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September 18, 2016

高橋昌一郎『愛の論理学』

9月15日、私淑している高橋昌一郎先生の講義に行ってきました。

朝日カルチャーセンターの愛の論理学です。

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「愛」は一見身近で誰でも知っている概念のように映るが、実際にその意味を明らかにしようとすると、哲学・認知科学あるいは医学・社会学などを駆使しても明確に捉えることが困難なテーマである。本講座では、現代社会の根底に内在する「愛の論理」に関する多種多様な見解を検討することによって、その本質に迫るつもりである。ネット・コミュニケーションにおける「愛」や、近未来社会における新たな「愛」の概念についても考察を進めたい。
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『愛の論理学』という書が今秋に出るはずだったらしいのですが、未刊です。その代り、『感性の限界』という書がテキストです。持ってなくてもよいというこですが、アマサイはKindleで買いました。

Kanseinogennkai

『感性の限界―不合理性・不自由性・不条理性』 (講談社現代新書)
2012/4/18 高橋 昌一郎 (著)

講義のごく簡単な要約。

・愛と論理学は正反対のように思うが、実は論理学によって愛に迫ることができる。

・人類の基本は「倍返し」一回殴られたら2回殴り返すのが普通。やられたらやりかえす。それで集落をつぶし合ってきた。

・紀元前1792年から1750年にバビロニアを統治したハンムラビ(ハムラビ)王が発布したハンムラビ法典で世の中は一転する。「目には目を、歯には歯を」は1回殴られたら、1回仕返ししてよし、それ以上殴ってはいけない。一対一の反撃のみ許すという画期的な仕来りなのである。

・その千八百年後、さらに革新的な考えが生まれる。キリスト教の「右の頬を打たれたら左の頬も差し出せ」という教えである。これは一見非常識のように思われるが、親が子を思う気持ちを想像すれば理解できる。不良息子が親に殴りかかってきたら、気が済むならいくらでも殴りなさい、というのが親心であろう。皆が他人を子供のように思うなら争いはなくなるという教えである。

・三角関係も論理学で解釈することができる。A,B,Cの男女の関係性を図式化すれば、数学上8通りしかない。多くの小説はこの8通りのいずれかで男女関係を描いている。7人の男女ならば指数倍の関係が描ける。

・未来の男女関係は、全て人工知能で解決できるのではないか。AIによってお見合いを設定すれば、かなりよい関係を結ぶカップルができる。

などというお話でした。

えー、そんなロマンがない話やだーと思われる方もいらっしゃるでしょう。
はい、アマサイもロマンを求める派です(^_^;)

でも、論理学ですべてを説明するという高橋先生のお話はそれはどれでおもろしろかったですよ。

最新刊の『反オカルト論』を持って行ってサインをいただきました。

Hannokarutoron

『反オカルト論』 (光文社新書)
2016/9/15 高橋 昌一郎 (著)

高橋先生!来年も期待しています!(^_-)-☆

高橋先生の本はいつもアマサイに新しい視野を与えてくれます。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな【押す】。ご意見ご要望は新掲示板にお書き込みください。家主が確認の上、公開いたします。

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