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February 02, 2017

映画『あん』

先日、BSで映画『あん』を見ました。
上映中に行きたかったのですが、忙しい時期でなかなかいけませんでした。

テレビで見られてよかったですが、やはり劇場で見たかったですね。

Eiga_an

映画「あん」で問いかけた「生きる意味」とは 原作・ドリアン助川さんに聞く

物語は、罪を犯して出所し、借金を抱えながらどら焼き店で働く千太郎(永瀬正敏)の店に、年老いた徳江(樹木希林)がアルバイトを志願することから始まる。徳江が小豆に語りかけながらゆでる餡(あん)のおいしさに、店は評判となり繁盛する。徳江はハンセン病療養所に住み、所内で菓子作りを学んでいた。しかし店主は、徳江の曲がった指を見て仙太郎に命じる。「あの人、『らい』よ。やめてもらってちょうだい」。風評が広がったのか、店への客足は遠のき始める。徳江もいつしか店を去るが、千太郎と常連客の中学生ワカナ(内田伽羅)は、ハンセン病療養所に住む徳江を訪ね、交流を深めていく。

・キャスト
徳江 - 樹木希林
千太郎 - 永瀬正敏
ワカナ - 内田伽羅
佳子 - 市原悦子
どら春のオーナー - 浅田美代子
ワカナの母 - 水野美紀
陽平 - 太賀
若人 - 兼松若人

1996年に「らい予防法」は廃止されましたが、それ以前にもらい病を扱った作品はありました。松本清張の『砂の器』は有名ですね。
2004年のTBSテレビでやったやつは、千代吉が大量殺人者という前科者という設定でした。これでは、『砂の器』を原作にした意味がありません。残念な映像化でした。

現代までらい病患者を隔離していたのは日本だけです。
たぶん、明確な差別がない(肌の色とか容姿)国だから被差別者を特定したかったのでしょうね。

前科のある千太郎とらい病患者である徳江が甘いドラ焼きで繋がれ、やがて離れ離れになってしまう。やさしくも切ない物語です。

映画全編で原作者のドリアン助川のメッセージ「誰もが意味を持ってうまれてきた」が突き付けられています。

今もらい病患者に向けられている差別を思うと胸が締め付けられるようです。

徳江が言う
「あんこみたいに甘いものにはね、塩気が少しあると甘味が強まるの。こういうお汁粉には塩昆布みたい固いものが合うわね」
という言葉は、苦難は人生の甘味を引き立てるという比喩でしょうか。

それにしても、徳江や千太郎の人生は塩気が効きすぎています。

西武線の通る桜並木は東京都東村山市だそうです。

都心から離れてはいるが、ド田舎ではない東村山は、千太郎や徳江が住むにはちょうどいい場所だったかもしれません。

日本映画は斜陽と言われていますが、毎年このような秀作が作られています。

私はバリバリハリウッドの映画ではなく、こういう人の温かみを感じる作品が好きです。

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