ディベート審判心得帳

今年は、中高生ディベート大会・春のキックオフ大会(そういう名称ではないが)、関東予選1日目、2日目の審判依頼全て受けた。今週末の全国大会の中日、最終日の審判もすることになっている。

そろそろ、信頼すべき審判の1人となりたいものだ(それは、生徒さんや教室ディベート連盟の人が決めることである)。

それには判定理由が言えることである。

社会人ディベータとして十三回忌、いや13年の佳節を迎えるわけであるからそれくらいはやっているのであるが、よりディベータに判定の納得をしてもらうために再確認してみよう。

1)判定基準となった議論とそれをどう解釈して結論に至ったか。
私がディベートを始めた頃、先輩にそう言われた。まずは理由づけを言語として発しろということだ。

当たり前の話だが、初心者には最初の壁である。こんなことは議論の中核じゃないんじゃないのか。他の人は全然違う視点じゃないのか。といろいろ考えてしまうものだ。

しかし、大抵の技能の場合、初期段階は累積的に成長する。一回目より二回目、三回目というように。細部には拘らず全体を見られるようにすることである。

2)なぜ私は審判某氏の判定とは違うのか。
中高生大会の審判は3人あるいは5人である。全員一致で判定されればいいが、他者と違った場合、さらにはマイナーボーダーになった場合、「言い訳」は考えておいたほうがいい。もっとも、これは審判の必須事項ではない。判定を「より納得」してもらうという主旨からである。また個人指導でもしない限り議論A、B、C、全てに言及している間はない、という時間対効果のためでもある。

それぞれが経験を持っている審判なのだから、彼らの意見も取り込んで評価できれば有益である。

と何か抽象論に終始しているが各論はいずれまた(っていつだ?)。

久々のディベート話、だけど、人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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書談:松本茂他『英語ディベート理論と実践』

書談:松本茂他『英語ディベート理論と実践』
■『英語ディベート理論と実践』
著者:松本茂、鈴木健、青沼智
出版:玉川大学出版部
発行:2009.03.01
価格:4500円

批判的思考力や論理的思考力が重視され、高校や大学でも「議論」を展開する活動が積極的に取り入れられている。英語教育においてディベートをどうとらえるべきか、指導上のポイントを示し、実例からどんな理論を活用したうえで戦術や議論を準備し、論証すべきかを解説。日本のディベート教育をリードしてきた著者陣による一冊。

主な目次

【第1部 授業ディベート編】
1 指導者として知っておきたいディベートの基礎知識
2 何をどのように教えるか

【第2部 競技ディベート編】
1 1AC(肯定側第1立論)
2 1NC(否定側第1立論)
3 2AC(肯定側第2立論)
4 2NC/1NR(否定側第2立論/否定側第1反駁)
5 1AR(肯定側第1反駁)
6 2NR/2AR(否定側第2反駁/肯定側第2反駁)
7 Cross-Examination(質疑応答)
8 審査方法

参考文献
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紹介するのをついぞ忘れていました。10万人のディベートファン待望の書です。

第一部は日本で教授される競技ディベートの概要、第二部は、立論から反駁まで各スピーチをディベートの英文原書を参照しながら詳細に説明しています。

日本語ディベータも通読しておけばESS出身者にも負けません?!(マニアックなお話)。

ちょっとこの価格設定はいかがなものか。しかし、内容は濃いので元は取れるでしょう。

ディベートを学んでいる人、ディベートでつくスキルとはいかなるものかと思ってる人にもおすすめです。

私が勉強を始めたころには、英語上達の道はディベートにあり、と言われそれは半ば常識ですらありました。

語学力向上としてのディベート、是非復権してもらいたいものです。

著者の氏名、姓+名3文字ですね。いや、別に意味はないですが、人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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ディベート合宿

先週末うちの組の者と箱根に行って来ました。
組員2/3、21名ほどです。

何しに行ったかですと。
でぃべーとですよ、でぃべーと、朝から晩まで、じゃないけど、
○日本はサマータイム制を導入すべき
○日本は小売店の深夜営業を禁止すべき
という論題を1クールずつしました。
ここでいう1クールというのは、
・1グループ3チームで
・肯定側、・否定側、・審判を順繰りに担当してグループ内でディベータ及びジャッジをすることです。

サマータイムなんてフラスコのおぢちゃんにも見に来てほしかった、いや、参加してほしかったですね。

サマータイムと睡眠に関してはだいぶ研究がストックされたようで、

サマータイム制度と睡眠
こげなレポートがPDFでアップされとりました。

日本人の多くは夜型であり、そこにサマータイムを施すと体内時計が狂い病気に成りやすく、事故なども起きやすいということみたいですね。

そんな簡単に体内時計で狂うのか疑問です。人間慣れるということがあるんじゃないか。、現状睡眠障害を持っている人には良い影響を与えるとは思いませんが。

問題は1時間早く行って、1時間早く会社が帰してくれるか、ってことじゃないですかね。大企業は別に問題ないでしょうが、中小はどうなんだろうか。
それも「慣れ」でしょうか。

政府・官庁が言っているのは、経済効果ですね。
明るい時間が長いと人間戸外に出やすい、遊び・趣味の幅が広がるでしょう、てなことですね。
まあ、それは否定できないんじゃないかと思います。

アマサイが10年前くらいにこの論題をやったときは、
・父親が早く帰ってきて子供とキャッチボールをする時間が増える、
なんて殊更取り上げられましたが、今はあんまり言わないみたいですね。
ええ、もちろん、キャッチボールは子供との触れあいの象徴的な言葉で、みんなが野球少年で女の子は関係ないという意味ではないですよ。
キャッチボールは経済効果を生まないから削除されたのかな。

アマサイは、夜型なんで一年に2回時計が変わるなんて勘弁してほしいです。

でも、STを実施してほしくない理由は、この論題がディベートできなくなってしまうからであります。

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小売店の方は、資料なしの即興ディベートだったので、
結構むちゃくちゃな議論を展開する人がちらほら。

というアマサイもせっぱ詰まって、
深夜のコンビニはは店員一人なのでATMを狙った強盗が増えるとか言っちゃったよ。
いや、コンビニ強盗はあってもATMは壊さないでしょうね、はい、すいません。

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ディベートそのものより飲み会が実に実にディープな世界でした♪

「みっちゃん」がいつもように写真をたくさん撮ってくれました。みっちゃん、ありがとう。でも、その画像を見て、アマサイは自分が思っているより遙かにデブであることがわかって愕然としたのであった。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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核燃料リサイクル

うちの組のもん()は擬似的に原子力ビジネス通になっております。

なじぇならば、今期のJDA推奨論題が、
「日本政府は核燃料の再処理を放棄すべきである」
であるからのなのである。

現在日本では、原発に利用した核燃料をリサイクルする計画が推進されています。原子力で現在の電力の1/3を支えている日本でリサイクルは大きな課題です。

JDA-HPの2008年度後期推薦論題候補の説明によりますと。

核燃料の再処理とは、原子炉から出た使用済み燃料から、未反応のウランや、ウランから生成されたプルトニウムなどを抽出する処理のことをいいます。再処理には、燃料を効率的に利用できることや使用済み燃料の量を減らせるといった利点があります。その一方で、事故や放射能漏れなどの危険性や、抽出したプルトニウムによる核武装の可能性なども指摘されています

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核燃料サイクルは2種類あります。a)プルサーマル主体の核燃料サイクル。青森県の六ヶ所村に施設があり、実現可能性は高いもののプルトニウムの供給量によって効果は制限されます。b)高速増殖炉(FBR)主体の核燃料サイクル。実現可能性は低いもののプルトニウムを増やすことができるシステムであり、供給量には左右されません。施設は現在「もんじゅ」が福井県にありますが、1995年の運転開始前点検中に事故が発覚しました。現在も確認試験中ですが2008年9月には終了し、発電経験の獲得及びナトリウム取り扱い技術の確立等を目指して運転を開始する予定です。本格始動は全ての試験終了した後の2050年とも言われていますので、現在はa)のプルサーマルを中心として計画が進んでいます。

肯定側のメリットは、事故を未然に防ぐ、安全性の確保、
否定側のデメリットは、ウラン資源の枯渇化、原発の停止、などですね。

原発の停止は、現在使用済み燃料を各発電所で保管している状態であるので、どっかに移すなり、処理するなりしないと、置く場所がなくなり、原発自体の稼働を止めなくてはいけないということです。

まあ、いろいろつっこみ所はあるんですけどね。
処理施設の事故発生も同様に。

肯定側の資料はいろいろあります。
アマサイが使ったのは、

Nishiobaku■『むだで危険な再処理-いまならまだ止められる-』
著者:西尾 漠著
価格: ¥1,575 (本体 : ¥1,500)
出版 : 緑風出版
発行年月 : 2007.2
いや~、すごいタイトルですね(^^;)。
緑風出版は左翼系というか、遺伝子組み換え食品、携帯電話、原子力発電、などなど、科学技術の最先端はすべて悪とでもいいたげなラインナップを揃えています。
そういう出版社もないと困るけどね。

否定側の資料でめぼしいものは少なく一番効力のあるのは、山名資料でしょう。
Yamanagen■『間違いだらけの原子力・再処理問題』 WAC BUNKO
著者:山名 元
込価格: ¥945 (本体 : ¥900)
出版 : ワック
発行 : 2008.6

山名さんはバリバリの原子力研究者です。

アマサイは個人的には、リサイクルやらざる得ないと思うんですがね。

今日の日経ビジネスHPにこのようにありました。

世界原子力機関(IAEA)関係者の証言が興味深い。 「実際に原子力発電所を建設し続けていたのは日本だけだ。少なくとも5~6年は日本が世界の原子力ビジネスを引っ張っていくことになる」
この関係者が指摘する日本企業はズバリ東芝のことである。
イランにあった東芝現地法人に採用され、東京大学大学院で西洋政治思想史を学んでいたという異能の経営者、西田厚聰に率いられた東芝は、半導体とともに原子力を経営の柱に据え、次々と大胆な布石を打ってきた。
 その初手が2006(平成18)年に6400億円の巨費を投じた米国原子力大手「ウエスチングハウス」(以下、WH)の買収であった。当時、西田がパソコン出身ということもあり、入札で最も高い値を入れ続ける西田に対し、社内からも、「値を吊り上げればいいというものではない。西田は原子力は素人だから・・・。本当に分かっているのだろうか」と危惧する声があちこちから聞こえてきたほどだった。
 原子力ビジネスの世界は、ウラン燃料の供給から使用済み核燃料の再処理まで一貫したサービスを提供してこそ豊かな果実を独り手にすることができるようなシステムになっている。この一貫サービスを提供できる唯一のメーカーが仏アレバなのであった。東芝はそれを追撃し、凌駕し、世界市場を席巻しようと目論んでいるのである。それに必要な重要な最後の1つのピース(小片)が日ロ原子力協定であった。
リサイクルをしないと、その技術が失われてしまいます。 アマサイは技術的観点から、やるべきと思うのです。

しかし、事故の危険は回避できるのか、というのは大きな問題です。

日本のリスクの捉え方は特殊なので、それが一番の課題かと。。。

大会は今月19日、出場する方々、がんばってください。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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ディベート論題:司法取引

久しぶりにディベートの試合をしました。

論題は、
「日本は刑事裁判に司法取引制度を導入すべきである。是か非か」
です。

JDA論題委員会でも検討されているようですが、日本ではあまりやられてたことのない論題です。まあ、英語のパーラメンタリの論題にはありそうです。

裁判制度で有名どころと言えば、
「日本は陪審員制度を導入すべし」
で、よくディベート甲子園の高校生論題に上ります。
裁判員制度の導入が決まっているので、これはやれなくなりました。
今度は、廃止すべし、という文言でできないこともありませんが、実施されて数年経ってみないとメリット、デメリットが立てられないでしょう。

また、過去にJDA大会で
「日本政府は、刑事裁判において証拠として認められる範囲を拡大すべきである」
というのがありましたが、私は試合したことありませんで、議論が難しすぎ、以下省略。

で、司法取引ですが、聞いたことはある、という方も多いでしょう。

米国でplea_bargainingといいます。
「軽い求刑など検察側による譲歩と引き換えに被告側が有罪を認めたり、他者に対する証言をしたりする取引」です(リーダーズ英和辞典より)。

まあ、容疑者が自白した場合ですね。よしよし、じゃあ、懲役10年のとこを7年に割り引いてやろう、というかどうかはわかりませんが。

米国では組織犯罪が横行しているので、小物を捕まえて、情報提供を得て大物を囲い込むというのが主な目的です、という話らしい。

で、取引が無事終了すると、被告の量刑を決めるための有罪答弁というのが行われます。有罪・無罪の裁判をしなくていい、というのが、メリットと言えばメリット。

そんなことして、「ええ、私は悪くありません。全部M本C津夫がやりました」なんてことになったらどうすんだい!てのが否定側、アマサイの立場です。

○山下幸夫(やました・ゆきお)弁護士 自身のブログ2004年10月8日
「これは、特に、犯罪的な組織を壊滅させることを企図して、組織の脱落者に刑事免責を与えて、証言させて、それ以外の組織の人間を全て有罪にするという形で使われることが予想される。ただ、これが捜査機関に悪用され、組織の脱落者に「虚偽」の証言をさせることも考えられ、冤罪を作ることになるおそれもあるので、注意が必要である。」

