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December 23, 2018

林真理子2点『ビューティーキャンプ』、『花』

Hayashimairikon


●林真理子「ビューティーキャンプ (幻冬舎文庫)」
https://www.amazon.co.jp/dp/434442770X/
内容紹介
ミス・ユニバース日本事務局で働く由希のボスは、NYの本部から送り込まれた美の伝道師エルザ。愛車ジャガーで都内を飛び回り、メディアにひっぱりだこの強烈な個性を放つ人物だ。彼女の元に選りすぐりの美女12名が集結し、いよいよ運命の2週間が開始。苛酷で熾烈なキャンプで嫉妬に悶え、男に騙され、女に裏切られ。そして最後に残るのは?

●林真理子「花(中公文庫)」
https://www.amazon.co.jp/dp/4122045304/
内容紹介
女の幸せとは何なのだろうかーー芸者だった祖母と母、二人に心を閉ざしキャリアウーマンとして多忙な日々を送る知華子は、祖母の死をきっかけに、母と祖母の背負った哀しい運命を遡ることになる・・。大正から現代へ、美貌の女三代の血脈の物語。
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久しぶりに林真理子の小説を2つ読みました。
まりりんの小説も好きで結構読んでいます。
世間でどういうイメージなのかわかりませんが、彼女を伝統的な日本女流作家です。
「女の一生」モノは非常にうまいという意味です。
「ビューティキャンプ」は「女の一生」の一時期を切り取ったものですが、私はこれも「女の一生」モノです。

「ビューティキャンプ」は林真理子しか書けないんじゃないかな。女の美しさ、姑息さ、醜さ、かわいさ、これを全部抽出しちゃったのが本書です。

ラストはそう来たか~!林氏の小説の最後はちょっとした裏切りがあるのが快感なんですよね。ミスユニバースを目指す女たちの経歴はそれこそ美女白書、といった感じです。

女ってたいへんよね。

また引き続き読みたいと思って買ったのが「花」です。
女三代記を綴るところなど有吉佐和子の「紀ノ川」を思い起こしますが、似て非なるごとくです。花柳界のことをよく調べてあるなあ、と思いました。

世代的に孫の千華子に共感しますが、祖母・タエ、母・幸子の生き方も素晴らしくスジが通っていて素敵です。

タエが「私はドラマが大嫌い、昔の女を描いたドラマだ。その中で女たちいつもりりしく自分の運命と戦い、自分の選んだ道を歩もうとする。でも私から見ればあんなものは嘘っぱちだ。あの頃ふつうに育った娘たちがどうして親に反抗できただろうか。どれほど理不尽なことを言われたとしても、親の言うことは絶対だった。いいも悪いもない、そういう時代だったのだ」という言葉に感銘をうけました。

そうだろうな、平塚らいちょうとか、与謝野晶子、林芙美子とかは特殊すぎるくらい特殊だったかもね。

またタエのいう「娘には女子大を出て社会で活躍するようなえらい女になってほしい」という理想が痛いほどわかってしまいます。私は母に「えらい女に」とは言われなかったけど、似たような期待はされましたね。結婚するしないは別にいいけど、手に職をもった、後に言われるようなキャリアウーマンになってほしい、みたいなことは言われました。

小学生のころ「私は漫画家になりたい!」と言ったら、
「そんな不安定な職業ダメに決まってるでしょう!」と叱られました。

いいますかね、10歳の子に将来を考えろとか、まあ、言うんでしょうね。
だってさ、小学校のころの夢なんて叶わないのが相場なんだから、
「そうね、いいわね」と言っておけばいいと思うけど。

「花」を読んだ女性はみんな自分の身において考えてしまうと思うな。

日本小説は多様で芳醇で旨みがあってとってもいいな。と思った次第です。


そう言えば、年頭に『正妻』を読んだのであった。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫


December 18, 2018

筒井康隆展@世田谷文学館

もう先週になってしまいますが、世田谷文学館(https://www.setabun.or.jp/)で「筒井康隆展」を観に行きました。

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最終日でした。土日だけのようですが、筒井康隆の映画を2本上映していて、テレビインタビューも流されていてこの入場料にしてはお得感満載でした。「スタア」https://movie.walkerplus.com/mv17486/ という筒井康隆原作脚本のはちゃめちゃコメディでたいへん楽しかったです。うーむ、80年代はこんなむちゃくちゃな映画を配給し、それを観に行く客がいたんだからおおらかな時代でしたよね。
そういえば、昔の映画館は2本立てだったような気がするが、映画は落ち目と言われていても作っていたんだよなあ。

