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July 14, 2016

放送大学院科目『ことばとメディア』

今学期は『ことばとメディア』という科目を取りました。
もうすぐ試験です。

◆ことばとメディア('13)―情報伝達の系譜―◆

・主任講師
 宮本 徹 (放送大学准教授)大橋 理枝 (放送大学准教授)
・テキスト共同執筆者
 井口篤(慶應義塾大学准教授)佐藤卓己(京都大学大学院教授)


●1 様々な情報伝達メディア
この科目における「情報伝達メディア」の考え方を提示し、各回を担当する講師それぞれが情報伝達メディアをどのように捉えているかを示す。
【キーワード】
情報、伝達、メディア、文字、ことば、媒体


●2 書物の「胚胎」
東洋の代表として、中国における書物誕生以前の状況について述べる。メディアとしての書物が成立するより前、いかなるメディアによりどのような情報伝達がなされたかを考察する。
【キーワード】
甲骨文、金文、口頭言語、書物化、押韻規則


●3 書物の「誕生」
竹簡や帛書から始まった中国における書物化は、やがて紙へとそのメディアを変えていく。その中で誕生した韻書という書物と、それが持つ規範性の変容について考察する。
【キーワード】
紙、反切、五家韻書、切韻、規範性 宮本徹

●4 書物の「成長」
書物が写本から版本へとそのメディアを「成長」させる過程において、書物自身も成長を遂げた。その具体的な様相を切韻系韻書を例に考察する。
【キーワード】
写本、版本、韻書、切韻、広韻


●5 中世ヨーロッパの写本文化
手書きの書物、とくに西洋中世における写本を見ることで、西洋の前近代におけるメディア・情報伝達の特質について考える。
【キーワード】
写本、句読点の導入、音読と黙読、修道院、ラテン語と母語、識字率

●6 メディアとしての大学
大学を知・情報を媒介するメディアととらえ、とくに中世ヨーロッパの大学に焦点を当てて、黎明期にあった大学における情報伝達のあり方について考える。
【キーワード】
大学の誕生、スコラ哲学、自由学芸、12世紀ルネサンス、ジョン・ウィクリフ 井口篤

●7 カトリック教会―神と人のメディア―
中世ヨーロッパにおいて神と人間を媒介するメディアとして機能していたカトリック教会の特質について解説する。とくに説教と演劇について詳しく説明し、これらの情報伝達手段がどのようにして中世ヨーロッパのカトリック信仰を形成していたのかについて概観する。
【キーワード】
カトリック教会、説教、演劇、プロパガンダ、検閲、正統信仰の統制 井口篤


●8 印刷文化とヨーロッパ
15世紀後半にヨーロッパにおいて導入された印刷技術が初期近代ヨーロッパの社会にどのような社会的・文化的影響を及ぼしたかについても概観する。
【キーワード】
印刷術、グーテンベルク、母語、識字率、宗教改革、愛国心、ヒューマニズム、ルネサンス


●9 書籍・雑誌 文字情報を大量発信する形態である書籍や雑誌の歴史を振り返りつつ、それらの在り方や影響について考える。
【キーワード】
書籍、雑誌、出版


●10 新聞 幾つかの国における新聞発達の歴史を概観しながら、一元化された情報を紙面上の文字を使って大量に発信する新聞の在り方を考える。
【キーワード】
新聞、文字情報、大量発信、政論、報道


●11 電信・電話
19世紀末期頃以降、電気的な手段による情報伝達の技術が確立され、遠隔・同時・多数への同報、等々、情報伝達は質的に大きな変化を遂げた。有線電信・有線電話・無線電信・無線電話~放送、各々の基本的な構成と技術の特色をを概観し、送り手からの情報を核になる局に集約して受け手に再配信する情報伝達システムの本質を考える。
【キーワード】
電信、電話、有線、無線、放送、局


●12 ラジオ
「声」から「文字」へと発展してきたメディア文化は、電気通信技術を媒介により二次的な「声の文化」を生み出した。この「ラジオ文明」の意義を1920年代の議論から考える。その上で、ラジオが黄金時代を迎えた1930ー40年代を中心に音声メディアにおけることばの政治的機能とその効果を考える。
【キーワード】
ラジオ放送、ラジオ文明、場所感覚の喪失、ラジオ人、ファシスト的公共性、総力戦体制


●13 テレビ
ラジオ放送は国境を越えたが「言葉の壁」までは超えられなかった。音声に映像が加わったテレビにおいて、ようやく「言葉の壁」は絶対的なものではなくなった。しかし、その代わりにテレビ方式による「政治の壁」が立ちはだかっていた。音声と映像が一体化した最後の「国民化メディア」における言葉を教育(国民再生産)の視点で考える。
【キーワード】
テレビ放送、教育型テレビ、一億総白痴化、ビデオ革命


●14 インターネット 電信電話からラジオ、テレビを経てテレ・コミュニケーションはインターネットに到達した。双方向性を重視して公共性を放棄した電話と、公共性を重視して双方向性を放棄した放送は、インターネット時代に再び融合する。情報が瞬時に国境を越える「地球村」において、ソーシャル・メディアと電子書籍の普及とは、ことばと文字テクストにどのような影響を与えるのかを考える。
【キーワード】
WWW、地球村、SNS、ウェブ2.0、ソーシャル・メディア、電子ブックス 佐藤卓己


●15 情報の伝達
「情報を伝達する」ことの意味(歴史的観点、伝達の背後にある意図など)や、文字に記すことの意義と文字に記さないまま伝達することの意義を考えることを通じて、情報伝達媒体としてのことばを考える。
【キーワード】
情報、伝達、メディア、もの、西洋的(キリスト教的)観点、東洋的(儒教的)観点

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単位は満タンなのですが、ケンキューが理系なもので、文章を書く機会があまりないので、わざと文系で記述式試験のあるやつを取りました。

以前、書いたようにもうメディア系の2科目取っています。それはそれで講師の方々の違った視点で情報学をみることができるのでよいかなと思います。

・水越伸先生『21世紀のメディア論』
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2016/01/post-f60d.html

・『情報化社会研究('05)-メディアの発展と社会-』
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2008/01/post_78e2.html

最近知ったのですが、この科目は今期でなくなるそうです。
明らかに水越先生のメディア論と重なりますからな。
同じプログラムで多様性は保てていても、他のプログラムとの接触は考慮されていないですな(水越先生のは情報学、これは人文学)。

『情報化社会研究』では「通信指導の添削がなってない!」と怒っていましたが、今回はめでたく「A」をいただきました。

Kotobatomedia

「日本語の表現が若干不正確」と書かれていますが(^^;)
それでも「A」をくれた井口篤先生、らぶ~(。・ω・。)ノ

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