確かにそうだが、運用方法ってのがあるんじゃないの。互いに誓約書を書かせるとかなんとか。でないと、アメリカは冤罪だらけでやんしょ。

てことを肯定側につついてほしかったのだが、そこまでいかなかったので、次回の試合に期待しましょう。

では、次回のT能さん、T久さん、T田さん、S木さん、U田さん、
がんばってください。この記事の続編が書けるか否かは諸君の議論にかかっている。

また、ディベート中毒症が発病中。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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政治家、蒲島郁夫

蒲島先生が熊本県知事になられましたね。
熊本知事に元東大教授の蒲島郁夫氏

熊本県知事選は23日投開票され、自民が支援する元東大教授の蒲島郁夫氏(61)が、民主推薦で元県地域振興部長の鎌倉孝幸氏(61)、元消防庁次長で弁護士の北里敏明氏(59)、前相良村長の矢上雅義氏(47)、元衆院議員の岩下栄一氏(61)の4氏を大差で破り、初当選した。蒲島氏は自民の組織力にも支えられて幅広い支持を集め、労組などの支援を受けた鎌倉氏らを抑えた。今回は戦後最多の5人が乱立した。川辺川ダムや水俣病などの重要課題は明確な争点にはならなかった。当日有権者数は148万2106人、投票率は49.36%で、過去最低だった前回04年(38.67%)を上回った。

なんでアマサイがお名前を知っているかというと、ディベートの政治論題には必ず引用される人なんであります。一番有名のは筑波大学助教授時代に書かれた
『政治参加』現代政治学叢書 東京大学出版会
です。使いでがあるんでアマサイも持ってます(さて、今はどの段ボール箱にあるやら)。

昨年のディベート甲子園高校生論題が
「日本は18歳以上の国民に選挙権・被選挙権を認めるべきである。是か非か」
だったので、蒲島資料をよくみかけ(聴いた)ました。

政治参加、即ち投票が市民の教育の場である、なんて議論をサポートする資料です。

「政府のコントロールのほかに、政治参加は市民教育の場としても重要である。市民は政治参加を通して、よりよい民主的市民に成長すると言われている。市民は政治参加を通して自己の政治的役割を学び、政治に関心を持ち、政治に対する信頼感を高め、自分が社会の一員であること、正しい政治的役割を果たしているのだという満足感を覚えるようになる。さらに、市民は政治参加を通して政治システムへの帰属を高め、政治的決定が民主的に行われた場合、たとえそれが自己の選好と異なっていても、それを受け入れようとする寛容の精神を身につける。いわば、政治参加の過程で市民は他人の立場に大きな配慮を払う思慮深い市民に育っていくのである。」

新聞や雑誌に通常の論客として取り上げられていたので、別にディベートなんかしてなくても知っている人は多いでしょうね。

参-政治改革に関する特別委…-10号 平成06年01月11日

○参考人(蒲島郁夫君) お答えいたします。 このテレビ討論形式による選挙運動というのは公平性の観点から問題があるんじゃないかという議論があるというお話でしたけれども、私はその公平性をある程度犠牲にしてもこの際これを断固として導入すべきだと思います。

私はアメリカ大統領選挙の分析もやっておりますけれども、あそこで国民の非常に多くが大統領選挙のテレビ討論を見るわけです。そこでどのような形で公平性を確保しようとしているか、その努力もちゃんとわかっていますし、それから、今回小選挙区制になれば、それぞれの選挙区において候補者もそれほど多くないと思うんです。これまではさまざまな演説会によってそういうふうなテレビ討論に似たようなことも行われてきたと思います(中略)。

だから、一分一秒という形で公平性は保てないかもしれませんけれども、アメリカの大統領選挙のテレビ討論を見てみますと大変公平に司会の方がその配分をやられているわけですから、それが日本でできないはずはないし、小選挙区制になって、特に小選挙区の中においてはこのテレビ討論の導入というのはぜひ考えていただきたいというふうに考えます。

公式HPによれば、苦労人というか異色の経歴が浮かびあがってきます。

1947年 熊本県鹿本町に生まれる
  県立鹿本高校卒業後、農協に勤務
1968年 農業研修生として渡米
1971年 ネブラスカ大学農学部入学
1974年 ネブラスカ大学農学部卒業
1975年 ネブラスカ大学大学院修士課程修了
        ハーバード大学大学院博士課程(政治経済学専攻)入学
1979年 ハーバード大学政治経済学博士号取得
1980年 筑波大学社会工学系講師
1985年 ワシントン大学客員准教授
1985年 プリンストン大学国際関係研究所客員研究員
1985年~1997年
  筑波大学社会工学系助教授から東京大学法学部教授へ

どうなんでしょう。政治学者として経歴は、地方自治に活きるのでしょうか。今後の動向を見守りたいと思います。

個人的には、学者政治家のよい事例となってほしいと思っています。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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ディベート論題:カジノ合法化

最近ディベートの話を書かないなあ、ということは本人が一番気にしているのである。
ちょっと書いとくかな。

我らが元締め団体JDA日本ディベート協会さまにて、08年度前期推奨論題が決まりました。

日本はカジノを合法化すべきである。

であります。

このお題、社会人には結構おなじみで(と言っても社会人ディベート団体というのは我々の他にそんな沢山はなく)、結構有利なんではないかと思う次第である。

事の発端は石原都知事です。
日本の論点2002から引用;


石原慎太郎東京都知事は知事選の際に「お台場にカジノを」との公約を掲げた。深刻な都財政を立て直す狙いだった。
 就任一カ月を迎えた石原知事は一九九九年(平成一一年)五月末、毎日新聞のインタビューに応じ、財源作りのために競輪、カジノなどの都営ギャンブルを始める方針を以下のように表明した。〈後楽園競輪だって復活したい。カジノを(臨海副都心の)台場でやってもいい。風紀が悪くなるというのなら、警察OBの仕事にしたらいい〉(同紙九九年五月二七日付)
 先進国の都市の中でカジノがないのは、日本の大都市だけ。東京だけでなく、大阪など他の大都市でもやったらいい、というのが石原知事の考えであった。
 その石原知事は二〇〇〇年一二月三日、カジノ実現のための法整備に触れ、「実現には国の法律を変えないとできないが、シティセールスをやるのに大きなファクターになる。一刻も早くやりたい」と言及した。財源については「都民のカネではやらない。ちゃんと考えてる」と、都の一般財源を使わず別会計を視野に検討を進める方針を示した(毎日新聞九九年一二月四日付より)。

それまであまり話題にならなかったですね、日本のギャンブルというとお馬さんが一大事業でそれに類するものを必要としなかった。欧米では歴史があるからそうでもないんでしょうが、日本では、有り金叩いて堕落していくってイメージがあるからでしょう。

東京以外でも、新たなギャンブルに景気浮揚効果を求める動きが起きている。沖縄では闘牛を公営ギャンブルにする方向で内閣府沖縄総合事務局が検討を始めている。九州では宮崎県の松形知事がカジノ開設に意欲をみせ、大分県別府市も誘致を模索している。他にも、石川県珠洲市や北海道、伊豆の温泉地などでカジノ開設を模索する動きがある。また、愛知県では伊藤忠商事など第一勧銀系を中心とした企業グループが、中部国際空港が建設されている常滑市を中心としたカジノ構想を研究している。(「週刊読売」二〇〇一年二月二一日号より)カジノ導入論の根拠は、なんといってもその経済効果である。

カジノは地方自治活性化の救世主的存在なのですね。しかし、果たして、日本にカジノというのがうまく根付くかというのは非常に疑問ですな。国民性というのは状況によって簡単に変わってしまうし。日本人は現金主義だから、クレジットカードの所持者は頭打ちになるだろうと、20年前までは言われていましたが、この通りです。

否定側の強いステータスというのは、健康被害です。まあ、ギャンブル中毒ですね。

また、犯罪の温床になる可能性、というのもあります。また、宮崎県では共産党委員会と三市民団体が「犯罪の温床になる可能性がある」「青少年の教育に悪影響を与える」と、県や宮崎市にカジノ開設推進をやめるよう要請した。三団体の一つで、教員や学齢期の子どもを持つ保護者らでつくる「『子どもの権利条約』宮崎の会」の成見幸子会長(弁護士)は「パチンコや競馬でものめり込む人がいる。行政や議会主導のカジノ推進はモラルの崩壊ではないか」と批判する。
娯楽と犯罪は対になることが多いですからかわしようはあるでしょう。

ああ、これらはディベータへの助言ではなく、非ディベータの方への橋渡しです。アカデミックディベートってこういうことやってるんですよ、みたいな。

大会には出たいです。でも、時間的に無理だから出ないけど。人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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第10回JDA秋期ディベート大会

ブログは3日間お休みしていたわけである。
ここの催し物の審判依頼をいただいたので、当日と前日の練習試合におつきあいしたわけである。
ディベートでの定番中の定番「死刑全廃」論題である。

10年前、同団体で同じ論題を指定論題にし、春に大会が行われていたわけである。
アマサイもそれに出場したわけである。アマサイはまだディベート経験1年未満の新米さんであった。ディベートのイロハがまだわかっておらず、当時の審判の方に「こんなディベート初めてみました」と言われた。もちろん、褒めていない。別に貶すつもりもなかったのであろう。ディベートというより、ディスカッションスピーチに近かったという意味である(因みにその審判とは、T芝勤務のSさんである)。

その当時は、死刑廃止の気運が高かった。しかし、近年、未成年による残虐な犯罪、子供をターゲットにした殺傷事件が顕著になっているので、死刑は存続すべき、むしろ、もっと多くの犯罪者に拡張すべきと言われている。やはり、それを反映した試合となっていた。

肯定側の「冤罪の可能性」「死刑囚の人権」「執行人、立会人の人権」「量刑誤判」などは以前と変わらない。

否定側は犯罪抑止力を表だって議論するものだ。昔は、抑止力あるなしはどちらとも言えない、と結論づけられることが多かったが(もちろん試合の情勢による)、今回はUSフロントラインという資料がかなり強力らしく、多くの否定側チームがこれを用いていた。

「AP通信によると、コロラド大学のネイシ・モカン教授(経済学)らが2003年にデータを分析し、06年に同じ調査を見直した結果、死刑を1件執行するごとに殺人が5人減り、逆に死刑を1回減刑するごとに殺人が5件増えることが分かった。」

これには、統計として誤謬があるという資料もあるらしい。

大阪教育大学附属小学校で起きた児童殺傷事件の犯人が「自分をさっさと死刑にしろ」と発言しているところから、「こんなへんてこ人間には抑止力が働くわけないでしょう」⇒「だから死刑は意味ないじゃん」という肯定側の議論も見られた。
(否定側は、それは死刑が決定したから破れかぶれでそう言ったのだとか、ごく少数の人間で抑止力を決定することはできないなどと反論する)

だから、一般の人が聞いても興味深い大会であったと思う、、、が、最近うちの団体に入った人が「スピーチが速すぎて、法律議論が難しくてよくわからなかった」と言っていたが。

いつものように結論はないが、そのような週末でした。お休みなさい(現時刻5日0時半)。

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ディベート論題:ふるさと納税

応接室のレスが遅れていて、すいません。今日、「ふるさと納税導入の是非」について英語ディベートしました。この3日間は準備に追われていました。先月は日本語で同じ論題をしたのですが、不本意な形で負けてしまい悔しい思いをしました。今日はリベンジ出来て嬉しいっす!
( ̄▽ ̄)v

両回とも肯定側、
M(メリット)1:地方自治体間の格差是正
M(メリット)2:納税者意識の向上
で勝負しました。

M1、ふるさと納税で最大1兆円の税収が見込めるのですが、その程度で格差是正が出来るのかというのが一つの争点です。肯定としては、完全に解消は無理だとしても、是正の方向にはベクトルは向く、という再反駁が定番です。

M2はなかなか潰せないじゃないかと思います。小さくても残るんじゃないか、と確信していたのですが、コメントに「でも、地方財政を監視するまで向上するとは思えない」といわれ、少しガックリしました。このメリットは、夕張市の破綻みたいなことが起こる以前に市民の監視力によって食い止められるというのが重要なので、こう言われてしまうと、肯定側としてマズイです。

長くやっていてもなかなか思う通りいかないな、というのが今日の感想です。

疲れたのでもう寝ます。m(_ _)m

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ディベート甲子園2007

長らくディベートのことは書いていないんだが、一応看板に「ディベート」も記しているので何か書かなくてはなるまい。

16日は教室ディベート関東甲信越大会であった。
アマサイもジャッジの一人として参加し、4試合の判定を下した。
ああ、ジャッジは毎試合5人いるでの。1/5の判定じゃ。
最後は高校生の決勝戦の勝敗決定に参加した。
ちなみに今期の論題は、
高校: 「日本は18歳以上の国民に選挙権・被選挙権を認めるべきである。是か非か」
* 公職選挙法で定めるすべての選挙を対象とする。
である。

全国大会を控えているので、どこがどういう議論を出したかを明示するのはまずい気がするので、この論題でよく聞く議論に対してコメントしたいと思う。
※ナンバリングは単なる便宜上。

1)高年齢層ほど投票率が高く、20代の若者の多くが政治に無関心。若者の意見が投票行動に反映されない。
 だから、18、19に選挙権・被選挙権を、という議論である。
 若者に得になる政策とはなんだろう。17歳以下ではなく、18,19に固有な政策とは?被選挙権年齢制限から外れていた24歳以下の候補は、若者に需要に応える政策を打ち出せるのだろうか。そもそも、人は同年齢というだけで、投票するものなのだろうか。

