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June 30, 2013

3Dシンクロナイス

3D-CADは「基本形状にシンクロナス、細かい形状にヒストリを使う」、Solid Edgeイベントで 2013/06/27 1

 3D-CADのイベント「Solid Edge University」の分科会で、3D-CADに関する元ブロガ―で米Siemens PLM Softwareに2013年6月から所属しているMatt Lombard氏が、モデリング方法の使い分けについて講演した。形状を直接編集できる「Synchronous Technology」は基本部分の形状に用いて、フィレットや複雑な曲面などはヒストリベースの機能を用いるべきというもの。1部品の中に両者を混在させるときの指針になる。「Solid Edge」以外の3D-CADについても、類似したことが言える可能性がある。

 Solid Edgeでは、部品形状の中にある面を移動させるなど、ヒストリ(モデリング履歴)によらずに形状を変更できる機能があり、これをSynchronous Technologyと呼ぶ。このようなモデリング機能はSolid Edgeに限らず、近年のほとんどのCADで使えるようになっている。Synchronous Technologyで作成したモデルを形容して「Synchronous」という。

 一方、Solid Edgeではヒストリによる形状編集も可能であり、これを用いたモデリング結果を指して「Ordered(順序あり)」と呼ぶ。ヒストリを構成するフィーチャの順序関係によって結果が変わるためである。Synchronous(順序なし)とOrderedは対語になっている。

 Lombard氏によれば、Synchronous Technologyでの形状変更で失敗が起こるかどうは、部品形状を構成する面の種類による。Synchronous Techhnologyでの形状変更は、言い換えれば面を選んで移動させることであり、このとき移動させる面に隣接する面には延長や短縮が生じる。短縮のときはあまり問題がないが、延長の場合は論理的に不可能なことがあり、これが形状変更の失敗の原因になる。

 延長される面がもし平面であれば、無限に延長できる。しかし円柱側面は、高さ方向の延長は無限に可能だが、円周方向への延長は限られる(360°一周するしかない、図1)。線分を曲線沿いに掃引して作成するルールド面、さらに自由曲面なども、延長できたとしてもぐるぐると“とぐろ”を巻くだけの場合があり、どこまでも延長できるとは限らない。

 Synchronous Technologyでの形状変更では、もし対象が平面ばかりで構成された部品形状であれば、どの面をどう動かしても必ず新しい交線まで隣の面を延長できるから、失敗は発生しない。しかし円柱面やルールド面、自由曲面では、ユーザーが意図した形状変更に追従できないことがあり、その場合は形状変更の失敗になる。

 従ってLombard氏は、平面ばかりで構成される基本形状にこそSynchronous Technologyを使うべきと主張する。任意の面を直接動かせる同Technologyの長所を生かせる一方で、途中で失敗する危険性がない。

3cd_syn


これもまたメモ的に。

モデリングの履歴とか形態の加算とかはCG勉強したときに知りました。

またこういう特許を出すこともありますかな。

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