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May 15, 2014

訃報:中山茂先生

長年私淑している中山茂先生がお亡くなりなりました。

「パラダイム」を紹介した中山茂さん死去


 「パラダイム」という言葉を日本に紹介した科学史家の中山茂(なかやま・しげる)さんが10日、肝細胞がんで死去した。85歳だった。通夜は15日午後6時30分、葬儀は16日午後1時から東京都杉並区和泉2の8の6の公益社明大前会館で。喪主は妻宗子(もとこ)さん。後日、しのぶ会を開く。

 「パラダイム」は米国の科学哲学者トーマス・クーンが用い、中山さんが著作を翻訳。時代の転換を示す「パラダイムシフト」など、一般にも使われるようになった。

 兵庫県生まれ。広島の旧制高校時代に原爆に遭った。ハーバード大で科学史を学び、1995年に「通史・日本の科学技術」で毎日出版文化賞特別賞を受賞した。朝日新聞の書評委員も務めた。


アマサイの放送大学の卒論がクーンの『科学革命の構造』であるからにして、中山先生と私の人生は切ってもきれないのである。

今は無き『科学朝日』でトーマス・クーンが来日していた記事が載っていた。
「パラダイムの転換」何か素晴らしい概念のように思えた。
また、その記事ではクーン自体が魅力的だった。
(ただの禿げてるオジサンじゃない!)
そのクーンの学生だったのが中山先生である。
当時の中山先生の英語力はイマイチだったので、クーンに相談したところご自分の講義ノートを貸してくれた。

「これは私にとっても大事なものだ、丁寧に扱ってほしい。」

ここでの訓練が日本でのパラダイムブームを作ったのでる。

『科学革命の構造』の訳書は科学史・科学哲学関係者にとっては酷く評判が悪い。

私も伊藤笏康先生から
「テーマとしてはよいのだが、日本語版は訳がよくない。自分で訳して論文にするのも一考だよ」
と言われた。


アマサイはそんな先輩方の意見もわかるのだが、中山訳だからこそ、「パラダイムシフト」は日本に流布したのだと思う。

翻訳者としては一流なのではないか。

(アマサイは最新哲学書や科学論の訳者を学者がしてしまうために、専門外の人に理解されないのではないかと思う)

お体が悪いは人づてに聞いていたが亡くなられるとは。

感謝と哀悼の意を表します。


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