2)幅広い年齢層の政治参加が望まれる。
 だとしたら、下限はなぜ18歳なのか。中学生ぐらいにまで投票させてもいいんじゃないか?(論題がそうだからではいけません。何かもう少し明らかな根拠を見いださないと)18歳(高卒)は現在でも大人とみなされる、っていう事象を集めるといいかもしんない。

3)政治が悪くなる。
 若者はエエ加減だから、十代が増えるとさらに政治が悪い方向にいく。なんとなく、納得できそうですが、300万人、有権者が増えたからと言って、白を黒にできるか、ってのが問題。そこは、政策レベルでは変わらないが、僅差で当落が決定することも多くあるので、十分影響はもたらす、という資料を使っていたところがありました。でも、それ立論で言って満足しちゃいかんな。第1、第2反駁でひっぱりきらないと(まあ、これはどの論点でも同じです)。

まだ、経験が浅い、と言ってしまえばそれまでだけれど、反駁がどのチームも薄かったです。立論の議論をつつかれるのは前もってわかっているはず。こういわれたら、こう言う、ってことは、立論ができた時点で対策できる。相手のメリット/デメリットは、資料を用いなくても反駁できるじゃん、って思うことが多々ありました。

地区大会を突破したみなさんなら、どのチームも優勝の可能性はあります。残りの二週間強、論点を洗い直して、みんなで反駁の研究をしたらいかがでしょうか。
教室ディベート北海道支部、岡山さんの作られた「反駁ノート」を今一度、読んで、その事例を今回の論題に当てはめるというのも一考かと。
http://www13.big.or.jp/%7Eyokayama/debate/
の「実践報告、研究論文のページ」
7. 反駁の方法

立論の欠陥を指摘されたチームは、その補正もしないといけないですね。

がんばってください。

具体例を挙げないで抽象化してコメントするのはちょっと無理があったな。⇒「ディベートタウン」のセンセ方のページを見て研究してみてください。今日も人気blogランキング・自然科学にぷちっとな。【押す】
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書談:香西秀信『論より詭弁』

Ronyorikiben
『論より詭弁-反論理的思考のすすめ-』
著者 :香西 秀信
価格 : \735 (本体 : \700)
出版 : 光文社
発行 : 2007.2
http://www.bk1.co.jp/product/2756636


香西さんは本書の冒頭から
「①正直言って、私は、真面目な動機から、論理的思考について学ぼうとする人間が好きではない。②そういう人間に限って、論理的思考力の効能を固く信じ、正しい議論を真剣なってやろうとする(ディベートの訓練をしている人など、大抵そうだ)。③だが、議論に世の中を変える力などありはしない。④もし本当に何かを変えたいのなら、議論などせずに、裏の根回しで数工作でもした方がよほど確実であろう」(P.9)
とおっしゃっている(数字はアマサイが便宜上つけました)。

香西さんの専門は修辞学と国語教育である。明治図書出版(教材や教育学の出版社)から『反論の技術』や『議論の技を学ぶ論法集』などの書籍を出している。主に国語教員向けの出版物であるが、10年前はまだディベートを学ぶための手引き書が不足していたので、ディベート学習者、指導者も購入したことであろう。アマサイも両方とも持っている。香西さんは別にディベートを念頭にして書いたわけではないので、私たちの所望のテキストではないのであるが。

というわけで、香西さんは論理的思考教育の一端を担われているになぜこのような発言①をするのか不思議である。

で、②の文。そりゃあ、学校の必修ではなく、自ら進んでディベートを学ぶ人は、何らかの効用を信じているだろう。文章を書く際、ビジネスパースンでいうと企画書や会議で発言する際、役に立つと実感している人は多い。ただ「正しい議論を真剣に」にやるのはルールに則りディベートに熟知したジャッジが最低1人含まれる場だけである。ビジネスの現場や友人との間「正しい議論」などあるはずもない。

で、③の文。ええ、別に世の中を変えようと思ってディベートやってないですから(^^;)。国会なんかで野次や牛歩戦術じゃなくて、ちゃんと討論をすれば、政治はよくなる、くらいは考えてます。

で、④の文。根回しで世の中変わんないでしょう。それ現状そのもの、困ったちゃん状態だから。

------------------
香西さん、かなりディベータ、ディベート経験者が書いたと思われる論理思考の本がお嫌いなようである。
本当にあったとは思われないが、
入社試験面接で、人事担当者と受験者でその会社のCMを巡って討論となった。担当者は議論をうち切り「このCMは我が社の方針に基づいて作られている。それに従えないのなら、入社は諦めてもらう」と宣言した。ディベートで鍛え上げた受験者は「虚偽だ、詭弁だ、非論理的である。力で訴える議論で思考停止だ」と金切り声をあげた。担当者は「詭弁で結構だ」と彼を退出させた。少なくとも私ならそうする、
という事例を上げている。

まず、あり得ないないでしょう(^^;)。なぜ、入社面接でCMの話題になるのか。おそらく(これが本当なら)担当者が「我が社CMについてどう思うか」と聞いたのでしょう。それで、受験者は否定的なことを言ったんでしょうな。ディベートを学んでいるか否かにかかわらず、こういう場合、3つくらい褒めて、1つくらい欠点を述べるのがいいでしょう。彼はそうは答えなかった。大学や関係機関で面接のシミュレーションをしている今の学生がマニュアル通り答えないはずはないではないか。まあ、彼は変わった人なのでしょう。だとしても、面接した担当者はおばかさんである。面接の場で君は雇えない、ってルール違反でしょう。にっこり微笑んで書類に×でも付ければいいのだ。受験者が詭弁だ!と叫ぶのもおかしい。まして、ディベートを学んだ者が「詭弁」という言葉を使うとも考えられない。それこそ、思考停止である。

まあ、この事例は香西さんが作った「捏造」事例でしょうね。ディベート学んでいる学生はこうするに違いないという思いこみですね。まとめると、

・入社面接は、自分がいかにその会社に適合しているかをアピールする場である。論理的思考で答えることが適っていればそうするし、よいしょ、が必要だったらそうする。今時の学生がそれがわからないはずはない。

・ディベータは常にディベート試合のように発言するという先入観。ありえないです。ディベートのスピーチみたいに常にしゃべっていたら、友達なくします。
( ̄▽ ̄;)
(ああ、学生ディベータはディベートサークル以外の友達少ないかも。。。)

・ディベートにおいて、相手の発言を詭弁と非難することはありません。意味ないですから。修辞学での定義は知りませんが、詭弁=屁理屈と一般的に理解されます。詭弁とか、屁理屈という批判は、論理的思考ができない者が、論理的思考を行っている者によくいう台詞です。

みなさんも親や学校の先生によく言われませんでしたか?
「お前はどうしてこんなことしたんだ」
「それは○○で、××だから、、、」
「屁理屈いうんじゃないっ!」
って(聞いたから答えただけなのに理不尽であります)。
教育の場面では、理屈を言うな、ということが効果的な場合もあるでしょう。

この本については、まだ書きたいことがありますが、この辺で。

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論題:国連安保理常任理事国

たまにディベートの話でも。
日本ディベート協会(JDA)の07年前期のお題は

「国際連合は国際連合憲章を改正し、日本国、インド、ドイツ連邦共和国、ブラジル連邦共和国のうち一カ国以上を安全保障理事会常任理事国に加えるべきである」
であーる。

JDAさんは、関連団体のために前期と後期に推奨論題というのを作ってくださるのである。関連団体とは主に学生団体(ESSのディベートセクションが大半)であるが、我々社会人団体も例会の中でやってみるのである。同じくJDAさんで年2回開かれる日本ディベート大会の論題でもあるので、その参加者のため、というのもある。

長いことディベート学習をしていると、この論題を作るというのが結構悩みのタネなんである。一応JDAさんで論題の潮流みたいのを作ってくれる助かるわけである。

こないだの土曜17日の日経に元国連事務総長ガリ氏のインタビューが載ってなかなか参考になりそうである。それと同じ面に国連のわかる本として新書4冊が上げられていたので書いておこう。


■『国連とアメリカ』
著者 :最上 敏樹
出版 :岩波新書
価格 : \819 (本体 : \780)
発行 : 2005.3
http://www.bk1.co.jp/product/2537503

■『いま平和とは-人権と人道をめぐる9話-』
著書 :最上 敏樹
価格 : \777 (本体 : \740)
出版 : 岩波新書
発行 : 2006.3
http://www.bk1.co.jp/product/2659175

■『国際連合 -軌跡と展望-』
著者:明石 康
価格 : \735 (本体 : \700)
出版 : 岩波新書
発行年月 : 2006.11
http://www.bk1.co.jp/product/2732750

■『国連改革-「幻想」と「否定論」を超えて-』
著者:吉田 康彦
価格 : \735 (本体 : \700)
出版 : 集英社新書
発行年月 : 2003.12
http://www.bk1.co.jp/product/2392862


すまん、今日のところはここまで。また調べたらアップしておきます。

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ディベート:赤ちゃんポスト論題

Debateフィードバック掲示板というのに投稿したので、質問がくるやしれん。
http://www.edu.shadow.ne.jp/df-bbs2/df.cgi?mode=al2&namber=76&rev=&no=0

こっちにも掲示しておきます。

正式には、
「日本国政府は各地方自治体に赤ちゃんポストの設置を義務づけるべきである」
という論題
----------------------------------
当緑が丘ディベートクラブで本論題をやってみた感想を申し述べます。

ここでは、立論1つのタイプでCPを認める形式をとっています。
私は肯定側で1回実際に試合をしました。立論の概要は以下のようなものです。

----------------------------------
【肯定側】
プラン:
 1.各地方自治体に最低2ヶ所設置する。
 2.赤ちゃんポストを産婦人科のある総合病院に設置する。
 3.24時間体制で看護師が別室で、赤ちゃんポストを監視する。
 4.ポストに捨てた親は、8週間以内ならば赤ちゃんを引き戻すことが出来る。
 5.その他必要な措置を講ずる。

メリット:人命救済

【否定側】
カウンタープランCP:
 1.すべての妊婦は、「匿名でも」、子供を病院で出産することができるよう法律を整備する。
 2.出産にかかる費用は全額国が支払う。
 3.匿名出産を行った女性は、匿名出産に至った背景を説明する義務を負うこととする。

メリット1:赤ちゃんの出産に際して、母体と赤ちゃんの安全を確保できる
メリット2:捨て子の対策ができる

------------------------------
1)最低2カ所というのは全都道府県で96ヶ所、ドイツで80ヶ所というデータが出ているので、それに近い数値になるようにしました。

2)届け出は匿名です。現行児童福祉施設で、養育不可能な子供は引き取ってもらえることになっています。しかし、それは詳細な調査を行うことになっているので、知られたくない親は捨ててしまうという現状を鑑みたものです。

3)認識票みたいのを受け取るようにしておけば、匿名でも受け取りは可能です。

4)否定側のCP、匿名出産は赤ちゃんポストと共にドイツで実際に行われているものです。否定側は、
・「なぜ、親は子供を捨てるのか」ということがわかっていない、その調査を行うため。長期的に捨て子防止に役立てる。
・普通、妊娠した時点で育てられないということがわかるのだから、安全な出産を行うためにも、匿名出産という形で受け入れた方が母子共に利益がある
ということを主張しています。
(このとき否定側立論はCPに時間を費やし、デメリットは提示していません。反駁でのメリット攻撃で補えますし、PvsCPなのでそれでよかったと思います)

5)否定側は、「捨て子を容認する、推進する」PよりもCPのみの方が社会的意義があると主張しました。

6)肯定側はPとCPは一緒にできるので相乗効果を主張しました。CPのみだと、出産してから育てられなくなった子供を救うことはできないと主張しました。これがこの試合の場合、勝ちのポイントとなりました。

7)否定側の投票した方は、やはり、子供を捨てることを薦めているようでよくないような気がする、妊娠から面倒をみる方が社会的良心を感じる、と考えたようです。

8)論題の「赤ちゃんポスト」というのはバイアスをかけるような気がします。日本語の感覚からいうと「子供をポストに投函するとはなにごとぞ」と思ってしまいます。新生児受理システム?とかなんとか新語を採用した方がいいと思いました。

9)CPがないと否定側が戦えないと感じます。Pよって捨て子が増えるというデメリットは証明困難です。

10)情報は全てネット検索して容易に見つかるものだけを使用しました。

11)肯定側は新生児受理後、養子にするので、里親の現状を少し調べました。

12)あと、調べるとしたら、内外の育児制度、親が育てられなくなった子供はどうしているのか、ということでしょう。

質問があれば承ります。以下掲示板かメルアドで。

amateur-scientist

mbn.nifty.com
との間にアットマークを入れる。

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中高生秋大会のジャッジに行きました

教室ディベート連盟関東甲信越地区秋季大会

中高生の大会のジャッジをしにいきました。

ディベート甲子園とは違って学校の命運をかけた?全国大会予選ではなく、地区内大会だったのでリラックスした雰囲気でした。ジャッジに文句をいう子もいなかったみたいだし。
( ̄▽ ̄;)

【論題】
高校の部: 日本は首相公選制を導入すべきである。是か非か。

中学校の部: 日本は中学生以下の携帯電話使用を大幅に制限すべきである。
是か非か。

予選は中学校を二試合、
決勝は高校の副審をしました。

1試合目は、茨城の中学(肯定)と全国大会に良く出る学校(否定)。
どちらもよく議論を練っていて見応えのあるものでした。
メリット:出会い系サイトによる被害の減少
デメリット1:災害時のツールの欠如
デメリット2:引き籠もり対策手段がなくなる。

