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July 15, 2014

有機ELでコントロール

●「有機ELでテレビと照明とスマホを融合させる」、山形大学の城戸氏が講演


オール塗布での多層有機EL素子作製に挑戦

 城戸氏は、素子の発光効率を高める他に、その製造技術の革新についても取り組んでいるとする。具体的には、オール塗布技術の開発である。科学技術振興機構(JST)の開発プロジェクトの中で技術開発を進めているという。

 塗布技術で有機EL素子を作製した例は少なくないが、城戸氏らが目指しているのは、MPE素子をオール塗布で作製する技術である。有機EL素子の中でもMPE素子は、素子を構成する層の数が多い。具体的には、2段のMPE素子の場合、ITO基板の上に陰極も含めて10層前後の層を形成する必要がある。「これをオール塗布で作製するのはハードルが高いが、出来るようになってきた」(城戸氏)とする。

 この研究開発を実際に進めている、山形大学 大学院 理工学研究科 有機デバイス工学専攻 准教授の夫勇進氏によれば、塗布に用いる溶媒が下の層を溶かさないよう「直交溶媒」と呼ばれる、溶媒や分子量の異なる溶質の組み合わせを工夫することで、素子作製が可能になってきたとする。

 こうした技術で開発した白色発光の1段の有機EL素子は、発光部面積が2mm角で、外部量子効率20%、発光効率34lm/Wを示したとする。「光取り出しに半球状のレンズを使うと、発光効率は69lm/Wに向上する」(夫氏)という。


テレビと照明とコミュニケーションツールを融合へ
 城戸氏によれば、これらの開発は単なる性能向上競争ではなく、有機ELの未来の用途を見据えた開発であるという。その用途とは、テレビと照明と(スマートフォンなどの)コミュニケーションツールの機能を兼ね備えた“壁紙”である。壁や天井がすべてこの壁紙になると、従来の白くてまぶしい照明は、例えば、白い雲が浮かんだ青空に変わり、壁もテレビ映像を映したりテレビ電話などをしている時以外は、砂漠や山など好きな風景を映すようになる。「浴室の壁には絵ではなくて実際の富士山の映像が映るようになる」(城戸氏)という。

オール塗布については以下を参考に。

ref
https://www.jpo.go.jp/shiryou/pdf/gidou-houkoku/17info_yukiel.pdf

Tofusiki


有機ELには期待しています。

しかし、壁紙、ペーパーディスプレイはだいぶ以前から試作機があるのですが、いつ実売するんでしょうか。

ディスプレイより3Dプリンタの方が進歩したのはおどろきです。比較の対象はなんですが。

東北大学はディスプレイ研究の拠点だそうですが、そろそろシリコンバレー並になってほしいです。


城戸のおぢちゃんにはがんばってほしいです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな【押す】。ご意見ご要望は新掲示板にお書き込みください。家主が確認の上、公開いたします。

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