目が集まっている。物理学もその地位までは追いついてほしいものだ。


理系離れだと思っていないし、高校物理の履修率の下降なんてどうってことない。でも物理学はいつも輝いていてほしい。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 11, 2013

WWWセカイを生きる。

World Wide Webが20周年--そのオープン性を脅かす新たな問題

20年前の4月30日、欧州原子核研究機構(CERN)が「オープンウェブ」と呼ばれるものを生み出した。ライセンス料やロイヤリティーの支払いなしで、誰でも構築できるテクノロジだ。

 しかしウェブが広く普及し、高度になるにつれて、プロプライエタリテクノロジがそうしたオープン性という哲学に難しい問題をもたらしている。その難題が最も明白に表れているのはビデオの分野だ。この分野の特許とコピー防止技術は、ウェブのオープン性にそぐわない。

 CERNの物理学者だったTim Berners-Lee氏は、自ら「World Wide Web」(WWW)と名付けたものの開発を1989年に始めた。CERNがそのソフトウェアを1993年4月30日に無料公開すると、ウェブは瞬く間に広まり、世界的な発信メディアになった。


対立が絶えないもう1つの分野は、デジタル著作権管理(DRM)だ。これは、ユーザーが映画や音楽などのコンテンツでできることを制限するテクノロジである。DRMを使えば、ユーザーがテレビ番組の複製や、友人との音楽の共有、24時間経過後のレンタル映画の再生を行えないようにすることが可能だ。

 この場合でも、DRMをウェブブラウザに持ち込んだのはFlash Playerだった。しかしNetflixはMicrosoftによる競合プラグインである「Silverlight」を使うことを選んでいる。
 HTML5がビデオ機能を組み込んだ際、DRMへの備えはなかった。現在、Google、Microsoft、Netflixなどの企業が、HTML5に「Encrypted Media Extensions」(EME)と呼ばれるテクノロジを組み込もうとしている。EMEは、実際にはDRMを備えていないが、EMEが提供するメカニズムによって、ウェブページはDRMモジュールを呼び出すことができる。つまりFlashやSilverlightに頼らなくても、ウェブ上のビデオを見られるということだ。

土台が無料でもその上に有料物件乗せれば、利権の奪い合いになるのは当たり前のことですな。

Linuxで作ったってそれを売ることはできるわけであって。

デジタルコンテンツにいったては誰でもアップできるからな。

この前も以前のドラマを検索したらほとんど全部見ることが可能になっていた。
(てか違法アップであるけれど)

我々はリアル世界とWWW世界の両方を生きている。
頭の痛い問題は倍増したわけであるが。

脅かしてはいないと思うな。
不器用ではあるが、我々はネット社会をなんとか生き抜いているから、
しんぱいないさぁ~

キーワード叩けば何かが出てくるようになってまだ十数年しか経っていないんだね。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 09, 2013

特許は消えることもある?

訴えると特許が消える
技術の価値を失うリスク、日本メーカーが挑む壁(その1)2013/05/09 00:00

出典: 日経エレクトロニクス,2010年3月8日号,pp.34-36 (記事は執筆時の情報に基づいており,現在では異なる場合があります)


 ひとつ,また一つと日本で特許が消えている。消える舞台は,特許侵害訴訟の法廷だ。一度独占権を許された技術の評価が180度変わり,効力を失う例が相次いでいる。

 凸版印刷で知的財産業務に長年携わる萩原恒昭氏(法務本部 本部長)は,“消える特許”を体験した当事者の一人。3年半前,被告側として挑んだ特許侵害裁判で,大日本印刷の特許を無効とする判決を逆に勝ち取った。カギは,凸版側が提示した二つの技術資料。そこには,大日本の特許の進歩性を覆す先行例が記されていた。

 この数年,凸版と大日本は,それぞれが保有するエレクトロニクス関連特許の有効性を巡る訴訟で,勝ったり負けたりの意地のぶつかり合いを続けている。凸版の勝訴は,その戦いの一つ。背面投射型テレビ向けのスクリーン技術に関する特許侵害裁判だ。この訴訟で大日本は,凸版のスクリーン製品が大日本の特許を侵害したとして提訴し,損害賠償と製造・販売の中止を求めた。