両者とも反駁が薄いようだったので、「予想外のメリット、デメリットでしたか?」と聞くと
「項目は予想していたけど、展開、流れは違っていたので対処できませんでした」という答えでした。
1年生が主体だからまだ試合に慣れていないのかもしれません。
「まだ、二試合ありますから、これから慣れていってください」とコメントしました。

茨城の学校は、議論の運びがとてもうまく肯定を勝ちにしたかったのですが、メリットに説明不十分な点があり、それを否定側に最後まで追求され、返せなかったのが仇となりました。メリットはあるのだろうけれど、不確かである。それ比べて、デメリットは事例が多くはないが、確実に起こりうるデメリットでそれは致命的なことであろう、ということで否定側を勝ちにしました。
(アマサイの心はいつも判官贔屓モードなのだが、実際に下す判定は飽くまでクールで理性的であります)

茨城の子たちは、試合自体経験が少なかったのでしょうか。
肯定側第1反駁は、デメリットの反駁だけでなく、攻撃されたメリットの建て直しも行う;

第2反駁は、個々の議論の反駁だけでなく、判断基準を提示し、メリット、デメリットの比較をして、自分たちが勝っていることを説明する;
ということを落としていました。
全体としてはよかったのですよ。経験が少ないにしてはすばらしいなと思ったら、上位入賞はなりませんでしたが、閉会式で奨励賞に相当するものを受けていました。
おめでとう、おねいさんもうれしかったです。

* * * *

二試合目は両校とも全国大会にでるような優秀校です。
ま、ここではおなごチーム(肯定)、おのこチーム(否定)としておきましょう。
メリット:出会い系サイトによる被害の減少
デメリット:災害時のツールの欠如

なぜか、おなごたちの肯定側立論にプランがありません。
試合後聞いてみると、顧問の先生が
「事前に付帯事項の変更がありまして、ごにょごにょごにょ」
と説明をしていました。事務ミスだなとは思いましたが、
「そうですか、しかし、いかに過酷な条件であろうとも、肯定側立論にプランは入れてください。大学生・社会人ではプランなしというのも戦略的にありえますが、中高生ではプランからメリットを発生させるという手続きは学習上重要なことだと思うので」
明言しました。

おのこチームは、リーダー格の子がチームをよく統率していました。
最新技術を(GSPと掲示板機能)を説明し、災害時の有効性を唱え、技術論-技術の不利益だけではなく、利点を最大限に利用して、身の安全を守るべきだ-を展開していたのは面白かったです。彼ら、彼にはこの論題は、物足りなかったのでしょう。身の丈にあった学習、出来る子には「上限撤廃」が可能なのもディベートが総合学習として適している理由です。

決勝戦はまた次回に。

ティーンの議論を聞いていると清々しいし、日本の未来は明るいと思いますね。じゃ、アマサイにも明るい未来を。【押す】
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都立中央図書館

日頃から図書館でリサーチしている人ならばなんてことありませんが。
久しぶりに都立中央図書館に行って来ました。
3年ぶりくらいでしょうか。
若干使用法が変わっていました。

・全部インターネット検索になっていた。
 以前は内部ネットだったと思うのですが、雑誌検索機は別にあったような気がする。雑誌検索をしたいと言ったら、係りの人に、「国会図書館のデータベースで検索して、都立図書館横断(都内にある図書館3つ共通)検索でその雑誌があるかどうか確かめてください」とかめんどくさいこと言われました。まあ、見たことある名の雑誌・学術誌は大抵あるわけですが。

・セルフコピー/コピーサービスの分類が変わった。
 週刊誌とか何冊か合本にしてありますよね。そういう奴はコピーサービスに依頼しなければならないらしいです。あとのはセルフコピーでする方法を奨励されます。前はそんな区分けはなくて、どっちでも使用者が選択するようになっていました。著作権の問題(1冊のうち半分以上コピーしてはならない)かとの問題かと思いましたが、そういうチェックはなかったです。セルフサービスを奨励するのは経費削減(コピー専用要員を減らす)から言えば当然ですね。

・所持品を入れるビニール袋廃止。
 バック・荷物は全部持っていけませんから、ロッカーに入れて、貴重品・筆記用具等は、備え付けのビニールに入れるよう言われていました。今年の4月からそれはなくなりました。自分で袋を用意せえということです。そりゃ、当たり前でしょう。それも業者から図書館が買うわけだし。今年の3月までおいていた方が不思議ですね。

わざわざ書く必要もないマイナーリペアですな(^^;)。

なんと言っても、この図書館を利用するのに楽しいのは広尾というおしゃれな場所で下車し、有栖川記念公園を通っていくことでしょう。夏の日はほんとに癒されます。貸し出しはしてないから、本はきれいだし、雑誌のバックナンバーは揃っているし、本好きにはこたえられんですなあ。

昔はよく来ました。他の大人達はどういう目的で来ている人なんでしょう。なんて別に考えもしませんが。
( ̄▽ ̄;)

日比谷図書館は前の職場から近かったのでよく行きました。

(ディベートを始めた人にここを教えてあげると喜ばれます。都道府県に1つくらいはこういう図書館があると思っていましたが、これほど充実して使い勝手がいいとこは、あまりないようです。さすが東京都!というわけでこの記事のカテゴリはディベートになっておるわけです。学生さんは大学の図書館を使うのでしょう)

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第11回ディベート甲子園感想・序章

第11回ディベート甲子園

2日間ジャッジとして参加した。疲れた。だが、心地よい疲労である。
序章と書いたが本章を書く予定は、、、、

一日目に、ディベート甲子園で何度も優勝している学校の試合を審判しました。まあ、不備はあったけれども、相手の議論よりは勝っていたので、その学校を勝ちにしました。他のジャッジの見解も同様で、3対0という結果となりました。全国大会ですから、優勝経験校といえども、ダントツだったわけではなく、僅差ということです。

彼らのサポータ(制服着ていたので三年生でしょう)が試合終了後私のところに来ました。「スピーチを改善したいのでアドバイスいただけますか?」ということでした。

「立論のスピーチは早すぎますか?論理は一環していましたか?」
「第1反駁はあれでよかったでしょうか。」
「もっと、相手の議論を強く否定した方がいいと主審の方は言われていましたが、その点はいかがですか」
実際にはもっと細かいご質問でありました。

ああ、さすがだな、と思いました。勝敗に一喜一憂しない、常に高いところをめざす。「全員ディベート」を標榜しているだけあって、部として団結、先輩から後輩への技術と精神の伝達が確実に行われている。

この学校のように組織的に強い部だけではないでしょう。指導する先生がいないとこもあると聞いています。
しかし、このように、常に次につなげていく努力は誰でもできます。
今日からそうしてください。

負けを投じたジャッジを非難するディベータとも出会いました。
(最初はそういうつもりじゃなくてもだんだん感情的になったのかもしれませんね)
ジャッジはそれによって、損も得もしません。不利益を被るのは君たちですよ。

それにさ、
「そんなこと言って誰がハッピーになるわけ?」
でしょう。

ジャッジと話すなら、改善点を教えてもらいましょう。
ジャッジをバカと認定するためにアクセスするなんてつまんないと思わない?
負けたなら、たくさんアドバイスをもらえる余地があるはずです。
それを全て吸収したなら、優勝した学校よりも多くのものを全国大会で得るはずです。

ディベート学習者の先輩としてみなさんの成長と、ディベートを楽しく長く続けられることを願っています。

また、来年の甲子園でお会いしましょう。

※追記:心当たりのあるディベータの方、書面でよければ、疑問点についてお答えします。決勝一回戦、女性のジャッジはそんなにいなかったと思うので、あいつむかつく!と思っているのはたぶん私です。
( ̄▽ ̄;)

お暑うございます。それに関わりなく「人気blogランキング」ぷちっとな、宜しくお願いします。【押す】
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大人も子供もロジカルに

二ヶ月ほど前養老さんの言葉を紹介したが、それは『親と子のTVスクール』という番組だった。ふむふむ、なかなか良い番組である。
今回は三森ゆりかさん。子供に教えるロジカルシンキングというテーマだ。
言語カウンセラーとでもいうのだろうか。ドイツ語が堪能で、つくば言語技術教育研究所という国語の私塾のようなものを経営しているらしい。

そして、この方、日本のサッカー選手にもロジカルシンキングを教えていらっしゃる。

ん?サッカーにロジカルシンキング?
サッカーコーチが教えるのならわかるが、国語の先生がなぜ選手に?

これで、つかみはOKである。

サッカーはたいへん頭を使う競技で、どこにどのように球を蹴るべきか、自分はどこへ走るべきか、ということを瞬時に考える。欧州では幼少のときから論理的トレーニングを行っているので、サッカーでも、××のケースのときにはどう振る舞うか、どうして、そのような行動をとると問われても、選手たちは当然のこととして受け止める。あのラモスが「どうも日本の選手はそこをわかってくれないんだよね」言っているそうだ。サッカーは野球と違い、試合中に監督がサインを送るということはできないので、日頃論理的に考えることが重要だ。

具体的に論理トレーニングとはなにか。三森さんは童話にあるような絵を取り出す。この絵の主人公はどのような状況か、季節はいつか、この部屋はなんの部屋か、どうしてそう思うか、を子供達に尋ねる。

それだけである。こんなの幼稚園でもやっているように見える。でも違うのは、なぜそう思うかという問いを徹底させることである。論理トレーニングというのは難しいことではなく、なぜ、どうして、理由を説明することであると、三森さんは語る。そして、1枚の絵でみんなで話し合うというのは1つの状況を共有し、対処するというチームワークをはぐくむことでもある。

ディベートもそうである。なぜ、自分はこの論題を肯定するか、否定するか、どうして、このような判定を下したか、を説明することにある。そのために、発生過程とか、重要性とか、固有性とかの項目が必要なのである。だから、簡単だ、とはディベートの場合いいがたいが。

三森さんは、日本では論理的というと屁理屈という否定的な見方になり、情緒を押しつぶす、とか言われるが、そんなものではないと力説する。

うーん、そうだなあ、いきなりディベートじゃなくて、こういう論理的思考を教えてくれれば、我々も変な誤解を受けなくて済むのに。

でも、小学校の国語で説明文というものを教わり、それは理論的な文章を読む訓練であるはずなのになぜ論理的なことが苦手ななのだろう。もう、絵本の読み聞かせをする時点から、「なぜ・どうして」をしないといけないのか。

屁理屈といいたがる大人世代が変わっていかないとどうにもならんな。さらにめちゃくちゃな言い分を論理と言い張る頭の悪いジジイやおっきぃおねいさんも壊滅していかんとならんな。


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ポリシーがあるってのも、

応接室でディベートの定義とともに、
「ひとつの論題に対し、2チームの話し手が肯定する立場と否定する立場とに分かれ、
自分たちの議論の優位 性を聞き手に理解してもらう事を意図したうえで、客観的な証
拠資料に基づいて議論をするコミュニケーション形態」(松本茂著『頭を鍛えるディベート入門』より)

特徴を列挙した。
1)【判断するのは論争に加わらない第三者】
2)【試合中は相手に説得されて反対の立場に考えを変えることはない】
3)【飽くまで学習方法なので、自分の主義と反対の立場で議論してみるとよい】

これに関連して、よく学校の授業や私たちのやっている例会などは、
「取り敢えず、自分の考え、肯定側に賛成、反対はおいていて、試合の判断をする。あるいは試合おける肯定あるいは否定のサイドを守る」
と注意をする。

つまり原発全廃に個人的ポリシーとして賛成でも否定側にまわったら現状原発がある有益性を論じ全廃するデメリットを上げて、肯定側と戦う。

でも、どーしても、自分は論題に賛成だから、否定側にはまわれない、とただをこねる人がいる。面倒なんで、そういう人は彼あるいは彼女の好きなサイドをやらせる。こういう人こそ、2)の鉄則に従うべく、反対サイドをやることにディベートの意味があるのに。

(※これは即興ディベートの場合で、機械的に肯定否定を分けます。準備期間をおいてやる通常の試合では、本人の希望は一応聞きます。まあ、初めは自分がやりやすいと思う方がいいですし。当然、これも、みんな肯定側とかでは困るのです。大会では複数回予選をするので両サイド用意するのが普通です。)

年輩の人はある程度はしょうがない。今まで生きてきた蓄積があるから曲げられないこともあるだろう。いや、年長者は長い社会経験により、「正しいと思うことを実行するのが、必ずしも理にかなっていることではない」ということをふまえているので、あまり上記のように頑固ではない。

むしろ、「私は原発は悪いものだと信じてきましたが、一概には言えないですね。」
なんてものわかりがいいことをおっしゃるのである。
複眼的に物事を見られるようにするというのがディベート学習の目的であるので。
そう、学習方法の1つだと理解していれば、どちらかに固執するのがそもそも間違いなのである。

若い奴らの方が案外【無意味】に頑固なのが多い。

ずっーと前だが、英語学校の夜間でディスカッションのクラスがあった。ディベートとは違うが、上記の特徴は備えている。

そこで、大学生の子が自分はこっちサイドじゃないと絶対やんない、とか言い張る。担当の教師はそういうのは認めない、チームで決まったんだから、反対サイドをおやんなさい、と言い渡した。

