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October 03, 2018

政治学の小論文練習1

前学期に取った科目に『政治学へのいざない』というのがあります。
https://www.wakaba.ouj.ac.jp/kyoumu/syllabus/PU02060200211/initialize.do
これが、御厨貴客員教授、山岡 龍一教授、苅部直東大教授という政治学の大家が各々5章づつ、好き勝手な(?)論説を執筆しているので試験対策がしずらいったらありゃしない。おまけに試験は持ち込み不可の記述式です。過去問は発表されているのでそれに沿って練習してみました。

問 政治党派対立の意味を西洋政治思想の知見を利用しながら論じなさい。

<回答例>
党派の出現は仕方のないこととしながらも古代、近代から批判されてきた。ホッブスは国家のみが絶対権威を持った独立した組織であり、それ以外のすべての組織は国家に従属すべきだとした。政治的な代表はただ国家主権者のみがなれるのであり、その他の組織の代表は私的な代表に過ぎないとしている。そして一国家内での国民同志の政治的同盟は不必要であり、公共的に危険だとホッブスは考えた。要するに法の範囲内での私的党派形成はまったく問題ないが、政治的な党派の形成は、平和に反するがゆえに不正であるとホッブスは主張していた。さらに国民の中に過大な人気を博する者が登場することも、国家にとって危険な病気だとみなしていた。ここからは私見になるが、現代の民主主義国家では党派の成立は必然であり、必要である。各個人あるいはグループの主張を叶えてくれるのが党派であるからだ。日本のように一億もの考えを国政に反映するには党派を介するしかない。また、それぞれの党派がイデオロギーを持って対立するのは誰しも予想できることである。そしてまた、個人・グループの主張を反映して各党派が成長していく。党派の成長の中で初め支持していた党派とは異なる党派を支持する場合もあろう。そして多くの支持を集めた党派が国政を担っていく。自然と与党(連立政権も含む)と野党の対立が生まれる。この対立によってよりよい政策・政治を実行していける党派が個人あるいはグループの支持を多く集める。それが進展していった場合、与党・野党の逆転も考え得る。このように党派対立は現代民主主義の成立にはなくてはならないものである。党派対立の進展によりその国家は善い政治が行われていくのである。
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ご意見があればください。

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