幼少のことは筒井康隆と眉村卓の区別があいまいだったのは「時をかける少女」と「なぞの転校生」がごっちゃになっていたせい。高校生くらいになったら、はちゃめちゃな方が筒井康隆だと区別できました。

以前はよくテレビにも出てたんだが。今の若い人には筒井康隆なんて読まないんだろうな。でも会場には20代、30代の人も多かった。いつの時代にもマニアックな人っているから。

卒研口頭試問の疲れを癒してくれるひと時でした。

地方でも展示会、やるといいですね。

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追伸:お友達から筒井康隆は関西方面のテレビで大活躍だそうです。
https://www.asahi.co.jp/be-bop/


そろそろ科学の話題も出しますよ。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

December 12, 2018

藤子不二雄A展

藤子不二雄A展示会に行ってきました!
https://tcv-fujiko-a-ten.roppongihills.com/top.html

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嵐の番組でA氏が出ていてそれでこの展示会を知りました。
ほぼ撮影自由です。こういうのはあまりありませんね。
ベルばら展は壁に印刷された週刊マーガレットの表紙一覧まで撮影禁止でした。

A氏立体像と写真を撮りました。
係の方が「お撮りしますよ」と言われ機嫌よく撮ってもらいました。
「実物はファイルにしてお渡しします。有料で300円です」
と聞いてずいぶん安いなあ、と思いながらポージングをしていたのですが、
支払窓口にいくと

1300円です、と!

なんと!一けた増えているではないか!と心の叫び。
でも、プロらしき方に撮影していただいたので我慢するか。

お腹が出ているのがつつみ隠すことができませんw!

A氏のときわ荘再現デスクにも座ってみました。
幼いころ藤子先生に弟子入りしようと夢見ていたことが叶いました。
ブラウスのしわが残念な感じですが、係の方に撮っていただいたので修正を申し入れるのはちょっと。。。

笑うせぇるすまんや魔太郎がくる!!など、A先生独自の世界を楽しみました。
アニメがもう2本くらい見られるといいのだけれど。
満喫しましたが、何か物足りない。

そうか、私の好きなのは、A氏、F氏ではなく、二人そろった、

藤子不二雄なのだ、

パーマンやジャングル黒べえも一緒に見たかったな。

そうか、余暇に美術館に行くという娯楽があったか、

と今更気づいたアマサイなのでした。

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藤子不二雄ミュージアムは川崎市にあります。高岡市には藤子F不二雄ふるさとミュージアム。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

December 02, 2018

アジア特許情報研究会10周年記念講演会

https://asia10.kaisei1992.com/13/

アジア特許情報研究会10周年記念講演会というのに行ってきました。
2日間あったのですが、都合により2日目だけ出席でした。
それでも消化不良になるくらいの内容でした。

特別講演5「人工知能(AI)技術を活用した特許分類付与支援の取組概要」
講演者:日本特許庁・調整課 企画調査官 近藤様

特別講演6「IPランドスケープ2.0」
講演者:三井物産戦略研究所 知的財産室長 山内様

一般講演5「3i研究会の紹介と成果の1例ー技術情報を用いた他社コア技術の特定手法開発」
講演者:3i研究会 三沢様

一般講演6「知財AI研究会研究内容のご紹介」
講演者:知財AI研究会 平尾様

一般講演7「テキストマイニングと深層学習を用いた英文技術文書の分析ソリューション」
講演者:株式会社NTTデータ数理システム 岩本様

第2部(座長:アジア特許情報研究会 西尾)

一般講演8「化合物検索ツールの検討」
講演者:PLASDOCオンライン研究会 井手様

一般講演9「俯瞰解析ソフトの比較」
講演者:日本PLASDOC協議会 新井様

一般講演10「IPI-FORUMで報告された知財情報解析事例」
講演者:IPI-FORUM(関西) 田平様

第3部(座長:アジア特許情報研究会 伊藤)

一般講演11「機械学習を用いた特許文書分類-文書ベクトルを使用した分類器の実装例-」
講演者:アジア特許情報研究会 西尾

一般講演12「DeepLearningを用いた効率的な特許調査-発明の要素毎の根拠箇所抽出と適合判定への応用-」
講演者:アジア特許情報研究会 安藤

2日目はAIがらみの話でした。これは別にはやりだからではなく特許情報とAIは密接な関係にあり、以前から先端的な検索ツールが使われていたのです。

私が修論で題材にしたテキストマイニングも古くから、と言っても10年前くらいですが、使われていました。

AI・機械学習はとても便利なツールですが、気を付けて使わねばいけません。
結局は確率統計を利用しているからです。
90%は網羅できても、漏れたあと10%に大事な情報が隠れているかもしれません。

なにかAIの欠点がよくわかるセミナーでした。

いずれは発表側に回りたいです。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫

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