もう、彼はカンカンになって怒っていた。

でも、さ、


その時、やった論題って、さ、


犬より猫の方がペットに適している、

というものだったのだ。

「絶対ありえねーし、俺、犬も猫も飼ったことあるし、猫なんてさー」

と延々と語り続ける、

おまえなぁー

それはいいとして、別の枠で「憲法9条を変えて海外派兵すべきか」という議論になったとき、その犬派の彼は、

「どっちでもいいんじゃねーの、そんなの。日本なんてアメリカの言いなりだし」

おまえなぁー

少しは自分の考えを持て、

まあ、憲法なんてどうでもいいってのも思想といえば思想だが。

もういいオジサンになっているであろう彼、今頃どうしているんだろう。
( ̄▽ ̄;)


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中高生のディベートを見ました。

全国大会にかかわることになりそうなので、下見を兼ねて関東甲信越大会に行って来ました。
ディベート甲子園という通称で行われている中学生・高校生のディベートトーナメントです。
(もちろん、甲子園球場で行われるわけではなく、行われたこともありません)

中学生部門の
『日本はすべての動物園を廃止すべきである。是か非か。』
【付帯事項】
1.動物園とは動物(主に哺乳類、鳥類)を収集・飼育し、広く一般に公開
・展示する施設のことをいう。
2.2008年3月までに廃止する。
を主に聞いてきました。

これは私たちよく即興ディベートでやります。
未経験者の方が試合形式に慣れるため、
経験者が事前リサーチよりも議論のやり取りを練習するため、
論題発表後20分くらいで考えをまとめ試合をします。

そのときに良く出るのは、

肯定側
・動物の権利の保護

否定側
・(子供の)自然学習機会の保持

なんかです。

それらも出てきますが、
・権威ある団体の定義による動物の権利、
・輸送中に動物は死んでしまう。
・園の中では長生き←→ストレスが大きいので病んでいる、
・旭山動物園は成功しており地域経済の活性化
など、アカデミックディベートならではの議論(事前リサーチに時間をかける)も出てきて非常におもしろかったです。

中学生って、小さいんですね。っていうか思ったより幼い感じがしました。
まあ自分もそのころはそうだったんでしょうが。

判定が出たとき
「僕のコミニケーション点がこんなに低いのはなぜですか」
ともう泣きそうになっていたり、

苦心したであろうデメリットに対して主審から
「このデメリットはとれない、発生したとしても非常に小さい」
と言い渡されたとき、選手4人のため息とも叫びともとれる「えっ~~~」
という声が響きわたったりして、

うーむ、青春ドラマのようでしたよ。
ほんとにみんな勝ちにしてあげたいよお姉さんは(;_;)

4年前に聞いたときよりレベルが上がっているような気がしました。
立論はかなり作りこんでいる。

それに比べて反駁はどうもお粗末、という感が拭えませんでした。
予想外の議論でどう返したらいいかわからない、
ということもあったのですが、
無理矢理こじつけ、とか、先輩にテクニックだけ教わった、
みたいなのも見受けられました。

※追記
と書きましたが、うまい子だって当然います。うちのクラブにコーチとしてスカウトしたいくらいです。
( ̄▽ ̄)v
また、この子らが1ヶ月後全国大会に進んで、おお、これがあの同じチームなのか、すばらしく成長しておる!というのも見られます。ああ、若いっていいですね。

いや、反駁は難しいですよ、社会人でも学習し始めはなかなか反論は浮かばない。
(反論・反駁はその場で考えると思っている人結構いるのですが、そんなばかな、
( ̄▽ ̄;)だったらアマサイみたい頭の弱い子はディベートできませんよ。前持って相手の議論を予想して、その反論をカードにして用意するのです。)

その子たちの習熟がどうというより、
口答えはするな、という日本の教育、慣習が大きく響いているのかなと思いました。
ディベート学習の場だけ、反論せよ、タガを外しても、どうすればいいかわからない、状態になるのかしら。
なんとなくそれは私も覚えがあるので。
いい大人でさえそうなのだから、中学生には高いハードルであるな。

試合に勝ち進んでいくと、生徒よりも引率の先生が喜んでおられるのが印象的でした。

本会の結果はもうしばらくしたら、HPにアップされると思います。
(野球ほど選手人口は多くないので1県1校ではなく、地方大会の上位4校とか6校が全国大会に出られます)

みんな、がんばってくだされ。

なんてこともしているアマサイである。『人気blogランキング』今日もぷちっとな。宜しくお願いします。【押す】
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Kritikの定義

昨日のエントリに記載している円谷先生の『近代哲学の射程』にカントの「理性の批判」という項に注が設けられており、

「ここでの「批判」(ドイツ語のKritik)とはある特定の学説や書物の難点をあげつらって攻撃するという通常の意味ではなく、古代ギリシア語の原語Krinein(分ける)に由来している。つまり「批判」とは問題となっている事柄(ここでは理性能力)の原理に従ってその要素に分解しながら、当の事柄を部分と全体の関連において捉え直し、それによって当の事柄の限界や妥当範囲を画定し、限界を越えた誤った使用を防ぐことを意味する」
と書いてあった。

わかりにくいっちゃ、わかりにくい文章だが、

要素に分解し、部分と全体の関連を捉え直す、というのが要旨であろう。

最近クリティカルシンキングをいう言葉を書店で目にすると思うが、ここでのクリティカルもほぼ同じ意味であろう。「批判思考」と訳してしまったら、誤解されることは必須である。私たちがやっているディベートなるもの「批判力」を養うためではなく「Kritik」であるための手段である。

クリティカルシンキングはこのカタカナ語で一定の成功を収めているかのように見えるのに、ディベートはどうも「難点をあげつらって攻撃する」という解釈がなされているようで残念である。

なんとか挽回する方法はないものか、答えのでないことを考えてみたりする今日このごろである。

追記:debateは日常から政治議論までかなり広い意味を網羅しているのに、日本では特定の方式の議論を「ディベート」と言っているのが問題だったのかもしれない。

『頭を鍛えるアカデミックディベート入門』とか「アカデミックディベート甲子園」と初めから限定すればよかったのもしれない。


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定番論題:たばこ全廃

検索する人もいるんでディベートのことでも書くか。

昨日見た試合は
「日本は、タバコの生産、販売、輸入を禁止すべきである。」

肯定側は定番と思われるメリット
AD1.たばこによる火事の全廃
AD2.たばこを主因とする疾病がなくなる
であった。
これに対して
否定側は
DA1.民主主義の低下
DA2.やみ市場の増大
CP ①たばこの段階的値上げ、②自動販売機の撤廃、③イメージ広告の禁止、公共の喫煙領域撤廃、④未成年者喫煙の罰則、⑥教育、⑦生命保険の差別化

(AD:advantage, DA:disadvantage, CP:counterplan)

否定側はとてもいい観点だと思ったが、いかんせん、説明不足が目立つ。
この論題においての民主主義がいかなるものかが不明であった。
肯定側の政策で喫煙者が不満に思い暴動が起こるは無理があるだろう。
とコメントしたら、

「じゃあ、アマサイさんなら、どうしますか」
と反対に質問されてしまった( ̄▽ ̄;)

そうじゃのう、自己決定権に関わるから

第十三条【個人の尊重、生命・自由・幸福追求の権利の尊重】
 すべて国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。

を持ち出すかな。

「公共の福祉」は問題になるが、今まで認めていたんだから肯定側のアタックは回避できるであろう。十二条の国民の権利の保持とかも使えるか。基本的人権はちょっとオーバーか。

アマサイは嫌煙家なので、禁止撲滅してもらった方が助かるのだが。

CP⑥の教育はもっと前面にだすべきと顧問センスS氏が述べていた。教育CPは何々を禁止せよ論題の定番と説明していた。
そういえば、何回かそれは聞いたっけ。

肯定側はたばこで直接的、間接的に死ぬ人を無くすと言っているのだから、否定側もそれに対抗する議論をださなくてはいけない。

これもS氏が説明していたが、
↓たばこ全廃
↓喫煙家は入手方法を探す
↓闇マーケットの発生
↓暴力団、マフィアの資金源となる。
↓これらの犯罪が増える。
・死者がでる。
のリンクが説明できそうだ。

また、たばこが悪いといっても禁止している国まではない。嗜好品として享受可能なのではないか。という点は重要かもしれない。

では、次回もがんばってください。
おお、次回は私が試合がやる番であった( ̄▽ ̄)v

●今日のお勧め
ゑびす屋師匠のとこで出会ったすばらしいブログ
怪獣ブログ

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論理的でない語法

ディベートに限らないけれども、日常生活で論理的だ、理詰めだと言っても全然そうでない表現がある。かつての私も含め、ディベート初心者がよく使う間違った言い回しを列挙してみた。


●自明である。

 いや、自明だったらディベートする必要ないんで。世の中に自明と言えることはほとんどないと考えるべきでしょう。日常生活でも知識の乏しい人の言を指摘するのに「君、それは自明だよ」なんてこと言う。そういう場合でも、君、それはこれこれこういうわけだよ、と説明するべきことであって、自明という言葉で誤魔化さないようにしましょう。

●以上でもなく、以下でもない。

 ちょっと、いい例が見つからないが、日常でも使いません?私試合の質疑なんかでよく使っていました。言わなくていいことです。全然何の意味もないよね。

「つまり死刑判決であっても誤審があるということですか」
「そうです、誤審ですね。それ以上でもなく、以下でもないと思います」

うーむ、ほんとにおばかです>かつての私。

※それ以外は解釈できない、そのものだ、って言いたいんだと思いますけど。それにしても、おばかです。


●ステレオタイプであってはならない。

 どうしてですか?何が悪いんですか。有効な枠組みだから、活きているんですよねえ。こういう表題で文章を書いているとしたら、全く中身がないと言っても過言ではないでしょう。
 ステレオタイプと旧体制とか保守的とかが何か説明しないといけません。そして、それがなぜいけないのか証明しないといけません。

よくいますね、ばかな年寄りが、そんなこともわからないのかという奴。説明責任を果たさないおめぇ、が!どあほうなんじゃ。


●専門家の意見だから正しい。

 その専門家がどういう説明してその結果を得ているかがないといけません。つまりコンテンツです。「地方財政の破綻を回避するには道州制しかない」と行政の専門家が言っていたとしても、なぜどうして、どういう論理構造でそういえるのか、が記していないと信用に値しません。よく専門家の言うことを鵜呑みにするな、とか言いますが、誰のいうことであっても鵜呑みにしてはいけないのです。
※事例を書き換えました。

 また、経済学者が全ての経済を知っているわけではないですよね。専門の細分化ということがあります。物理学者でも「相対性理論は間違っている」本書いたりしてるわけで。


●素人の意見は証拠にならない。

 場合によりけりですね。政府がいくら、経済は良くなっていると言い張っても、アンケートなんかで「経済向上は実感できない」68%、なんてのがあったら、それを採用する場合もありますね。まあ、アンケートはどういう母体でとったのかは問題があります。


他にもあると思いますが、今思いつくのはこんなとこ。
「自明」とか「ステレオタイプ」とかビッグワードには気を付けた方がいいということは言えましょう。


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ディベート論題:道州制

2月3日日経の経済教室「道州制への視点」(筑波大学教授・岩崎美紀子)という記事がありました。
ああ、まだ議論されているんだ。今年の甲子園の論題だったりして、と思っていたら、そうでした。

【第11回全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)論題】
高校の部: 日本は道州制を導入すべきである。是か非か。
<付帯事項>
1. 現行の都道府県制を廃止して全国に7~11程度の道・州をおき、外交・防衛・通貨以外の権限を基本的にすべて国から道・州に移すものとする。
2. 地方間の財政的格差を調整するために、国が必要な課税処置をとることを妨げない。

【全国教室ディベート連盟HP】http://nade.jp/

このテーマで議論したことはないのですが、うちの会でもやることになったので少し調べねばなりません。
で当該記事は、参考になりそうです。

「どの道州制論にも共通するのは、府県の区域を超えた広域行政の必要性であり、相違点は、新設される地方機関の性格(国の行政機関か地方自治体か)と府県の扱い(存置するか廃止するか)に見られる。」
んだそうです。で、岩崎さんによれば問題は2つあるそうです。

「第一には分権である。分権には、固から国の地方出先機関への分権である官治分権と、国から自治体への分権である白治分権がある。官治分権では、いくら分権しても中央政府任命の地方機関の長と住民との閤には民主的関係は成立しない。自治分権では、それまでは現場から遠い中央政府で決められていたことがより近い政府で決められるようになり、住民参加の有効性が高まる。」

「第二は効率化である。中央省庁それぞれが決めた管区に設置した地方出先機関(地方支分部局)を一定の地域ごとに束ねる総合化と、自治体の廃止あるいは統合による合理化という二つの路線がある。さらにこの二つを組み合わせた第三の路線もある。」

とここまで読んできて頭が痛くなってきた。論説なので、住民参加の有効性が高まる、とか書いてありますが、証明はかなり工夫しなくてはいけないような気がします。

道州制自体、私自身、おそらく聴衆者にもイメージが沸きにくいので、私たちのような形態の学習会には結構ネックとなります。

道州制というとアメリカ合衆国を上げますが、日本は先進国の中で最大の単一制国家なのだそうです。ひょっとしてそれって、常識だったんですか。

というわけで、ディベートというのはアマサイのような無知なお姉さんを少しばかり賢くするツールであったりするわけです。

今日は導入だけなんで、ここまで。

「行事」は終わって通常生活に戻りました。(一部のお知り合いの方々)昨日はご苦労様でした。『人気blogランキング』の方は1日1回ぷちっとな。宜しくお願いいたします。【押す】
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とある秋大会にて

