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August 06, 2013

書談:的場昭弘『マルクスだったらこう考える』

■『マルクスだったらこう考える』
著者:的場昭弘
出版:光文社新書
発行:2004.12.20
価格:720円税別

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アマサイ、コミュニスト宣言です、というわけじゃありません。今時マルクス(関連書籍)読んだくらいで「アカ」呼ばわりされないでしょう。

後日紹介すると思いますが、一昨年読んだ奥田英朗『オリンピックの身代金』を再読してみました。主人公の島崎国男はマルクス経済学を研究する東大大学院生です。小説中「研究はしていますが、マルクスを信条にするには至っていません」と言わせています。しかし、彼の行動はマルクスの著作の影響が見て取れます。彼だけじゃなくて世界各国の人を熱病のごとくコミュニストにしたてあげてマルクスという人物はいかなる人なのか、知りたくなったのです。

と言ってもいきなり『資本論』とか読んでもわからないし、そこまで研究するつもりは今の所ないです。ちょうど、奥田が引用した参考文献に本書があったので、読んでみました。

21世紀にマルクスがタイムワープしてやってきたら、今の世界をどのように見るかという観点で書いています。

結論から言うとマルクスの理論に一致する部分はわかったけれどマルクス主義の全体像はよくわからないなと言った感じです。

このような小冊子でわかろうするのは無理なのかもしれません。

マルクスは資本主義社会が終焉したら来るべき世界を予想したらしいので、それはところどころにあるだろうなとは思います。

・福祉制度、福祉社会は富の再分配という点から言えばそうだし、
・グローバリゼーションも資本主義社会の発展形と言えなくもない、
・少し前まで全国民、中流都言われた日本も格差社会と呼ばれる、ここに階級闘争が必要かもしれない、
などです。

 的場氏がこう明言したわけでなく、文中からアマサイがこんなようなことかなあ、と思っただけです。

実のところ、わかったことも多いけど、マルクスは実際どう表現しているのか、もやっとする部分もあります。まあ、次は『資本論』解説付きを読んだ方がいいですね、

ソ連は共産主義の失敗例で、これがマルクス主義を全否定するものではないんじゃないかと思います。そういう意味で東西冷戦が遠ざかってしまったがゆえにマルクス(及び関連図書)は今こそ読む価値があるんじゃないかなあと思うしだいです。


日本共産党の人ってちゃんとマルクス読んでいるのか、心配です。。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪応接室、ちょっと不具合が出ています。少々お待ちください≫

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