無料ブログはココログ

« グーグルコンタクトレンズ | Main | 太陽電池の分子構造 »

April 20, 2014

第34回(2014年)猿橋賞 一二三恵美

今年も猿橋賞の発表がありました。

猿橋賞に一二三恵美氏…スーパー抗体酵素研究

自然科学分野で優れた功績を上げた女性研究者に贈られる「猿橋賞」の第34回受賞者に17日、大分大の一二三(ひふみ)恵美教授(50)が決まった。受賞テーマは「機能性たんぱく質『スーパー抗体酵素』に関する研究」。特定の分子を目印にしてウイルスや細菌を攻撃する抗体と、体内の様々な生化学反応を促す酵素の機能を併せ持つ「スーパー抗体酵素」の研究で、抗体表面の糖が他の分子を分解することを発見した。インフルエンザ治療薬や抗がん剤の開発に応用する研究を進めている。


第34回 猿橋賞受賞者 一二三恵美氏の研究業績要旨
受賞研究題目 「機能性タンパク質『スーパー抗体酵素』に関する研究」
(Studies on"Super Catalytic Antibody")


 抗体は、特定の分子(抗原)を認識して特異的に結合する糖タンパク質であり、周知のように脊椎動物の免疫を担う分子として、現在活発な研究対象であるばかりでなく医療の場に広く活用されている。他方、1980年代後半から比較的単純な化学反応の遷移状態に似た抗原分子(遷移状態アナログ)を用いて作製した抗体の触媒作用や、特殊なペプチドを分解する天然型抗体等が報告され、抗体の酵素作用(触媒作用)も世界的な注目を集めるに至っている。この中で、一二三氏は、それまでの研究からは想像できない、抗体の軽鎖部分がペプチド分子を分解するという全く新しい現象を発見し、この事実を2年半の年月をかけて粘り強く丁寧に検証した。さらに標的として選んだ各種タンパク質分子に対して分解機能を有する抗体触媒を積極的に作製して、その応用展開を図り、数々の目覚ましい研究成果を上げている。

ふーむ、タンパク質の研究ですね(^_^;)

研究者としての一面はここに綴られています。

『個性を大切に~ひとつひとつの積み重ね~』
一二三恵美
大分大学・全学研究推進機構、教授、工学博士、専門は抗体工学

しかし現実はというと、化学系企業に入社して研究所の医薬研究部勤務となったことで、人生設計は大きく変わった。配属の日に医薬研究部長より研究員名簿を受け取り、所内を案内していただいたときのカルチャーショックを今でも鮮明に覚えている。「ここでは給料分の働きはできない。道を誤った。」と、心底落ち込んだ後で「1 年間は必死に頑張って、それでもダメなら転職する」と決めた。働きとしては十分ではなかったと思うけれども、上司や先輩に助けて貰いながら仕事を続けることができ、仕事中心の生活は大学に移ってからも続いている。

研究者の道は厳しいですなあ。アマサイには向きそうにない。

まあ、もう方向転換できないから別にいいけど。

一二三先生、おめでとうございます。

日本の科学技術も女性の社会進出も明るいように思えるけどな。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪応接室、ちょっと不具合が出ています。少々お待ちください≫

« グーグルコンタクトレンズ | Main | 太陽電池の分子構造 »

「自然科学・工学」カテゴリの記事

TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/61116/59503687

Listed below are links to weblogs that reference 第34回(2014年)猿橋賞 一二三恵美:

« グーグルコンタクトレンズ | Main | 太陽電池の分子構造 »

サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

更新情報

May 2017
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31