先に公表したように、この大会にジャッジとして参加した。
論題:日本政府は, 代理出産または着床前診断を実施するために必要な法的枠組みを 整備すべきである。

うちの組のもんが決勝戦まで出て見事に優勝した。
顧問殿、代表殿、特別分科会会長殿
おめでとうございます。
決勝戦ジャッジから批判されていましたが、良い試合だったと思います。

私が担当した予選では、全て肯定側を勝ちにしたのだが、否定側が勝つ試合も見てみたかった。
推察するに、否定側が勝つには、生命倫理をもってこなくてはいけない。そのハンドリングは学生さん、初学者には困難なのではなかったか。否定側勝利が少ない(と思う)のはそれが原因ではないか。

大会後は、組員とは離れて、緑が丘ミリタリーリサーチ部門の活動を行う。
(次回の私たちの論題が「日本政府は弾道ミサイル防衛システムの導入および開発を一切放棄すべきである」だからである。)

文化の日、ひじょーに、文化的な活動をして、疲労コンバインのアマサイである。


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JBDF20周年記念イベントのご案内

わたくしが長年在籍している
JBDF(日本社会人ディベート連盟)が20周年を迎えました。以下のようなイベントを行いますので、お近くにお住まいの方は是非お寄りください。
1部の方は、ディベート未経験・初心者の方にもお楽しみいただけると思います。
お友達等お誘いあわせの上ご参加くださいますようお願いいたします。
いえ、もちろん、二部のパーティもご参加ください。
ディベート界で有名な松本茂先生、瀬能先生もいらっしゃるので、お話しできると思います。

このブログから知った人は本名を記載してくださいね。ハンドル名で申し込まれても対処できん(^^;)。アマサイブログを見ました、と書いていただければ、事務局のメールの他にわたくしの愛のこもった、個人メールもお送りいたします。えっ?別にいらないってか(--;)

・JBDF-HP
http://www.geocities.jp/jbdfjp/(新サイト)
http://www.geocities.co.jp/WallStreet/3902/(旧サイト)
←アマサイのリンクに入っとるよん。
--------------------------
■□■JBDF20周年記念イベントのご案内■□■


【ご挨拶】
日本社会人ディベート連盟(Japan Business-people Debate Federation:略称JBDF)は松本茂先生(現:東海大学教育開発研究所教授)がSony Language Laboratory/ソニーランゲージラボラトリーにて『英語ディベート入門』の講師をされていた時の受講生らが先生を顧問としてむかえ1985年に創立した勉強会です。以来、ディベートを通じて英語力や論理的な思考力を養う事を目的とする社会人が集まって活動を継続しております。おかげさまで、本年、JBDFは創設20周年を迎えることができました。つきましては、以下の内容にて記念行事を開催いたします。現JBDF会員、OBの皆様、そして、ディベートや英語学習にご関心をお持ちの方でしたらどなたでもご満足いただけるようなプログラムを企画いたしました。ぜひ、皆様、お誘いあわせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

【日時】 11月23日(水・祝) 開場12:30- 開始 13:00-
【場所】 Sun-mi 高松7丁目店 東京都中央区銀座7-13-20
        http://r.gnavi.co.jp/p109600/index.htm

【第一部】
 ① 特別講演 
   松本茂先生(東海大学教育開発研究所教授、JBDF顧問)
   テーマ「社会人とディベート(仮題)」
 ② 英語モデルディベート
   Resolved: That all public elementary schools should introduce English in to their curriculum.
  (すべての公立の小学校は英語を必修科目として導入すべし)
JBDF会員による肯定側2名、否定側2名、立論2つ、反駁2つの形式
   司会:瀬能和彦(日本ディベート協会理事、JBDF顧問)

【第二部】
  懇親会およびJBDF会員によるインタビュー
 (テーマ「JBDF20周年を振り返って」)
  *立食パーティー形式で行います。

【参加費用】
 1部、2部参加 5,000円(1部のみ参加  1,000円)

【申し込み方法】
 ●JBDF20周年記念行事申し込み専用URL
 ●メール
  うまくいかない場合、上記JBDFのHP記載のメールアドレスへ
  
【第1次締め切り】
 11月6日(日)
 ※まあ、過ぎても多分大丈夫です。

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代理母とPGD/ディベート論題

このブログ、ディベーターが何人読んでいるかわらんが、前置きなしで、今期JDAの論題
「日本政府は, 代理出産または着床前診断を実施するために必要な法的枠組みを整備すべきである。」
ちょっくら話します。

我がJBDF、緑が丘でも類似論題をやりました。
「日本政府は, 着床前診断を実施するために必要な法的枠組みを
整備すべきである。」
つまり、着床前診断(PGD)だけってことやね。代理母は何回かやっているので。

私も珍しく緑が丘で2回連続して試合しました。緑が丘はJDA大会に比べ、簡易版的な形式なので、さほどたいへんではないのです(最近すっかり先輩づらしたアマサイは、パートナーの方にリサーチを依存する場合が多いです。いや、よくはないのだが)。

デベラボで試合も見て、ジャッジもどきもしましたので、知ったかぶりして書きましょう。

不妊治療のいうセンスティブなテーマを扱っています。肯定側は、PGDや代理母で子供がもてますよ、だけでは、この論題の試合をしたことにならない。否定側も同様に危険性だけを叫んでも難しいでしょう。なぜ、そこまでして産む権利を確保しなければ、いけないか、また、これらの医療行為をした場合に全体としてどういう問題が起こるか、を堀下げなければいけません。反駁のステージで権利と生命倫理の対立構造になるといいかなと思います。

否定側としては、代理母あるいはPGDの全廃カウンタープランが有効かと思います。見た範囲では、少ない数ですが、あまり実践されているチームはなかったようです。

代理母及びPGDの成功例、実験結果は各種出ています。当然ですが。データの数値でなけでなく、どのようなサンプルか、どのような実験・プロセスを経たかに注意する必要があるでしょう。最新資料の方がいいのですが、「肯定側は2005年3月の資料ですが、否定側は6月の資料です。否定側の資料の方が優れています」とか不毛な議論は避けてくださいね(^^;)。

私は当日、ディベータと反対側にいますので、よろぴく。
みなさんがんばってください。

■参考資料

○はじまった着床前診断
 大谷 徹郎編著 遠藤 直哉編著
 出版 : はる書房
 発行年月 : 2005.6

○「危機にある生殖医療への提言 」
 -ジェンダーバラエティー 着床前診断 精子卵子提供 代理出産 -
遠藤 直哉著
 出版 : 近代文芸社
 発行年月 : 2004.7

○遺伝子医療と生命倫理
貝谷 久宣編 日本筋ジストロフィー協会編
 出版 : 日本評論社
 発行年月 : 2001.4

○「不妊治療は日本人を幸せにするか」(講談社現代新書)
小西 宏著
 出版 : 講談社
 発行年月 : 2002.4

○先端医療のルール 人体利用はどこまで許されるのか (講談社現代新書) 1581
 樺島 次郎著
 出版:講談社
 発行年月:2001.12/

○『法学新報』111(5/6)2005年1月
 只木誠「着床前診断をめぐる諸問題」

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ディベートの悪用方法

Aさんが自分のブログに意見を書く
「私は死刑制度に反対です。廃止すべきだと思います。それはつまり、、、」

それを閲覧したBさんは
「Aさん何を言っているんですか?死刑は廃止になんかなっていませんよ。そんなことも知らないんですか?死刑は凶悪犯罪を防止する有効な手段です。廃止になんかできるわけはありません
ご丁寧にBさんはAさんのブログにトラックバックをかける。

びっくりしたAさん
「この人勘違いしているな。そうではなくてですね。私は、現行制度を問題にしているのではなく、廃止すべきだと言っているのです。」とコメントする。

Bさん
Aさん、何も知らないんですね。死刑には犯罪抑止力(※)があるんですよ。」

Aさん
「いや、だから私は死刑に犯罪抑止力はないと言っているんです。これは立場の違いであって事実関係の相違ではありません」

Bさん
「いや驚いた。Aさん程の人が法律のイロハも知らないのですね。抑止力は科学的に説明されていることであり、、、」

Aさん
「何言っているんだ?この人。おいおい、同じ記事に2つも3つもトラックバックかけてくるよ。自分はトラックバック認めないくせいに。それに私の死刑廃止論と全然関係ないじゃないか。気持ちわりぃ。ストーカーかよ。IPアドレスから拒否しようっと」

Bさん
「みなさん、これを見てください。Aさんはトラックバック歓迎といいながら、私のトラバを拒否するんですよ。私はAさんの記事を真面目に読んで真面目に意見を言ったのがばかばかしくなりました。正当な考えを持っているならば、私のブログに返答するか、Aさんのブログを開放し、コメントを認めるべきです。Aさんはディベートが趣味だそうじゃないですか。ならば、ディベータらしく論争すべきです」

※死刑の犯罪抑止力については有する、有しない、両方の報告が出ている。統計学的問題なので、たぶん、サンプルの取り方の差ではないか。

事例は違うが、これが先週、私のブログに元研究者と名乗る者が起こした迷惑行為である。
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2005/09/post_228c.html
http://page-only-one.cocolog-nifty.com/imotora7/2005/09/post_621d.html
(特許制度をよく知らない人は、リンク先のブログを読むとたぶん混乱すると思う。ご注意あれ。)

ありがたくも私をディベータと認識してくださって、このような行為に及んだらしいが、それは、
道ばたで柔道家やプロレスラーに背後から「勝負しろ!」と叫びながら、ナイフを刺すようなものである。
卑怯道の有段者には武術家も敵わないであろう。
(ゴルゴ13は別かもね(^^;)

法律、判例、科学的、立証、反論などの言葉が出てくるが、全く証明も議論もしていない。別に私のブログ記事を使わなくても自問自答すればよいだけの話である。

専門用語が出てくるから真っ当な議論だと思ってはいけない。

もう少し単純だとわかりやすいであろう。

レポーター「N子さん、俳優のM山さんとは最近どうなっているんですか

女優N子「どうって?お会いしていませんよ。元々春の連ドラの共演者ということだけですから」

レポーター「えっ、最近は会っていないのですね。いつくらいからですか?」

女優N子「だから、いつって、そんなこと忘れました!いい加減にしてください!」

レポーター「この春に熱愛発覚したM山さんとN子さんですが、最近は疎遠なようです。M山さんの親しい人の証言通りプレーボーイのM山さんがN子さんを遊んで捨てたというのが真相のようです。N子さんは私たち取材陣に対し、「いい加減にしてください」と強い口調でM山さんを非難していました。以上芸能レポートを終わります」

ディベートや議論とは何の関係もないと思われるであろう。私も関係あるとは思っていない。しかし、

・「調査した」「証言をとった」「証拠の映像がある」と言って、全く異なるものをつなぎ合わせて真実だする芸能レポーターと、

・理詰めだ、議論だ、と叫んでる上記のBさんは全く同じ種類の人間なのである。

M山とN子の熱愛報道を調査している(と言っている)レポーターは、N子が何と答えようと、熱愛報道を事実して認めていることになっているのである。

芸能レポーターの言うことは「どうせインチキなんだろう」と誰しもわかるが、Bさんのようなうそは見抜けない人が多いのである。上記の証拠、判例等の「キーワードマジック」と「討論のような形態になっている」ことが主な原因だろう。
(実際の例についてはすでに反論したので繰り返さない)

また、「身が潔白ならば、我々の質問に答えればいい、記者会見を開けばいい」とレポーターの人、よくいいますな。なんでお前らのために私が「ご足労」しなきゃいけないんだ、とタレントは思うでしょう。BさんのAさんへの要求と同じです。そんな時間と手間をかける義理がそもそもない。

どのような記事を読もうと、誰の言っていることを信じようとそれは自由である。しかし、人を陥れて自分を高めようなどと考えている人間のトラップにわざわざはまることはないと思う。

ディベート思考とは全く反対であるが故に、ディベート思考を学ぶ上でよい教材となった。(私は至極迷惑なのでありますよ、もちろん(^^;)

あっ、それ以前に、ネットでは貴重な意見もたくさん聞けますが、あぶない人がそこら中にいます。まず、やばいと思ったら近寄らないことです>自分


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科学的検証とディベート

『日経サイエンス10月号』
●「悪用される科学」(原典は"Scentific American June 2005")

化学物質や医薬品の会社が自社製品を売り込むためにメリットを示したデータしか出さないことをいろんな角度から検証している。
要約となっている文章を拾ってみる。

「化学物質や医薬品の危険性を科学的に解明することは難しい。企業がその不確実性を盾に、自社の利益を損なう研究を否定し、行政による法規制を葬り去ろうとする動きがある」

「製薬企業は自社製品が健康に及ぼす危険に関する研究のほとんどに資金提供している、だが、薬の安全性を示した研究ばかりを強調し、不安を感じさせるような結果を軽視することが多い」

「企業は自社製品の脅威となるような研究をしばしば"ジャンクサイエンス"だと非難している」

「データ品質法は業界団体が科学的報告の価値を減じて規制への動きを遅らせたり、阻止したりするのに利用されている。企業にとってはこの法律は同意できない政府文書を葬り去ったり変更したりする手段となっている。」