 凸版は,他の企業が特許出願した2件の先行技術を組み合わせれば,大日本の発明は容易で進歩性はないと主張。1審の東京地方裁判所は,その主張を受け入れて大日本の特許を無効と判断し,2審の知的財産高等裁判所も支持した。訴訟が始まった当時,背面投射型テレビ向けスクリーンは,凸版の大きな収益源。それだけに「著名弁護士を立てるなど,かなり力を入れた」と萩原氏は振り返る。

まあ、普通のことですよ。この製品わが社の特許侵害してまっせ、と言われたら、そんなん特許というほどのものやないやんけ、となるでしょう(なぜニセ関西弁)。

「日本の特許無効審判制度はよくない」という専門家の意見もありますが、面白がって無効審判する奇特な者もいないでしょう。

そうならないために特許壁というものをつくって、、、というと数で勝負しようという特許庁の思いのまま。

著名弁護士を立てて、とか言ってるけど、向こうも勝訴率○%の弁護士使いますからね。

藤原さん、この記事だとちょっと間抜けな役回りになってます。

特許の攻防というのは特許権が取れてから始まるわけですから。
これはどこの国でも同じです。

今検索したら日エレ本誌に載ったとき言及しておりました。
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2010/03/post-26c6.html


日エレももう少し知財を勉強すればいいのに。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 08, 2013

映画『プラチナデータ』

Platinadata2_6

http://www.platinadata.jp/index.html

原作を読んだ後だと、
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2012/07/post-ff65.html

・トヨエツにあのアクロバットもどきのアクションができるのか、とか
・鈴木保奈美はなんで出てくるんだろう、とか
・生瀬はあの悪徳科学者なんだろうか、とか、
いろいろ疑問が湧きます。

なんのことはなくて、ラストを少しだけ変えたんですね。
本来の「プラチナデータ」の意味だけではインパクトに欠けたかもしれません。
悪しき「優生思想」は原作に潜在的にあったのかもしれません。

アマサイとしては映画プラチナデータの世界にイマイチ乗れず、
ふーむ、あれを映像化するとこうなるのか、という感想で終わってしまいました。

ニノはかっこよかったですけど。

3月から公開してたので、そこそこを集客したのかなとは思います。

『図書館戦争』も見に行かねば。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 07, 2013

IBMの積層コンピュータ

Bruno Michel「Roadmap towards Ultimately-Efficient Zeta-Scale」
IBMのZurich研究所が披露、体積10リットルで1ペタFLOPSを達成するために必要な技術


米IBM社のZurich研究所は、ゼータ・スケールのデータ・センターのエネルギー効率化に向けた研究成果に関して、フランスのグルノーブルで開催された「DATE(Design, Automation and Test in Europe)2013」(2013年3月18日~22日)で講演した。


 同氏によれば、半導体プロセスの微細化が進み、個々のトランジスタは、すでに人間の脳と同じ単位体積当たりの演算能力を持てるようになった。ただし、多数のトランジスタを組み合わせて脳と同じ体積で同じ演算能力を持たせることができるかというと、それは難しいのが現状だ。

 さまざまな実装関連技術を駆使することで、脳と同じ演算能力を少し大きな体積で実現するメドが立ったというのが、Michel氏の講演の主旨である。具体的には、後述する3つの技術を使うことで、10リットルの体積で1ペタFLOPSの演算能力を実現できるという。この技術はスケーラブルで、ペタ・スケールから、エクサ・スケール、ゼータ・スケールのコンピューティングに拡張可能だとした。
(中略)
まず、3次元実装技術。小さな体積に多数のトランジスタを詰め込む必要がある。複数の段階を経て、実装する。同社が紹介した実装では、最初に、現在のプロセス技術で製造できるマルチコアのプロセサ・チップに複数のメモリ・チップを3次元積層する。次に、この3次元積層したものを複数縦積みする。これをボード上に2次元状に並べて、さらにそのボードを複数、ラックなどに実装する。3次元実装にTSVなどの技術を使えば、単位体積当たりの演算機能密度は人間の脳に迫るものが実現できる。体積10リットルで1ペタFLOPSが可能となる。

