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November 23, 2014

映画『紙の月』

『紙の月』を見てきました。

http://www.kaminotsuki.jp/index.html

Kaminotuki

1994年。梅澤梨花(宮沢りえ)は、子どもには恵まれなかったものの夫(田辺誠一)と穏やかな日々を送っている。契約社員として勤務する「わかば銀行」でも、丁寧な仕事ぶりで上司の井上(近藤芳正)からも高評価。支店では、厳格なベテラン事務員の隅より子(小林聡美)や、まだ若くちゃっかり者の窓口係・相川恵子(大島優子)ら、様々な女性たちが梨花と共に働いている。だが一見、何不自由のない生活を送っている梨花であったが、自分への関心が薄く鈍感なところのある夫との間には空虚感が漂い始めていた。ある夜、梨花の顧客で裕福な独居老人の平林(石橋蓮司)の家で一度顔を合わせたことのある孫の光太(池松壮亮)と再会した梨花は、何かに導かれるように大学生の彼との逢瀬を重ねるようになる。(中略)学費のために借金をしているという光太に梨花は「顧客からの定期の申し込みがキャンセルになった」と200万を渡す。さらに顧客から預かった300万を自分の通帳に入れ、自宅で定期預金証書や支店印のコピーを偽造する……。やがて横領する額は日増しにエスカレートしていくのだった。


半年前の原田知世主演の同原作テレビドラマをやっていました。
梨花がだんだんと壊れていく様が恐ろしかったです。

映画にすると、梨花がなぜ光太にのめり込んでいったのかが薄い気がします。
ドラマの満島くんの方がかっこよかったし。
梨花の二人の同級生との関係をばっさり切って登場させなかったのは仕方のないことだったかな。
その代り、同僚の大島優子と小林聡美を出したので梨花の人間像がくっきりと描かれていました。

映画では事件が明るみに出て詰問されるとこまでやっていたので、テレビドラマのような不燃焼感はありませんでしたね。

学生のとき、恵まれない子供に寄付したエピソードが伏線として活きていたのは良い感じ。

「紙の月」というタイトルは角田光代の思い入れがあったはずですが、宮沢りえと小林聡美の言葉で解説されていたのは残念な気がします。なんというかなあ、作品全体から醸し出されて視聴者がそれぞれの紙の月を思うような、そういう形がいいのではないのかな。

男に貢いで女子銀行員が横領、最近は聞きませんが古くからある事件を現代的にアレンジされてよい作品だったと思います。

しかし、劇中で、1994年、1995年と表示されるのは何の意味があったのか、バブル崩壊後だと示すことに重要性があったのか、少々疑問を感じました。

まあ、噂にたがわず面白い映画でした。


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