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June 19, 2019

三島憲一vs野口雅弘 ヨーロッパ論

昨日、6月18日は、ドイツの哲学者ユルゲン・ハーバーマスの90歳の誕生日でした。丁度、青山にあるドイツ文化会館ではハーバーマスの翻訳新刊「デモクラシーか 資本主義か: 危機のなかのヨーロッパ (岩波現代文庫 学術 406)」の発刊記念トークイベントがありました。尊敬する三島憲一先生のお話が聴けるというので行ってきました。
Doitukaikan
「ハーバーマスのヨーロッパ論『デモクラシーか資本主義か』刊行に際して」
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/tok/ver.cfm?fuseaction=events.detail&event_id=21583861&

会場はほぼ満員で、こんなにも、ドイツあるいはハーバーマスに関心のある人がいるのかと勇気づけられました。内容はほぼ新刊に沿って行われました。
私も何か質問しようと頭をひねり、結局水島治郎vs山本圭対談(https://www.akashi.co.jp/news/n28157.html)のときと同じ質問をしました。
「日本人はハーバーマスの著作から何を学ぶべきでしょうか。ハーバーマスは「知識人よ、いかなるときもその責任を果たせ」と言っています。サイードもエマニュエル・トッドも同様な発言をしています。翻って日本ではさほど知識人を尊ぶ気質はないと私は思います。先生方はハーバーマスに何を見出すのでしょうか」
野口先生からは「私はハーバーマスから普遍的な思想を学ぶべきと思います。民主主義の考え方はところに寄らないと思います」、
三島先生からは「米国は概ね反知主義です。日本も昔は知識人の発言を重んじた。株の上下と同じです。知識人の価値も上がったり、下がったりする。ハーバーマスの知識人というくくりはけして大学教授だけではない、誰でも自由に考えを述べればいいのです。気づいた者が発言すればよいのです。カントは自分の職務を離れたら人々の間に入って自由に議論すればよい、と言っています。日本でもそれはできると思います」というお答えをいただきました。
流石に日本を代表する哲学者のお二人です。どんな質問にもさらりと応じられる。

楽しい一夜でした。終了後をおつまみと飲み物が出ましたが、知り合いがいないので、ジュースを一杯飲んだだけで帰ってきました。

人はたくさん居たけど、おじいちゃん割合が高かった。ドイツ語はあまり若い人は勉強しないのかな。

そういえば、ベルリンの壁が崩壊して30年ですね。//人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。 【押す】≪コメントは応接室にお願いします。≫
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