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November 06, 2014

万能細胞とシリコンの関係

幹細胞は次代のシリコンだ
木下 喜夫氏 東京エレクトロン コーポレート次世代戦略企画室 室長大下 淳
2014/11/06

 半導体製造装置で世界大手の東京エレクトロンは2014年10月初旬、英国のオープンイノベーション拠点であるStevenage BioScience Catalyst(SBC)に「幹細胞テクノロジーセンター(STC:Stem Cell Technology Center)」を設立した。産官学連携を通じ、臨床レベルの細胞品質を実現する幹細胞の自動培養・検査技術を開発し、その標準化を目指すという。同社は2012年9月から、先端医療振興財団(神戸市)と共同で幹細胞の自動培養・検査技術に関する研究に着手しており、STCではその取り組みを発展させる。 (中略)

――再生医療にオープンイノベーションをもたらし、コスト低減につなげる。それによって東京エレクトロンの本業である設備産業を生み出す、というシナリオですね。

 半導体業界に身を置く我々にとって、オープンイノベーションは慣れ親しんだ方法です。そしてその経験から、イノベーションを生み出すにはエコシステムの構築が重要だということを学んできた。

 半導体業界では、エコシステムというのはいわば当たり前の仕組みです。半導体製造に使う装置や材料、プロセスについては、SEMI(国際半導体製造装置材料協会)がさまざまな基準(スタンダード)を定めている。出発材料であるSiウエハーについても、その仕様や品質基準が厳格に決まっています。つまり、how to makeの基礎となる部分を業界全体で標準化し、オープンにしている。半導体では米国SEMATECHなどのコンソーシアム活動も活発ですが、実業では競争相手となるプレーヤーが集まり、how to makeのオープン化を推し進めているわけです。

 ところがこうしたやり方は、他の業界では決して当たり前ではありません。例えば、メガファーマ(大手製薬会社)が何社も集まってオープンイノベーション拠点を作るということは、ちょっと考えられないですよね。そもそも、再生医療は既存の医薬品ベースの医療を置き換えていくポテンシャルを秘めており、製薬会社にとっては現在のビジネスを危険にさらす存在でもあるわけです。

 半導体業界が培ってきたイノベーティブなアプローチを、我々が先頭に立って細胞医療分野に広めていく。これが今回のプロジェクトの狙いです。ES細胞やiPS細胞などの幹細胞は、分化してさまざまな組織に育っていく出発材料ですよね。半導体でいえばSiウエハーに当たる。そうした基幹材料の標準化に取り組めるチャンスは、めったにあるものではないでしょう。

アマサイも半導体製造はライフサイエンスに活きると思っていたであるよ!

とっくに実践されていると思っておったのに、まだ成功した例はあまりないのですね。

そのまま応用できるというわけでなく、かなり集中してやらねばいけませんね。

成功するとブレークスル―になるはずなのでがむばってほしいです。


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