ディベートの試合をしているとこれと似たことは感じる。
メリットの資料(企業側)は科学的実験をしているらしいデータを表示している。
デメリットの使用(非企業側)は意見が多くデータはあっても、出所がはっきりしない。
定番論題「日本は全ての原子力発電所を廃止すべし」を例に上げるとわかりやすい。
肯定側(全廃支持)は、市民運動団体の発言を用いるし、
否定側(現状維持)は、東京電力の資料を用いる。
お互いに資料が偏っていることは当然指摘する。
(市民団体やNPOがきちんと実験をしている場合があるし、デメリットを全く隠してデータを出せば自ずと矛盾点は見えてくるものである)
海外の事例(チェルノブイリなど)や現場を退職した技術者が証言する場合もあるので、中立、とまで言えないにしても、偏りの少ない資料は見つけることはできる。

市民運動家の中には、「エネルギー問題の観点からすれば原発も必要である」と言っただけで、体制側だとか、東電に金でももらっているかと非難する人がいるが、それはなにかおかしいだろう。

かと言って、自分のうちの隣に原発ができることを好む人はまずいない。

やはり、現実社会でもディベートすべきなのだ。
この医薬品は化学物質は危険はどのくらいあるのか、メリットはどのくらいあるのか。
その危険は許容できる範囲か、そのメリットはどのくらいの人々に及ぶのか、
きちんと賛成派、反対派で議論をすべきなのだ。
公開討論が望ましいが、文書による議論でもかまわない。

データを出し切ってそれらを使用するか否かを判断すればよい。

それは結局企業側にとっても利益なのだ。不祥事が起これば、企業側は責任を問われる。人間のやることであるから完璧はない。そもそも開発当初は「本当のところはわからない」が実際のところであろう。だが、その当時に行うことのできる科学実験及び検証をやってきたのだ、というのとそうでないとでは大きな違いである。

しかしながら、
ジャッジ、この判断というのが一番難しい。
学生・一般向けにアカデミックディベートの試合であれば、ディベートを知っている者が自分の知識で判断すればよい(それが簡単なわけではないのだが)。
上記の問題はどうすればいいか?行政?市民?専門家?

とにかくも、両者の意見及びデータを同じ土俵で提出させるというのは有効であると思う。

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小中学生のインターネットの制限

「でぃべーたぶる」さんが
>緑ヶ丘ディベートクラブの合宿で、どのような議論
>が展開されたのか、興味があるところです。ご存じ
>の誰かがコメントを下さると嬉しいです(^^)
とあるので、お答えします。
っていうか、直接聞いてくださっていいんですよ、NAKO-P兄貴。
(教室ディベート連盟の人ならオフ/オンラインでお会いしているはず。勝手に仲間意識を持っているので、馴れ馴れしいのは勘弁!(^^)。同じココログメンバーだし)

論題:「日本は中学生以下の子供のインターネットの使用を制限すべきである。(親、教員、指導員の元で使用することを義務づける)」

メリット、デメリットととも、ごくごく簡単です。
問題解決型メリットが大半でした。
M1)パソコンのやりすぎで目が悪くなる。⇒改善
M2)家にこもることが多いい。⇒改善
M3)ネットトラブルに巻き込まれる。⇒改善
M1~3から子供も守れるというメリットが多く、M3に関しては細かく説明して、重要性を引き出していました。

デメリットは、
D1)IT習熟が遅れる。
D2)表現の自由の侵害
D3)携帯やビデオゲームに流れる>現状よりネットトラブル拡大
ここではD3が否定側として大きな論点でありました。
そもそも、パソコンを常時使用している小中学生はどれほどいるのか、携帯ウエブとパソコンブラウザは情報が同じなのか、流れるとしてもどれほど大きな問題になるのか、などで白熱した議論が展開されました。

即興でやったので、へんてこりんな議論がでるのもご愛敬(社会人ディベータの名誉のために事例は上げません(^^;))。

自画自賛ですが、私のチームの
・親、教員、指導員はIT研修を受ける
というプランは有効でありました。
これはパートナーの方(「再発見!ディベートの効用」で話した方です)が「メリットなのだから、(問題解決だけでなく)もっと良いことが起こる、ということは言えないですか」というご意見の基に組み立てました。
制限を設けるので、(遊びとか不正アクセスをしている間はなく)有効パソコン使用の方向になる。IT研修はそれを促進する。という形にしました。

否定側は、カウンタープランとして
・ITの専門家が学校でインターネットの使用法を教える。
を出しました。これで議論がかみ合って面白くなりました。
(教室ディベートではCPは禁止ですが)

当分、有効で議論展開もおもしろい論題です。
これは私が土壇場で提案した論題です。えへ、またもや自画自賛。
ちなみにNAKO-Pさんもよくご存じの当クラブの顧問Sさんには、かっこ内を論題に入れて一文にした方がよいとのことでした。

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再発見!ディベートの効用

先日のディベート合宿に参加された方が興味深いことを言っておられた。
女性にはディベートが必要。特に専業主婦に必要だとのことだ。
家にいるとどうしても気分は鬱々としてしまう。結婚して2,3年は一緒居られれば楽しいが、それ以降は、夫と言えど、妻と言えど、一つの個人なのだからコミニケーションが必要である。男性には、会社、ビジネスの世界があるが、女性は外とのインターフェースが少ない。あまり個人としてコミニケーションをとるという訓練が成されていない。だから家族である夫や子供ともまともな対話が出来ずにいる。最悪のパターンは、別居とか離婚である。これは対話不能となった結果である。またはけ口がなく幼児虐待にも繋がりかねない。

この方のすばらしいのは、家庭内のコミニケーションを夫婦、親子ということではなく、人と人としての対話に着目された点である。

ディベートは、よく
・政治とか難しい問題を
・言葉でこねくり回して
・白か黒かを決めなくては気が済まない、
ゲーム(お遊び)の一種
と誤解されることがある。

大会とか見ているとそういう側面が無いこともないが、
コミニケーションとしてディベートは、

・政治問題を扱うことが多いのは、社会の規範みたいな次元で問題解決法を学ぶという目的がある⇒A社の○○問題、N小学校の学校運営等も政治という上位概念で思考することにより、アナロジーが適用できる。

・言葉をどのように使うかは重要である。表現方法を学び、表現力を向上させるのである。

・その課題に対して肯定、否定を両方を考えることによって多角的な見方を学ぶ。また自分の意見とは違う立場に立ってみる。

・勝ち負けは、それで何か決定するのではなく、アフターディベート、どうして自分たちは勝てたのか、負けたのかを考えることによって上記の能力をより向上させることに繋がるのである。

ってなことは、私自身も分かっているつもりだったが、専業主婦こそ!というお考えに触れ、再認識した。

いろんな立場、いろんな考えの人と交流し、自分自身を高められる両団体(目黒区新橋)はほんとにありがたいものである。

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ディベート合宿

私が所属しているこっちの団体でディベート合宿をしました。

なんか恐ろしげな合宿と誤解されそうなので、公の場で書いておこうと思いまして。

箱根仙石原にて15名で実施。

1日目は即興ディベート。
30分前に以下のような論題を発表します。
・日本は中学生以下の子供のインターネットの使用を制限すべきである。
(親、教員、指導員の元で使用することを義務づける)

2人か3人のチームが3つで1グループ
肯定担当
否定担当
ジャッジ担当
をつくり、それを3回して、それぞれのチームが同じ論題で、肯定・否定・ジャッジをすることができるというわけです。

今回は、ディベートを初めて間もない方や、ブランクがある方の結構いらしたので、準備時間を比較的長くとるようにしました。

それが終わると顧問の先生のレクチャー
「論題充当性」というディベートの考え方を御講義いただきました。

後は食事をして宴会。
(実はこいつが一番盛り上がります。ディベートの話はほとんどしません)

翌日は午前中から集合。
事前に配っておいた資料をもとに
・日本のすべての自治体は家庭ごみの収集を有料化すべきである。
の試合。やり方は前日と同じ。
13時近くまで。

みなさんでお昼の食べて終了。

ね、普通でしょ。

は?仙石原まで行って、観光はしないのか?ですと。
しませんでしたね。
やっぱ、怪しい変な団体でしょうか。

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レジ袋税雑感

緑が丘で久しぶりに試合をしたのでメモとして書きます。
論題は「日本はレジ袋税を導入すべきである」です。
知っている人は知っている今年度のディベート甲子園中学の部の論題。

私はFさん、Sくんと共に否定側。ディベータに復活したいなあと思っていたところ空きがあったのでほぼ飛び入り状態。
肯定側は、プランに"生分解しないレジ袋1枚当たり5円を製造者または輸入者に課税する"というプランクを入れてきました。網羅する範囲を狭め、使い方によっては肯定側に有利に働きます。しかし、試合後、顧問から「税を税たる認識をするのは消費者であるべきだ。製造者にかけてもあまり効果が見込めないのではないか」という指摘がありました。これは私もぼんやりそういうことは考えていました。生分解プラスチックを何らかの形で広める、ということはいいアイデアであると思います。

否定側はFさんの提案により、「全てのプラスチックレジ袋を廃止する」というカウンタープラン(CP)を持ってきました。うーん、残念、CPは甲子園は禁止されているので、同じ手は使えません。参考に聞いておいてください。

私、これすごい良いCPだと思いましたね。全廃CPは、○○を廃止すべし、王道CPで真っ当な試合が展開されます。CPはハンドリングが難しく、必ずしも否定側に有利とは限らない。3人でやるときは、3人ともCPの理解がしっかりしていないと墓穴を掘ることにもなりかねません。

さらにこのCP真っ当であるとともに、本論題の教育テーマである環境問題を考える、という意図にしっかりと合致している。私たちは社会人なんで中学生の教育的見地は考慮する必要もないのですが、大事な観点でしょう。実際、試合でもあんまり抵抗無く受け入れられました。緑が丘では、まだまだCP⇒ずるっこしいというイメージがあるので(^^;)、CPが理解されるということは重要です。K代表は「なんだかねえ」としぶしぶ否定側に投票されましたが(まだハンドリングできないのに、CP使いたがる人がいるということなのだが)。

プランに戻って、生分解、つまりバイオマスプラスチック(BBP)のことですが、使い方によってはよい議論ができると思います。ざっと、検索してもいいことしか載っていない。しかし、私はそんなはずないだろうと、ジュンク堂に行ったらありましたね。そのままの書名『バイオマス』京都繊維大学名誉教授・奧彬(あきら)著。
・BBPは、土に入れて消えてなくなるわけではない。
・BBPは、回収再生過程を経てこそ、意味がある。そのまま焼却するなら石油系と同じことだ。
・原料の植物はまだ限定されている。
肯定側に立てたば、これらをクリアしておけばいいわけです。
まあ、現時点ではBBPはレジ袋には向かない、とも奥先生は明言しているのですが。

この論題の眼目は、税をどのようにとらえるかは重要でしょう。環境を意識させるインセンティブとなるか、取れるところから取るという悪法なのか。そういえば、高校も炭素税という税問題でしたね。このTV番組で橋元弁護士が唯一有効なコメントが税とはなにか、というものでした。

レジ袋有料化が検討されているのはむしろ、本論題の理解を深めるのに有益と考えるべきでしょう。教室ディベート連盟では二杉先生がきちんとその点を解説されています。
中学生の部に参加される皆様へ

またスーパー、小売店側は元々レジ袋で儲ける必要はなく、有料で販売しなくていけないとなったら、定価1円でもいいわけです。サービス品ですからね。小売り価格をプランで固定するのは難しいでしょう。レジ袋の価格を上がるとバック持参が増える、というのは、小売店側にとってはメリットには成り得ないのではないでしょうか。

今回のためにゴミ問題の資料も読みたかったのですが、時間がなく、なにせ4日前に希望を出したわけで、手を付けられませんでした。先の奧先生の本と同シリーズである高月紘(ひろし)著『ごみ問題とライフスタイル』は良書だと思います。

簡単に書けるのはこんなところです。

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科学コミュニケーションとディベート

科学技術コミュニケーター(参考:北海道大学養成講座
のニュースを見たとき、なんだかなあ、と思った。
悪いことではないけれど、文科省さんはなんかこれを切り札と思っているのではないか、だとしたら、違うような気がする。何が違うのかそのときはわからなかったけど。

『遺伝』という専門雑誌が科学コミニケーションについて特集したらしい。
2005年1月号
「市民が反対する原因は、遺伝子組換え技術をはじめとする生物学の知識の”欠如”にあるので、遺伝子組換え作物は安全であることがわかる”正しい知識”によってその”欠如”を埋めることで批判は弱まり、導入がスムーズに進むことになるのだと、ところが実際は必ずしもそうではない」(同誌32ページ)

ここで、科学知識が
研究機関→報道機関→市民
の構造で固定してあるかのようである(同誌には理想モデルとして四面体モデルなるものが掲載されているが、これもありえないだろう。矢印が双方向になっているなんてそんなうまい話はあるものか)。
他の知識、政治や経済の知識を得る場合はこのようなことはない。
TVや新聞、雑誌、書籍など市民の側がフレキシブルにアクセスして知識を得るはずである。敢えてなんたらコミュニケーターの必要性はないはずである。
科学技術コミュニケーター、別に居てもいいが、もっと別のことも考えるべきではないか。