「IBM_FLOPS.jpg」をダウンロード

結局、脳の大きさうんぬんは関係ないんですかね。
トランジスタ3次元積層がうまく高層化できたって話じゃないのかな。
それはそれですごいことではあるんですが。

ところで、IBMと言えばこれですね。
・IBMが原子で「世界最小の動画」を作製、ギネスに登録
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20130502/279837/?ref=ML

これに命かけてるんでしょうか。

3次元半導体はアマサイも期待しています。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 04, 2013

映画『舟を編む』

宣伝通り、辞書を作る話です。
こんな地味なものよく映画にするなあ、と思ったら立派なエンターテイメントになっていました。原作の三浦しをんが、辞書作りの楽しさを伝えたいということが映画化で完成したと言えます。

小説では、主人公の馬締の部屋なんか何百語を尽くして表現しきれませんが、映像だと一場面で理解できますからね(小道具さんのこだわりがあってこそですが)。完成した辞書『大渡会』の装丁も実物で出せます。ポスターに麻生久美子を起用する凝りよう。

松田龍平、今までいいと思ったことはないんですが、人付き合いの下手な不器用な青年をうまく演じています。

キャストに無駄がないというか、みんなその場に何十年もいるといった感じがします。
編集主幹の松本は加藤剛が演じています。年ごとにそれに相応しい約におさまっていますね。加藤剛がいるならいい辞書に間違いないです。

アマサイ的には、辞書作り終盤に参加するみどりがツボでしたね。朝ドラ「純と愛」で純と同じ新入社員を演じた黒木華が演じています。花形ファッション誌から左遷されたと思っていたみどりが辞書つくりにのめり込んでいく様が愉快でした。

辞書つくりってたいへんなんですね。考えたこともないのです。

辞書の言葉とは無機質なものではなく、日々生き躍動するもの、それを使うのが生身の人間。辞書を語るのは人間を語るのでおもしろいのですね。

ラブストーリーもからめていますから劇場にはカップルも多かったです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

May 01, 2013

産業のコメは何処に、

富士通、マイコン・アナログの設計・開発事業をSpansionに売却 2013/04/30 16:01


富士通は、富士通セミコンダクターらが手がけるマイコンとアナログ半導体の設計・開発事業を米Spansion社に売却する(富士通のニュースリリース、Spansion社のニュースリリース)。富士通は2013年4月30日、2事業を約1億1000万米ドル、棚卸資産を約6500万米ドルで譲渡することで、Spansion社と最終契約を締結した。譲渡は2013年7月~9月に完了する見込み。

 譲渡するのは、富士通セミコンダクターとその子会社の富士通VLSIおよび富士通マイクロソリューションズが手がけるマイコンとアナログ半導体の設計・開発事業。マイコンとアナログ半導体の年間売上高は約550億円(2012年度実績)で、富士通の連結売上高の約1.3%である。これらの設計・開発事業を富士通にいったん吸収分割したうえで、富士通セミコンダクターが新設する子会社へさらに吸収分割して承継させ、その新会社の全株式をSpansion社の日本法人に譲渡する。
(中略)
 また、富士通グループの半導体産業へのかかわりに関しては、次のように説明した。「半導体は産業のコメと言われて久しいが、それは現在も変わっていない。ICT産業だけでなく、多くの産業にとって半導体は大切だ。三重工場が半導体製造拠点として日本に残ることは意味がある。ただし、富士通グループは半導体事業そのものとは少し距離を置く。我々はサーバー向けプロセサや携帯電話向けSoCの開発に深く関与する。」(山本氏)。

ふーむ、アマサイにはよくわかりませんな。
設計・開発を売渡したらもうそれでお仕舞な気がしますが。
距離を置く、すなわち、半導体産業とは密接には関わらない、それで「産業のコメ」たる地位が築けるのでしょうか。

半導体産業が厳しいのは事実ですが。

産業のコメはどこに行ってしまうのか。非常に心配であります。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

« April 2013 | Main | June 2013 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

更新情報

May 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31