で、気づいたのはディベート思考の必要性である。
ディベート論題で遺伝子組換え技術は、定番なので、上記の例はそのまま適用できる。
世の中には推進派もいれば、危険視して否定的な意見を公表する団体もいる。
(先の記事は、何を媒介したものを「正しい知識」と言っているのか?)
遺伝子組換え技術の是非を知りたければ、その両者の情報を集める。できるだけ多く、と言いたいが試合をするわけではないので、「多く」より仲間と吟味する方が大切であろう。その際にディベート思考、クリティカルシンキングというものが役に立つ。
その検討した結果を市民が適宜に吸収していけばいいのである。

もちろん、ディベートというものを学ばないといけないわけだが。
これからは、市民NPOのツールとしてディベートを考えてみてはどうか。

ところで、
齋藤孝さんがディベートを誤解しているとのことらしいが、

・西田直樹氏のブログ

齋藤さんにはまず、ディベートはわからないだろう。彼は、伝統的な国語学習法を強化、発展させようと思っているらしいから、ディベート・議論術とは全く交錯しない。しかし、ディベートを批判するならば、正しく認識してからするべきである。上記のブログから判断すると、まともな情報収集はしていないだろう。学者としては問題アリだな。

ディベートが万能だとは思わないけれど、ディベート技術を身につけると、是非を的確に判断できる賢い人間になることは確かである。

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埼玉ディベートクラブ

埼デクこと埼玉ディベートクラブ に行って来ました。
行ったのは2週間ほど前なんだけど。
緑が丘の仲間である福地さんが主催しています。
例のディベート論題をやるというので勇んで向かったのであります。
「日本政府は出入国管理関係法令を改正し、原則すべての職種で海外からの移住労働者の雇用を認めるべきである。」

うーむ、JBDFのときはどうも消化不良で、すっきりさせたいと思ったのです。
ここは1対1を採用、しているわけではないようですが、福地さんと対戦しました。肯定:私、否定:福地さんです。
JBDFは2立式でここは1立式(時間も短い)であるので、事前に原稿を編集してはありました。でも、ちょっと考えが甘かったですね。JBDFで使ったメリットを2つとも言おうと考えていたので、現状分析を端折ってしまったのですが、それが良くなかった。よく見ると、メリットの説明の中で削れる資料がありました。

1立式と2立式では違う試合だと思え、と以前言い聞かせていたのですが、最近そんなふうに原稿を回したことがなかったので、コツをすっかり忘れていました。

プランで門戸は開くけれども、どどっーと入国してくるわけではない、というのが肯定側のポイントなのですが、それがうまく説明できていなかった。準備時間が浅いと、相手の議論の反駁は結構用意するのですが、自分たちの議論の守りが弱いというのはよくあることです。気をつけないといけません。

実は福地さんではなく、他の方がやるはずだったのですが、到着が間に合わなかったため、急遽原稿無し、で対戦してくださいました。やはりデメリットは「犯罪増加」と「経済圧迫」でした。メリットはいろいろありますが、デメリットはこの他にないような気がします。肯定側の方がやりがいがあるかな。これはJDAの優勝者もそう行っていました。

埼デク、フランクでかつ実践的な活動をしており、社会人にはいいクラブではないでしょうか。

福地さんに
「アマサイさん、近いんだからまたちょくちょく来てくださいよ」
と言われました。
もちろん、雰囲気はいい団体なのでまた行きますよ。
でも、職場は県内ですが、都心に帰る私には近くはないでげす(^_^;)


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海外労働者入管法論題やってみました。

久しぶりにJBDFで試合をしたので、そのことなど。

論題は今ホットな、大手団体JDA推奨論題なのだ、
「日本政府は出入国管理関係法令を改正し、原則すべての職種で海外からの移住労働者の雇用を認めるべきである。」
である。

個人的にシーズンオフなはずなので、出場できないのだが、先日のJDA日本語ディベート大会の決勝戦を見に行ってしまったのでやりたくなってしまった。
(同じいいわけをしながら、昨年の「アジア共通通貨」論題の試合をしてしまっている。なんのための自己シーズンオフなのか)

先の大会で準決勝までいったKM女史から資料全面提供。優勝した当連盟代表SN氏にも原稿をいただいた。

IH氏と試合約10日前にチームを組んで肯定側、相手は知る人ぞ知る、知らない人は誰も知らない(当たり前か)強力タグ・即席とんこつチーム。そのうちの一人SN氏は当連盟顧問と組んで優勝したわけだが、肯定側にJDA大会参加者がいないため、塩(肯定側原稿)を送ってくださったのである。

さて、いただいた資料とKIDL(http://homepage2.nifty.com/soar-sky/kidl/framepage5.htm)のモデルを読み込んで第1立論を作る。メリットは経済効果と多文化共生社会にした。多文化(*)はKM女史の力作、経済はより集めればなんとかなる、おいしいとこどりである。

*タイトルだけではまねっこできないと思います。ノウハウは保持されております>KM様

デメリットへの反論は、IH氏におまかせで関与していない。まあ、犯罪は言ってくるだろうなと思う。

リサーチの手間は省けたとは言え、準備期間は少ないので心配がつのる。

で、試合。
とんこつチームは不調なようであった。やはり犯罪増加とコスト増大デメリットだったのだが、隙だらけだ。IH氏がうまくそれを突いてくれた。前日に「労働ビザ取得の詳細について調べてきます」と言っておられたが、その結果は功を奏した。
全職種に開放してもそう簡単には日本で働けんのよ。

で、結果は5対5の引き分け。
えっ、うちが勝っただろうが、不満に思ってしまった。とんこつたちの口車に乗せられてしまったか。

と思ったのだが、私たちはデメリット攻撃はうまくいった(と思った)が、自分たちの議論の保持、再構築が不十分であった。

特に多文化共生は問題解決性がわからないというコメントがあった。そうか、そうか私が第1反駁でしっかりと解決性カードを伸ばさなくてはいけなかったのだな。経済の話はイーブンだと考えていたが、(私たちの主張)のマクロ経済に対して(否定側の)ミクロ経済で解決するとの考え方もある。そーいう問題ではないと思うだが、ここも私の反駁が足りなかった。それにしてもミクロ対マクロという経済の議論はどう判断すればよいのでしょう。誰か教えてください。自分でも調べてみますが。

ふーむ。即ち今回の試合は、肯定側第1反駁(1AR)である私の力不足に他ならない。もっと修行必要である。1ARの女王と呼ばれる日まで。

この論題にかかわるみなさんはすでにリサーチ進んでいらっしゃると思いますが、

・井口泰『外国人労働者新時代』(ちくま新書 288)
・労働省及びその付属研究所の報告書等
は必読でございます。

がむばってください。


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ディベートについて

自己レス
>こういう世論と大学生や社会人がやっている議論との
>乖離がディベート普及がいまいちな理由じゃないかと思う。

別に乖離があることは悪いことではない。
「おお、こういう考え方もあるのか」と目から鱗が落ちる、という思いをさせるのもディベートのよさ、使命である。
それに、「炭素税と地球温暖化は関係なし」「地球温暖化でなにが悪い」「温暖化は今始まったことではない」という議論はトリッキーではないし、ネットで探せば容易にでてくる。

勉強を始めたころディベートで複眼思考できる、とよく聞いたものだ。
(複眼思考という言葉は当時の一種の流行語であろう)
いろんな方面から物事を見なくちゃいけない、と教えてくれる本や人はあっても、その方法は提示されることはなかった。

また、80年代に「朝生」だけでなく多くの討論TV番組が登場したが、それらは単なる言い合いにしかすぎなかった。しろうと司会者は「どちらの側にも言い分があり、あちらを立てればこちらが立たずといった感じで、」とか意味のない言葉でまとめてようとしていた。言い分があるのははじめからわかっていることではないか。人々はすぐにその手のものに飽きてしまった。「朝生」自体は一種のエンターテイメントのようになって長く続いているが(最近見ないような気がするが、不定期な特番扱いになったのだろうか)。

とは言っても、ディベートは条件が揃わないと収得はできない(対戦相手とジャッジ、最低3人いないとね)。その点、最近教本や参考文献が出てきたクリティカルシンキングはディベートより収得容易な気がする。また、ビジネスに役立つディベートというはちょっと無理があるが、クリシン(一部関係者ではそう呼ぶ)は適切であるように思う。

ちょっと意外だったのは、クリシンが主に心理学から派生したことである。論理学や哲学からじゃないんだーと思ったのだ。関係はあるはずだけど。

なんて具合にここではディベートにまつわること、社会とディベート、みたいなことを書いていこうかな。次回は、いつになるかわかりませんが。

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2005年ディベート論題

ディベートのカテゴリを作っているのでたまには何か書こう。
日本語ディベート大手団体JDA及び教室ディベート連盟が推奨する論題。

HPはここ
JDA
教室ディベート連盟

■JDA2005年度前期推薦論題
「日本政府は出入国管理関係法令を改正し、原則すべての職種で海外からの移住労働者の雇用を認めるべきである。」
(参考英文)
Resolved: That the Japanese government should allow the employment of migrant workers from overseas in all or most workplaces by amending the immigration laws.


■全国ディベート選手権(ディベート甲子園)の論題
 主催:全国教室ディベート連盟・読売新聞社

●高校の部 日本は炭素税を導入すべきである。是か非か。
 *炭素税とは化石燃料の輸入及び製造にかける税とする。
 *税額は炭素1トンあたり一定額とする。

●中学校の部 日本はレジ袋税を導入すべきである。是か非か。
 *レジ袋とは買い物などで、商品を運ぶために街の商店やスーパー、コンビニから無料又は有料で受け取る手提げ袋のことをいう。
 *客はレジ袋を1枚渡されるごとに5円を支払い、店は所在する市区町村に納入するものとする。
 *納められた税金は市区町村の環境対策費にあてる。
 *2007年4月1日より実施する。

-----------------------------
海外労働者論題は昔から行われている。アジア諸国からの出稼ぎ違法労働者が目立ち始めた80年代からか。ディベート初体験は、この論題でした。
私の恥ずかしい話はここ

「出入国管理関係法令」としているのは、議論の厳密さを維持するため、こういうのがないと大学生はトリッキーなへんてこな議論を出す恐れがあるから。例えば、、、というのはわからない。私は大学ESSディベート出身じゃないんで。

中高生の論題に*(付帯条項という)がついているのも同じ理由。また、学校学習の一環なので無作為にやるのではなく、リサーチの範囲を限定させるためでもある。

年頭から今年のディベート甲子園論題は環境関係ではないかと言われていた。愛知博もあるし(関係あるのか)。

炭素税はJDAでも2年前にやった(NAFAのモデルアーギュメント・2003年後期参照)。
決勝戦では温暖化の話とか全然出てこなかったんだよね(JDAHPに収録されています)。
ディベート知らない人から見たら、炭素税の効果は地球温暖化防止じゃないのかと思われるだろう。こういう世論と大学生や社会人がやっている議論との乖離がディベート普及がいまいちな理由じゃないかと思う。
JDAの決勝戦をなんの知識もない人もない人が見たら「なんじゃーこりゃ」っていう世界ではないか(実際そういうふうに言われたし)

(万が一)この論題リサーチのためぐぐってこの記事に当たった方。
申し訳ない。ここにはディベートに役立つことは何も書いていません。
残念!じゃなくて、リサーチがんばってください。

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近頃、私のディベート活動

趣味:ディベートと玄関先に書きながら、1ヶ月経っても全然出てこないのはまずいだろうか。わたし的には、試合をしてるときだけじゃなくて、仕事してるときなんかもディベーターだと思っているのだが。遊んでるときとかは、そういうロジックははずしたいです(^_^;)。

先日、「ディベートラボ」なる団体の会合にいきました。その名のとおり、所属団体の垣根を越え集まった実験的なグループです。

出席したのは、室長のA2氏、その大学の後輩AY氏、私を含めてあとの4人は、うちの組のもんじゃないの。(私と入れ違いにSK大学・院生のK君がいたけど)
現役学生さんは、それどころじゃないでしょう。
メンバーも社会人が多い。

で、これから何をやっていこうかという話。
ラボなんで実験計画ですな。
みんなが一致しているのは、大会の開催。
1人制のリンカーン・ダグラス形式っぽいのがいいんではないか。
(現行社会人・学生がやっているのは多くは2人制)
ぶっちゃけ、1人制にすれば、最低両サイドとジャッジ、3人でできちゃうわけだから。

1人制いいんじゃないのと言われながら、実現したことはない、ないと思う。やっぱ日本人はチームワークっつのが好きなのかな(米国でも2人制が主流みたいだが)。ディベートってコミニケーションの一種だから、対立関係との対話と共に、仲間関係の対話も学習項目となるのでしょう。

なんでディベートなんかやってるかっていうと、こういうこと(どういうことじゃい)。
今までのバックグラウンド、現在の仕事・環境とは違った人たちと何かやれるということ。
それも異業種交流というゆるい共通項じゃなくて、ディベートというかなり強い志向性を持った人たちといろんな考えを分かち合えるということかな。

[取消線]でも、みんな会社員・公務員のくせしてへんなやつらばかり。個性つーか、毒っけがありすぎる。時々だけど、あまり長時間一緒にいたくないときがある。まあ、そんなに長く一緒にはいないけど。
えっ、それはあんたもだろって。
ふーむ、それは否定できませんな。[取消線]

知的な人たちばかりで一緒にいると時間を忘れるくらい楽しい。
次回の会合が待ち遠しい。

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